宇都宮市史 第3巻
第1章 宇都宮二荒山神社
豊城入彦命
大和朝廷の東国経営
二荒山神社信仰
明神と宇都宮氏
宇都宮氏との結びつき
宇都宮明神の規模
第2章 宇都宮氏の興起
宇都宮氏の系譜の吟味
系譜に見る出自
宇都宮氏の下野進出
鎌倉御家人としての宇都宮氏
養和・寿永期の宇都宮氏
宇都宮氏の勢力拡大
宇都宮氏の危機
北条政権下の宇都宮氏
第3章 宇都宮弘安式条の成立
式条の成立
御成敗式目の制定と宇都宮弘安式条
「式条」の写本と研究小史
「式条」の内容と特色
「式条」の概要
「式条」の世界
第4章 宇都宮歌壇の誕生
宇都宮歌壇の展開
宇都宮歌壇の発生期
和歌活動の開花
新 和歌集以後
新 和歌集
書名
成立
撰者
伝本
内容
その他の歌業
信生法師集
前長門守時朝入京田舎打聞集
沙弥蓮瑜集
播麿入道西円そのほか
第5章 中世仏教の興隆と浸透
浄土宗
宇都宮頼綱・朝業兄弟の帰依
時宗
時衆二祖他阿上人(真教)と関東
時衆過去帳に見える宇都宮一族
一向寺の建立
長楽寺の建立
法華宗
宇都宮貞綱と法華宗
妙金寺の建立
妙正寺の建立
妙国寺の建立
板碑の造立
浄土思想の関東浸透
板碑の概念
市内の板碑
その他の石塔類
五輪塔・宝篋印塔の起源
市内の石塔
禅宗
禅宗の普及
宇都宮氏と禅宗
日光山と宇都宮氏
日光山
宇都宮氏の進出
中世寺院の開版事業
下野の開版
宇都宮の開版
第6章 南北朝の動乱と宇都宮氏
宇都宮公綱と紀・清両党
鎌倉幕府の滅亡
建武の新政
南朝と足利勢力
観応の擾乱とその後の宇都宮氏
観応の擾乱と宇都宮氏綱
宇都宮氏の守護職補任
上杉憲顕の復帰と関東の情勢
宇都宮氏・平一揆の反乱とその後の関東
第7章 室町・戦国時代の宇都宮氏
足利基氏と小山義政の乱
小山義政の乱
裳原の合戦
足利持氏下の宇都宮氏
上杉禅秀の乱
続く戦乱
永享の乱
結城合戦
結城城攻め
動乱の終結
古河公方と宇都宮氏
宇都宮等綱・明綱と古河公方
宇都宮氏の内訌
戦国時代の宇都宮氏
興綱・尚綱・広綱
後北条氏と宇都宮氏
宇都宮一族の支配領域
中世の交通
東寺文書にみる宝菩提院僧都の宇都宮下向
第8章 民衆と僧侶・文人たち
在地職人の活躍
宇都宮の鋳物師
宇都宮の刀鍛冶
民衆の抵抗
興禅寺領中里郷
石那田郷
信仰と芸能
宇都宮明神と和歌
祭礼と芸能
文人の来遊
宇都宮氏と京洛の歌人たち
民衆の文芸
三宝院僧正尭雅の関東下向
「尭雅僧正関東御下向四度之記」について
尭雅の下野における足跡
第9章 宇都宮氏の没落
宇都宮氏の改易
『下野国誌』の所伝
太閤検地
改易後の宇都宮氏
国綱の足どり
諸国の宇都宮氏
第10章 宇都宮の中世遺跡
池辺郷と古多橋の駅
城館跡
地理的分布
占地状態と城館
農業遺跡
農民の労苦
水田遺構
第11章 神社支配と伊勢・熊野
宇都宮二荒山神社
宇都宮氏と二荒山社務職
宇都宮氏歴代当主と二荒山神社
今宮神社
宇都宮氏と今宮明神
今宮明神と頭役
綱神社と大倉神社
綱神社の勧請
大倉神社の勧請
建築上よりみた両神社
熊野信仰と宇都宮氏
中世における社寺参詣
熊野信仰の普及
宇都宮における熊野信仰
伊勢佐八家と宇都宮氏
信仰の普及
宇都宮氏への浸透
第12章 日光山領下の村々
宇都宮氏と遊城坊との関連
遊城坊の沿革
板橋郷と中世遺跡
日光山領の村落
常行堂仏供米と石那田郷
「衣服料」負担の村落
いわゆる「茄子盛」について