死者よ語れ

第１部　大江健三郎
ヒロシマへ出発した青年
『ヒロシマ・ノート』―その位置
倉橋由美子
悪夢と「穴」
増田みず子
家出の誘惑
宮本輝
『愉楽の園』
宮城谷昌光
『王家の風日』
第２部　吉本隆明
ユートピア思想としての「自立」
憎悪の哲学　吉本隆明のばあい
書評五篇
対談　吉本隆明と現在―遠丸立・松岡俊吉
遠藤周作
遠藤周作における罪と悪
遠藤周作の昭和五十年代
『悲しみの歌』
野坂昭如
主要モチーフからみた野坂昭如
作家の性意識
『アドリブ自叙伝』
三島由紀夫
小児性―このアンバランスな人間
三島由紀夫のナルシシズム―『豊饒の海』を中心に
三島由紀夫の反社会性
島尾敏雄
特攻艇隊長　島尾敏雄と夢の小説
一覧あり