図書カラフト ノ ヒ ワ シズム000023160

樺太の陽は沈む

サブタイトル1~10
ソ連兵、国境を突破す!
編著者名
帆足 弘 著者
出版者
日本文芸社
出版年月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
230p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/H81
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

一 絶望と失意の潰走
白い米の帯
一歩でも祖国に近く
地獄への道
家族を求めて
近づく黒点
炭鉱のまち塔路
坑内避難
大量爆死計画
生き別れ

二 近づく敗戦の足音
無気味な静けさ
玉音放送
真っ赤な閃光
押し寄せる危機
ソ連軍の上陸
決死の斬り込み隊
別れの杯
樺太庁からの伝達
餓鬼道の亡者
野宿
帰らぬ降伏使者
木樵みち
逃避行

三 極限をさまよう!
東か西か
置き去られた老人
国境警備隊
自決した人々
看護婦の集団自殺
家族の消息
路傍の施し
便乗
西海岸に辿り着く
妻子との再会
逆もどり

四 異民族支配の下に
混乱と無法の日々
ある歯科医の手記
丘に立つ卒塔婆
廃墟のわが家
一俵の米俵
密航者
敵軍接触の段取り
赤い旗の四輪馬車
思わぬ歓迎
復興の第一歩
民政官の来塔
銀狐の襟巻
石炭採掘再会
祖国日本への想い

五 無法時代の人びと
司令部の人たち
牛泥棒
血の油いため
酒乱
酒場の開設
工業用メチール
通訳崔君の死
天才少年
飢えたロシア男女
泥棒市場
少将夫人
ロシヤ女の訴え

六 混乱の中の男と女
女の悲鳴
街の噂
血の滲んだ畳
自白
人肉売り
現場検証
真昼の強姦
敗戦国民のつらさ
事情聴取
女軍医
襖越しの通訳
軍事裁判
夫婦げんか
ある主婦の訴え
水神様のお告げ
不審な男
砂地の片腕

七 さらば樺太の街よ
軍政司令部の閉鎖
人夫あつめ
言い争い
晴れて無職に
一時しのぎ
袖の下
引き揚げ許可証
こみあげる涙
引き揚げ者収容所
別れの挨拶
深い傷あと
一路祖国をめざして
帰国してから