長崎市長への7300通の手紙
- サブタイトル
- 天皇の戦争責任をめぐって
- 編著者名
- 径書房 編者
- 出版者
- 径書房
- 出版年月
- 1989年(平成1年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 25×
- ページ
- 158p
- ISBN
- NDC(分類)
- 323
- 請求記号
- 323/Ko64
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
一九八八 十二月七日-十二月二十日
日本人として情けない行為
数千人の餓死体をふみ越えて
軍服からセビロ、ソフト帽へ
くさりきっていない日本
一つのくさび、大きな意義
事実は神でも変えられぬ
何も言えなかった一市民
陛下の心を心としているから
あなたも成人男子なら
思想統一の陰謀
子どもたちの心に灯を
私は戦争犯罪者
天皇のことばで目からウロコが
空疎な言い方
四十三名中二十八名帰らず
みずから「人間」を宣言された
過ちを認め、見すえて
あくまで主権は国民に
太陽が東から昇るのと同じ自明のこと
人間ではない、鬼である
立派な政治家を育てます
慟哭の念で想起
ずるいすりかえ理論をやめよ
万世一系の皇室、永遠に
「人を恐れず神を畏れよ」
来世に生きる喜びをつなぐ
無責任な生き方をしてきた私
丈夫の起り来たらんことを
長い試練の三年を前に
娘と話ができました
天皇が中隊長だったら
お前もそんな人間なのだろう
当時の軍部が狂気だった
被爆者として
天皇自身が怒られます
日本人のすることではない
限りないいきどおり
日の丸の赤さに血潮を見る
自然に、心のままを
極東裁判は腹いせ裁判
胸にずっと巣くっていたもの
情報の操作と行動の結果
二十歳、私も戦争責任を
自民党本部に乗り込みましょう。
被爆の不安は限りなく
老骨老兵の弁
票集めのための発言?
戦争は人類の宿命
天皇さまの実像
この手で捕虜の首を
火事場泥的な言論
若い特攻兵たちを思って
安らかに眠られるだろうか、弟
おいしい部分だけでは
人間にはゆずれないものがある
戦中派の気骨をもって
長崎に幻滅しておりました
孫子にも語りつぎたい
本島さん、何て光っているのでしょう
反故にできない誓い
一三〇〇の児童が海の藻くずに
田舎の寺の住職です
しかし正義は勝つのです
一九八八 十二月二十一日-十二月三十一日
何事も力で押しこめる世の中
退位するのが筋だった
憲兵につかまった私
ぼくはむかついた
妻子を空襲で失って
いじめ抜かれた庶民
マ天帥の心をゆさぶったもの
平和ムードに酔う高校生でも
ルソンよりの生還者
陛下が責任をお認めになってこそ
本島長崎市長に猛省を促す
出来合いの言葉だけど
被害者かつ加害者だった父
私たちにできることは
いま、ツバゼリアイの正念場
日本中にたくさんある話
戦死者の犠牲の上に
最も批判されなければならぬもの
今だからこそ問われるべきこと
市長さん、たじろがないで
名医の診断
自民党員の一人ですが
天皇信仰強烈であったればこそ
予科練の死にぞこない
市長の言うのがほんなこつばい
天皇を馬鹿にしてはいけない
地底からの叫びに答える
私たちみんなに投げられたつぶて
もし天皇に責任がないのなら
日本はまだ捨てたものじゃない
勝てば官軍、敗くれば賊軍
あたりまえのことを言わなかったことが
すべて天皇の名によって
私たちの怠惰な生活
あなたの心は尋常ではない
信州の少年たちは義勇軍で
貴職を孤立させません
不誠実になっていく大人たち
自民党長崎県連とはいったい何?
父は三・一五で監獄へ
ヒロヒトはゴッドではない
シベリアに抑留された父のノート
冷たい海の底から戦友が
とり返しのつかなくなる前に
末端の商売人が困惑
一九八九 一月一日-二月十三日
議論を封じる行為は人間否定
ふたたび見たくない地獄
凍土に戦友を葬って
当時、国中が病んでいた
病気がいっぺんに吹き飛んだ
ありがたい天皇の大御心
いまのうちに謝罪せよ
奪われた父の愛
公安警察の動向
無知ではいられない
日本はエセ民主主義国家?
臆病で厚顔
父にも私にも、戦争は終わらない
抗議があるならアメリカに
終戦まで軍服を着用
戦犯は処刑されたのに
南京虐殺の地に立って
父は職業軍人だった
“天皇かわいいー”の世代から
市長様、市民の真情を察して下さい
残留孤児の訪日と大葬
天皇制、必ずしも反対ではないが
ラブレターが書けなかった私ですが
迫害されたが故に
経済成長の裏に
責任は残された国民に
私たちのやるべきこと
天皇は死んでも終わらぬ昭和
戦争と部落差別
日本人の程度が判明する
軍人勅諭と共に十三年間
先生の一生徒として
在日外国人から/海外から
私のおじも日本軍の収容所に
あなたのボディーガードに
長崎は殉教者の地
在日朝鮮人のひとりとして
帝国陸軍の犠牲者はオランダにも
私は日本軍の捕虜でした
両親が捕虜でした
主張を貫き通して下さい
最高のクリスマスプレゼント
全世界が信じていることを
日本に行ったことはないが
心から支援します
私は長崎で被爆しました
誰かが言わなければならなかった
同胞も私と同じ気持
子どもたちのために
日本人はもう忘れたかのように
ヒットラーは、ヒロヒト天皇は……
ご無事を切に願っています
中日関係を破壊する者に憤る
日本人、中国人、共に知るところ
許されているのは許していること
海の外で恥じています
連帯の挨拶
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