図書センジョウ ノ サバイバル000023311

戦場のサバイバル

サブタイトル1~10
グリンベレー
編著者名
柘植 久慶 著者
出版者
原書房
出版年月
1988年(昭和63年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
339p
ISBN
4562019220
NDC(分類)
391.3
請求記号
391.3/Ts39
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
参考文献:p337
和書
目次

1 装備と服装を選ぶ
装備の選択には原則がある
水筒は必ず複数を携行する
装備の収納場所は、事前に決めておく
ジャングル戦では、軽いブッシュ・ハットを用いる
2 武器を選択する
敵の武器は、安全を確認して使用する
隠れている敵には、手榴弾を頭上で爆発させる
ジャングル戦では、散弾銃が威力を発揮する
3 衛生に気を配る
重傷者は、モルヒネ注射で眠らせる
少量のアルコールが闘志をかきたてる
太い輪ゴムを止血に利用する
戦場では、なによりもニオイに注意する
4 補給を考える
必要最低限の一〇~二〇パーセントを予備として加える
補給なしを想定して作戦をたてる
ベースキャンプ方式で物資を手に入れる
5 栄養補給に気を配る
栄養剤で不完全な食事を補う
戦場で生き抜くのにヴィタミンとミネラルは欠かせない
空腹を満たすだけの食事は十分ではない
6 ナイフを使いこなす
ナイフは、グリップを慎重にチェックして選ぶ
銃剣に対しては、必ず銃剣で立ち向う
白兵戦は、三〇秒で終わらせる
7 敵の言語を覚える
現地語は、わかっていても知らないふりをする
通信の傍受は、複数に聴かせてチェックする
敵兵のヴェトナム語がわかって、命拾いした!
共産圏では、言葉の知ったかぶりは危ない
8 休息と移動を効率よくとる
平原では、各人一〇メートルあけて進む
五五分行動し、五分休む
足を清潔にし、ツボを指圧する
一粒の甘いものが疲労をやわらげる
9 身を隠す術を学ぶ
身を隠したら、まず味方にチェックしてもらう
つねに太陽を背にして戦う
迷彩は、時・場所・場合に合わせて変える
身を隠すには、四つのポイントが鍵となる
10 音をたてずに行動する
たった一つの音が、作戦の失敗を招く
音をたてたら、その場で応戦の構えに入る
装備品に隙間ができたら、新聞紙を詰めておく
足音を小さくするには、カカトから接地する
11 足跡を読む
人数は、アメリカ陸軍方式で割り出せる
男女の違いは、ツマ先の向きにあらわれる
ニセの足跡は、カカト部分に崩れが見られる
足跡は、敵の進む方向にそってつけるのがいい
12渡河技術をマスターする
河は二名一組のフォーメーションで渡る
どんな場合でも、全員で河を渡ってはいけない
敵が接近していたら、河幅のある地点では渡らない
13 通信に精通する
通信兵は、つねにティーム・リーダーのそばを離れない
敵の支配地域では、音で合図する
通信機は、真っ先に狙われる
14 戦場の生物学
毒ヘビは、煙草のニコチンで防ぐ
サヴァンナでは、ツェツェ蝿にとくに気をつける
軍用犬には、銃剣か大型ナイフで対抗する
15 戦場の植物学
狙撃兵のカムフラージュを見破った!
一本の木の枝から、異状を察知する
野生の果実は、虫が喰っていたら食べられる
16 敵にさとられずに火をたく
火は、煙、ニオイ、明るさに用心して燃やす
濡れた薪は、刻みをつけると燃えやすくなる
建物のなかでたく火は、意外に発見されやすい
零度の水を一分間で熱湯にする
17 飲料水に注意する
生水は、絶対に浄水錠なしでは飲まない
澄んだ水でも、まず疑ってかかる
サバイバルは、聴くだけでなく、自分でやってみる
ノドが渇いたら、舌で犬歯をしゃぶってみる
18 戦場で安全に食事する
満腹時に、腹に被爆すると命がない
食事は、たがいに背中を向けてとる
食後は、必ず三〇分間の休みをとる
車座になっての食事は、絶対に避ける
19 最小限の明るさに慣れる
夜間の可視力は、ヴィタミンAがつくる
行軍は、早目に切り上げ、夜に備える
夜襲は、晴天よりも雨天の日に成功率が高い
20 雨露をしのぐ
雨降りは、暑くてもポンチョを着用する
雨やどりしたら、すぐに脱出ルートを確認しておく
野外では、屋根と火のたける場所を確保する
小屋で雨やどりをしてはいけない
21 警戒線を設定する
警戒線の範囲は、敵の攻撃を想定して決める
装備は、身体を一回転して届く範囲に置く
警戒線のワイヤーは、地上二〇センチのところに張る
22 状況判断に強くなる
作戦計画は、地図と航空写真のチェックから始める
戦場の判断に模範解答はない
勝負は、予備兵力投入のタイミングで決まる
23 単独行動に慣れる
一人になったら、まず自分の現在地をつかむ
敵を発見してもあわてない
ジャングルでは、ナマケモノの動きをまねする
人家があっても、決して安易に近づかない
武器がなかったら,強引に敵から奪う
24 仕掛爆弾を見抜く
仕掛爆弾には、必ずサインが残されている
ヘリコプターは、接地の瞬間が危ない
25 狙撃兵を掃討する
狙撃兵には、三人一組の狙撃班で対抗する
榴弾で隠れた狙撃兵を追い詰める
狙撃兵に身をさらす時間は、一秒以内にとどめる
26敵の捕虜をとらえる
二名の捕虜をとらえたら、必ず別々にしておく
戦闘中は、投降してきても無視する
ゲリラ戦では、現地人はすべて疑ってかかる
27 重傷者は放置して戦う
負傷者の手当に、気をとられていると危ない
戦闘中は、重傷者が出ても救出に向わない
戦場では、無傷の者の安全を優先する
28 弾薬切れに注意する
ムダな発砲はしない
全弾を射ちつくしたら、予備の弾丸で切り抜ける
29 敵情を偵察する
偵察行動中は、声を出さず手で合図する
敵の兵力が少なかったら、交戦して情報を集める
待ち伏せされたら、迂回して反撃する
偵察は、三方向に進ませてチェックする
軍用犬は、向い風のなかを進ませる
30 攻撃をかける
攻撃の成否は、タイミングで決まる
攻撃は、一番威力のある武器で口火を切る
機関銃陣地は、対戦車ロケット砲でつぶす
敵の兵力がわからなくなったら、発砲をやめてみる
31 空からの攻撃を撃退する
航空機には、横一列に散開して応戦する
ヘリに襲われたら、逃げずに戦うのが最高の策だ
32 装甲車輌に反撃する
戦車は、まずキャタピラを狙って動きをとめる
戦車は、小回りのきく小型車両で片づける
33 相互支援を活用する
市街戦では、〈バディ・システム〉が効果を上げる
戦場では、絶対に相互支援を崩さない
待ち伏せされていたら,一点を集中的に銃撃してみる
34 敵陣へ突入する
敵陣地は、迂回と砲爆撃を併用してつぶす
偵察隊を何度も送って、敵陣の弱点をさぐる
敵司令部は、ヘリによる垂直降下で一気に制圧する
発煙手榴弾で地下壕の出入口を発見する
35 白兵戦に勝つ
白兵戦は、先手をとれば、まず勝てる
銃剣が抜けなくなったら、迷わず引金をひく
格闘戦では、銃剣は絶対に大振りしない
敵を倒したら、必ず止めをさすのを忘れない
36 占領地を確保する
奪った陣地をそのまま使用するのは、絶対に避ける
追撃は、敵の逃げ道を残しながらやるとうまくいく
撤収は、攻撃よりも難しいことを知っておく
撤退は、相互支援の原則を活用する
37 地雷から身を守る
地雷は、収納方法をマスターしていれば問題ない
地雷の敷設には条件がある
地雷原は、銃剣で突破する
38 市街地で戦う
窓越しに敵を発見したら、照準は二の次でまず発砲する
退却が予定の行動にみえたら、仕掛爆弾に注意する
都市の両側に高地があったら、まず占拠する
銃口は、外壁の線よりも内側で構える