図書目録テイコク ノ ギンマク資料番号:000020692

帝国の銀幕

サブタイトル
十五年戦争と日本映画
編著者名
ハーイ ピーター B. 著者
出版者
名古屋大学出版会
出版年月
1995年(平成7年)8月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
492,21p
ISBN
4815802637
NDC(分類)
778
請求記号
778/H55
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
巻末:引用・参照文献(p14-21)
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

プロローグ「自分の寝顔を見た」日本人
第1章 束の間の平和から「非常時日本」へ
束の間の平和
満州事変
「非常時日本」
第2章 「歪んだ鏡」―革新官僚と映画法
映画法の前兆
革新官僚
批評家と思想統制
映画法
懇談会システムの実践
革新官僚の信念
第3章 一世を風靡した「文化映画」
支那事変の勃発とニュース映画
支那事変初年の長編記録映画
亀井文夫事件
さらに物議をかもす東宝軍事ドキュメンタリー映画
委託映画の台頭と衰退
映画法に触発された文化映画への期待
文化映画の製作者
「純粋」科学と「曖昧」な映像
宣伝の問題
そして、ついに「現実」の問題
第4章 支那事変と映画業界
エゴの衝突
二人の監督の運命―山中貞雄と伊丹万作
現代劇の輝かしき時代
詭弁と機械仕掛けの神
支那事変における映画人たち
第5章 「ヒューマニズム」戦争映画
一心同体―『五人の斥候兵』
戦争映画における「ヒューマニズム」
『土と兵隊』と『西住戦車長伝』
第6章 「理屈の時期は終わった!」
精神主義映画の宣言(沢村勉)
(熊谷久虎)『阿部一族』
沢村と熊谷―『上海陸戦隊』
『指導物語』
『八十八年の太陽』と『潜水艦一号』
精神主義的な女性と精力的な女性
上に大空、下には死
第7章 チャイナ・ドリーム
広漠さへの不安
「王道楽土」への招待
李香蘭と満州映画協会
「支那人を描け!」
第8章 新たなる戦争の前夜
一九四〇年―「贅沢は敵だ!」
引き綱、さらに短く
一九四一年―「ABCD包囲」の中で
『君と僕』の異例なケース
「民間に廻す生フィルムは一フィートもない!」
第9章 統制の内在化
だれの青春に「悔いなし」なのか?
岩崎昶、「豚箱」に入る
「槍ぶすまの真中で踊らされて」
第10章 「打倒英米」―映画戦始まる
「暗い日々」に対するアメリカの反応
日本映画人と「ハッキリと表示された戦争目標」
連戦連勝期の映画―一九四二年
新しい外部世界をイメージする
「支那事変より楽になった!」
そして、すべて「国策映画」となった
第11章 「魂の進歩」―新たな精神主義映画
『ハワイ・マレー沖海戦』―戦闘スペクタクル映画製作の困難
映画における精神主義の復活
軍国の母たち
純戦闘映画における格下げされた英雄
靖国神社の教義
「人格の向上なくして、生産力の向上なし!」
第12章 戦意高揚としての娯楽映画―太平洋戦争中期
敵愾心―歴史映画の新たな役割
「解放」映画と「反解放」映画
間諜(スパイ)映画
ジャングル戦映画
第13章 鉄棺の蓋が閉じる
『戦陣に咲く』―情報局の失墜
映画批評の黄昏
「決戦非常措置要項」発令の余波
文化映画の運命
漫画映画の運命
第14章 「一億特攻隊」と米軍上陸
神風起こる
火の嵐吹く
神経戦
焦土
玉音
占領軍上陸
注ノ参考資料ノ引用・参照文献ノ人名・映画作品名索引あり

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