戦後50年その時日本は 第1巻
国産乗用車ゼロからの発進
第1章 廃墟の中の誓い
終戦直後の会議トヨタの再出発
通産省自動車課の誕生
第2章 トヨタの決断
小型乗用車試作第一号労働争議と喜一郎の退陣
アメリカ視察設備へ投資せよ
「トラックから乗用車へ」
第3章 乗用車開発を託された男
クラウン計画始動技術者中村健也
開発アシスタント長谷川竜雄主査制度の導入
基本コンセプト決定四つの実物大板金モデル
第4章 通産省の戦略
国産車不要論の台頭自動車課の対抗策
日産の選択通産省・日産の二人三脚
日産の自力開発始動
第5章 ゼロからの技術開発
フレームの大改造溶接機へのこだわり
サスペンションとの格闘三枚ばねサスペンションに挑戦
ばね強化の秘密一般道の走行テスト
決死の騒音対策ボディースタイルの仕上げ
第6章 自動車立国への布石
クラウン発売指令外国車輸入制限の波紋
「画期的乗用車」の誕生通産省の国民車構想
初代クラウンの遺産
関連年表有
引用・参考文献有
60年安保と岸信介秘められた改憲構想
第1章 秘められた改憲構想
六〇年安保と改憲戦犯容疑者・岸信介
第2章 岸の政治プログラム
目標は九条改正岸に注目せよ
重光・ダレス会談での決意「政治プログラム」の始動
政界の頂点に立つマッカーサー大使着任
「不死鳥」岸の訪米
第3章 日米安保改定交渉
ダレスの危機感二・一八マッカーサー草案
条約区域は「太平洋」沖縄をはずせ
新安保条約調印失われた「対等」性
第4章 反発する中国・ソ連
米帝国主義は中日共同の敵天安門の一〇〇万人集会
フルシチョフは抗議する
第5章 燃え上がる安保闘争
五・一九強行採決密使・福田赳夫
天皇かアイクか米ソが見た派閥抗争
ハガティー事件の衝撃皇居が赤旗に
アイク極東訪問へ
第6章 自衛隊治安出動計画
極秘の治安出動計画赤城長官の苦悩
戦車が用意された
第7章 戦後日本の長い一日
自衛隊は待機している全学連突入す
アメリカの決断宮沢喜一の提言
深夜の臨時閣議自衛隊出動か
訪日延期決定
第8章 挫折した改憲構想
新安保条約承認幻の西尾政権
経済成長路線へ挫折した改憲構想
関連年表有
引用・参考文献有