図書センソウ ハンザイ トワ ナニカ000020617
戦争犯罪とは何か
サブタイトル1~10
岩波新書
編著者名
藤田 久一 著者
出版者
岩波書店
出版年月
1995年(平成7年)3月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
228p
ISBN
400430380X
NDC(分類)
329
請求記号
329/F67
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
1 戦争法の成立と展開
正戦論から無差別戦争観へ
捕虜保護の思想-フランス革命とアメリカ南北戦争
囚われたナポレオンの処遇-セント・ヘレナへの幽閉理由
戦争行為の規制がはじまる
戦争法の思想と限界
2 あらたな戦争犯罪観の模索-第一次大戦の衝撃
第一次大戦と戦争手段・形態の変化
平和予備会議の報告-世界大戦の責任について
ヴェルサイユ平和条約における刑罰規定
カイゼルの刑事責任をめぐる議論
国際連盟と戦争観念の転換
3 国際軍事裁判で裁かれたもの-「ニュルンベルグ裁判」と「東京裁判」
史上初めての国際軍事裁判
「平和に対する罪」の定式化
通例の戦争犯罪をめぐって
「人道に対する罪」の形成
4 定式化への努力-国連システム下の戦争犯罪概念
国連時代における戦争犯罪概念の展開
ジェノサイド条約の成立
国際人道法の「重大な違反行為」
5 個人責任をめぐる議論
戦争犯罪の責任を誰が負うべきか
コマンド(指揮・命令)責任
上官命令の抗弁
認識と恐怖
6 国際刑事裁判所の試み
戦争犯罪観の転換と処罰制度の展開
国内裁判所の普遍的管轄権
国際刑事裁判所の設置問題
旧ユーゴ国際刑事裁判所の設置
国際刑事裁判所規程草案
終章 のこされた課題