図書タイリク ノ ハナヨメ000020827

大陸の花嫁

サブタイトル1~10
「満州」に送られた女たち 教科書に書かれなかった戦争 part 12
編著者名
/陳野 守正 著者
出版者
梨の木舎
出版年月
1992年(平成4年)7月
大きさ(縦×横)cm
21×
ページ
238p
ISBN
4816692042
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Ky4/12
保管場所
開架一般
内容注記
和書
目次

第1章 満州に渡った「大陸の花嫁」たち
四二年後の帰国-根津マツさんの場合
集団自決は避けられなかったのか
大陸の花嫁誕生
日本が戦争に敗れた
中国人との結婚
日本人の加害と被害
開拓の先駆者
中国人に売られた古田土キイさん「開拓の先駆者は女たち」
大陸の花嫁たちへのインタビュー
「非国民」の兄をもつ嫁だからと離婚される(矢沢レイさん・長野県)
相手の写真を見ることなく結婚(岡田千諭子さん・広島県)
大陸の花嫁希望(竹野菊枝さん・広島県)
親孝行になるならば(駒村勝さん・長野県)
宣伝に心ひかれて(古屋きみえさん・長野県)
ニュース映画で知った大陸の花嫁(国分なつよさん・福島県)
満州は日本の国と思っていた(大久保初枝さん・福島県)
お国のために(川崎かね子さん・静岡県)
現地で恋愛結婚(小関タマさん・山形県)
両親は反対しなかった(関志づ江さん・茨城県)
勤奉隊の女性たち
第2章 現地で待っていたもの
産めよ殖やせよ
「匪賦」に襲われた花嫁
現地に着いた途端に夫との別離
土饅頭のような家屋
ホームシック
「産めよ殖やせよ」
野の花の慰め
視察者の見た現地生活
雨宮与志さんの話
『主婦之友』特派員・吉屋信子の記録
女性たちのたたかい
同志の集い
第一次宝石義勇隊開拓団の軌跡
開拓団を後にする
苦難の幕開け
第3章 花嫁たちの犠牲はなぜ大きかったか
関東軍のうらぎり
関東軍に殺された開拓民
男子団員根こそぎ召集・動員
二つの開拓団から
中国人の恨みと憤懣の爆発
土地を追われた中国人・朝鮮人
土地を奪われた朝鮮人へのアンケート
現地民の開拓団襲撃
集団自決
女性ゆえの犠牲
母親に絞め殺された娘
引揚げ後も続く母の苦悩
犠牲は幼児から
婦女子の犠牲は男子より大きかった
日本人の傲慢と貪欲と蛮行
戦争と開拓団
開拓団の悲劇は満州移民政策とその実施からはじまった
国体護持を最優先してポツダム宣言を受諾
ソ連軍の占領政策への疑問
日本人の傲慢と貪欲と蛮行
第4章 大陸の花嫁はどのようにして送り出されたか
大陸の花嫁養成機関について
女子拓植指導者の養成
女子拓植講習会
東亜建設女子同志会の結成
開拓女塾
女子拓植訓練所の設置
配偶者斡旋協議会の設置
花嫁養成の実態
最初の大陸の花嫁
大陸の花嫁講習会はじまる
本格的な取組を迎える
現地に開設された開拓女塾
長野県立桔梗ケ原拓務訓練所の創設
訓練所の生活
開拓女塾誕生の経緯
佐々木春子さんの回想
大陸の花嫁を選んだ動機
自分の意志で
大陸にあこがれて
お国のために
町村役場への割り当て、教師のすすめ
貧しさのために
結婚難
宣伝にひかれて
縁故関係
困難だった花嫁送出
大陸の花嫁訓練の実績
国内の事情は大陸の花嫁どころではなかった
新聞も花嫁送出に協力した
第5章 おろかもの之碑
女性たちを待ちうけていたもの
「異民族のタネ」は根絶せよ
引揚げ者への差別
「お前たちの分はない」
再入植した人
引揚げ者への保障について
開拓民の場合
ドイツの場合
移民の父加藤完治の責任のとり方
「一番大切なことは国体の護持」
おろかもの之碑
巧妙な衣替え(岸信介氏 鈴木俊一氏)
昭和天皇と大日向村開拓団
おろかもの之碑
それぞれの発言と行動
事実を知ることから-武市文恵さん
「侵略という車に乗ってしまった」-矢沢レイさん
国の扇動にのってはいけない-福岡三つめさん
平和と環境問題に取り組む-深谷富士子さん
悔い改めと希望と-川西田鶴子さん
年表有