図書タイメン テツドウ000020646

泰緬鉄道

サブタイトル1~10
機密文書が明かすアジア太平洋戦争
編著者名
吉川 利治 著者
出版者
同文館出版
出版年月
1994年(平成6年)10月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
352p
ISBN
4495860712
NDC(分類)
210.75
請求記号
210.75/Y89
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

1 南方へ向かう日本軍鉄道隊
鉄道隊の誕生
東南アジアへ出陣する鉄道隊
国鉄職員の軍属鉄道隊
鉄道隊と満鉄・国鉄
鉄道第五連隊と鉄道第九連隊

2 泰緬鉄道建設計画
バンコクに集う満州の参謀と高官
経済線としての泰緬鉄道建設構想
タイからビルマへのルート
ビルマ国境へ逃走するイギリス人と進攻する日本軍

3 ビルマ占領とタイとの建設交渉
ビルマ作戦
ミッドウェー海戦の敗北と大本営の指令
捕虜の使役
タイ側との建設交渉
疑念を抱くタイ側
建設用宿舎の用地確保
偵察調査行

4 泰緬鉄道は軍用か民用か
タイ側の「軍用鉄道建設審議委員会」
「泰緬甸連接鉄道建設ニ関スル協定」
泰緬鉄道の法的位置づけ

5 鉄道隊の組識と建設基地
南方軍鉄道隊
タイ国内の鉄道隊と捕虜(俘虜)収容所
建設工事開始
建設地の区分
建設中継基地バーンポーン
建設基地カーンチャナブリー

6 タイ人労務者とバーンポーン事件
タイの労務者
技能者の募集
日本兵がタイの僧侶を殴打
「バーンポーン事件」糾明委員会
外国人の立入禁止
「バーンポーン事件」の処分
タイ駐屯軍の設置

タイ駐屯軍と捕虜管理の問題
7 連合国捕虜
陸続と送りこまれる捕虜
連合軍が示す統計
日本軍が示す統計
捕虜(俘虜)収容所
三人に一人は死亡した″F″部隊
日本へふたたび送られていく捕虜

8 捕虜の行軍と労働
シンガポールからの誘いだし
武士道とは「騙し打ち」
「戦場にかける橋」の建設
「オペレイション・スピードー」
捕虜収容所の生活
国境のキャンプ
労働と食糧
暴行と拷問
給料
「ジャングル大学」

9 衛病に倒れる捕虜
栄養不足で蔓延する伝染病
赤痢患者
「死の家」
コレラとマラリアの蔓延
熱帯性潰瘍の荒療治、ベリベリ病
日本軍の衛生医療部隊
「馬来(マレー)俘虜収容所」″F″部隊の悲劇
病死者を示す日本側の統計
死亡者の数
ナコーンパトム病院
慰霊塔と連合軍墓地

10 タイ国内外のアジア人労務者
建設の工期短縮命令
タイの華僑労務者
タイ国内の労務者追加募集
タイ人労務者
華僑労務者の追加募集
特殊技術者の募集
ビルマ人労務者
ビルマ″汗の軍隊″
労務者の生活
拷問と暴行、衛病
マラヤ・ジャワからの労務者
マラヤのゴム園労務者?

11 クラ地峡横断鉄道
現地調査とタイ側の疑心
建設工事の交渉
クラ地峡横断鉄道建設協定
鉄道建設の労務者
チュンポーン経由でビルマ戦線へ
ラノーンに防衛陣地構築

12 泰緬鉄道完工のころの日本軍・捕虜・労務者
タイ側の統計
日本側の証言
泰緬鉄道建設と牛肉
爆撃される「戦場にかける橋」
廃墟と化した駅や橋
日本に送られる捕虜
日本軍の傷病兵

13 泰緬鉄道の運行と機能
当初の規模と運行状況
インドの女士官や女兵を乗せ、″女人″列車も走った
空襲に備えて警戒
夜陰に乗じて動く輸送列車
谷底に転落する列車
爆撃目標にされていた泰緬鉄道
ビルマから退却する日本兵
終戦の日に要人を乗せて走る泰緬鉄道
泰緬鉄道の車輌と運営
駅名と区間距離
鉄道工場と駅の施設

14 戦後の泰緬鉄道と戦争裁判
残された日本兵
泰緬鉄道沿線に点在する日本兵
定住するビルマ人労務者
戦争裁判で裁かれる泰緬鉄道隊と俘虜収容所
「戦陣訓」と「近代の超克」

泰緬鉄道関係引用参考資料文献目録
アジア太平洋戦争の時代の泰緬鉄道関係年表
索引