図書目録ロンソウ ナナヒャク サンジュウイチ ブタイ資料番号:000020847

〈論争〉731部隊

サブタイトル
編著者名
松村 高夫 編者
出版者
晩声社
出版年月
1994年(平成6年)4月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
302p
ISBN
4891882387
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Ma82
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
付(8p):用語の手引き
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

はじめに
ハルビン郊外に遺る現代史の汚点
明らかにされた悪魔の飽食の事実
ふたたび抹殺される七三一部隊
無念の涙と怒り
法廷での証言と第二審判決
戦争責任と世界の常識

Ⅰ 松村高夫意見書
第一 本件検定経過について
一 問題となっている教科原稿の内容
二 検定意見の内容
三 検定意見に対する意見申立て
四 意見申立てに対する文部大臣の決定とその理由
五 第一審における当事者双方の主張・立証の要点
六 一審判決

第二 七三一部隊に関する研究状況
一 一九八三(昭和五八)年以前と一九八四(昭和五九)年以後を統一的に把握する必要性
二 一九八三(昭和五八)年以前の七三一部隊に関する研究状況
1 七三一部隊の基礎資料-『ハバロフスク公判書類』と関連文献
2 一九七〇年代及び一九八〇年代初期の研究状況
(一)『悪魔の飽食』について
(二)「学術研究」とオーラル・ヒストリー
(三)『消えた細菌戦部隊』について
(四)ジョン・パウエルの研究について
3 アメリカによる七三一部隊調査
(一)『ハバロフスク公判書類』とアメリカによる調査
(二)「フェル・レポー」
(三)「ヒル・レポート」
4 本件検定当時に明らかになっていた史実
三 一九八四(昭和五九)年以降の七三一部隊に関する研究状況
1 一九八四(昭和五九)年以降の文献
2 七三一部隊作成資料の発見
(一)イペリットガスと破傷風菌による人体実験
(二)流行性出血熱の研究
3 七三一部隊作成資料発見の反響
(一)日本での反響
(二)外国での反響
4 その他の資料の発見と文献の刊行
5 中国による資料の刊行と各国資料との相互論証関係
(一)人体実験の事実を知っていた責任者の範囲
(二)安達における野外人体実験
(三)従来の研究に付加・再確認した諸事実
(四)各国資料間の論証関係

第三 一審判決の問題点
一 一審における秦証言批判
1 『ハバロフスク公判書類』をめぐって
2 人体実験をめぐって
3 「フェル・レポート」をめぐって
二 一審判決の形式的破綻と、その破綻を生み出した根本的原因
1 一審判決が法的判断の基礎としたはずの事実認識=一九八三(昭和五八)年検定当時の学界状況
2 一審判決の矛盾
3 判決の破綻をもたらしたもの
第四 むすび

Ⅱ 松村高夫証言(家永側証人、歴史学者)

Ⅲ 秦郁彦証言(国側証人、歴史学者)

Ⅳ 〈解説〉家永裁判と七三一部隊(兒島俊郎)
はじめに
1 なぜ「七三一部隊」が法廷に持ち込まれたのか?
2 第一審・加藤判決(一九八九年)批判
3 第二審・松村証言(一九九一年九月)の特徴
4 第二審・秦証言(一九九一年一〇月)批判
5 七三一部隊をめぐる最近の研究・運動の発展

Ⅴ 七三一部隊に関する第二審(川上)判決批判(渡辺春己)
<第二審(川上)判決>
一 はじめに-家永側の主張と第二審(川上)判決の特徴
二 第二審判決の誤り
三 最高裁での闘い

資料
<資料1>ヒル・レポート(総論)
<資料2>フェル・レポート(総論)
<資料3>一九八三年までに刊行された七三一部隊に関する文献リスト

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