Zero fighter藤田隊長と太平洋戦争
第一章 零式艦上戦闘機の誕生
源田実対柴田武雄の用兵論議
画期的新鋭機の登場
第二章 藤田怡与蔵
生い立ち
海軍兵学校入校
手荒い江田島生活
憧れの飛行学生となる
抜群の操縦技倆
中国前線から空母「蒼竜」乗組
零戦の究極技「捻り込み」
訓練を重ねた洋上航法
藤田の名人芸、二〇発中二一発命中
源田参謀真珠湾攻撃を明かす
第三章 ハワイ真珠湾攻撃
機動部隊単冠湾を抜錨
藤田等真珠湾に殺到す
飯田中隊長自爆す
藤田機、エンジンに被弾
筆者先輩の航跡を翔ぶ
真珠湾攻撃の評価
好漢飯田房太大尉
西開地重徳一飛曹の悲劇
二航戦、帰途ウェーク島を叩く
第四章 機動部隊西方に転戦
破竹の海撃
当時の機動部隊と搭載機
年功序列と信賞必罰の日米海軍
日米の機銃の性能と射法
第五章 ミッドウェー開戦
ドゥリットルの東京初空襲
史上初、空母対決の珊瑚海海戦
機動部隊、自信満々瀬戸内を襲撃
ミッドウェー島攻撃開始
藤田、上空直衛に奮戦
藤田空母の機銃に射たれ落下傘降下
藤田を狙う駆逐艦「野分」の機銃
藤田記憶を喪失す
人間の記憶の不確さについて
ミッドウェーの運命の五分間に異説あり
零戦対抗策、サッチウィーヴ戦法
サッチ少佐と藤田との対決
零戦の性能、米軍に解明さる
「飛鷹」で錬成に当る
第六章 ガダルカナル争奪戦
敵ガダルカナルに上陸
チャンスう逸した第一次ソロモン海戦
レーダーで苦戦、第二次ソロモン海戦
ガ島攻防の鍔ぜりあい
戦術的勝利南太平洋海戦
ラバウル進出の藤田、ガ島で被弾
戦艦を喪失した第三次ソロモン海戦
リンガ沖海戦に凱歌、厳しい航空戦力の消耗
藤田再びラバウルへ、ガ島撤退作戦に協力
「イ号」作戦と山本長官の戦死
暗号の作製と解読
第七章 中部太平洋の死闘
敵沿岸監視員の活躍
パイロットの養成について
築城航空隊に転勤
夜間戦闘機「月光」の活躍
グラマンF六F(ヘルキャット)の出現
第一線パイロットの本音
坂野少将の舌禍事件
大規模空戦とその戦果
エース岩本少尉という男
敵VT信管付砲弾の威力
窮余の策、爆装零戦出撃す
トラック基地敵の常套手段に壊滅
原始的な三号爆弾とラバウル航空隊の消滅
藤田、雷電隊隊長となる
あ号作戦(サイパン沖航空戦)発動
雷電隊増援に発進
藤田、グラマンヘルキャットと空戦
第八章 比島攻防戦
藤田、紫電隊隊長となる
新鋭戦闘機「紫電」について
エンジン出力を高める努力
藤田、フィリピンに進出
T攻撃隊の幻の台湾沖戦果
捷号作戦(比島沖海戦)発動
「銀河」出撃す
神風特別攻撃隊の突入
比島戦で底をついた航空戦力
藤田、特攻を拒否
戦闘機パイロットの戦死、殉職について
最強戦闘機隊三四三空(紫電改)をへて敗戦
日米戦は回避できたか
参考文献有り