零戦の真実
第1章 太平洋の覇者
主役の登場
暴風雨の中を
俺を信じろ
未帰還機なし
無敵の威力
九機の単縦陣
B17全機撃墜
戦闘機隊所見-すでにサッチ戦法
海軍の切り札
第2章 零戦の隠し味
零戦の第一印象
零戦全敗-九六戦対零戦
改造一四回
零戦の初陣
零戦の長所短所
零戦二一型
栄一二型エンジン
長距離攻撃
恒速プロペラ
中尉の失態
特命検閲
征空戦闘機と迎撃戦闘機
空中戦闘のはじまり
発射のメカニズム
プロペラ圏内よりの固定銃
機銃とプロペラの調整
二〇ミリ機銃の採用
小口径多銃多弾方式
固定銃照準器
操縦性
零戦の引込脚
零戦の寿命
零戦の病気診断
飛行機の爆音、振動
離陸距離、旋回半径
空中電話
空戦中の無線電話
零戦の特長
神出鬼没の正体
涙滴型風房
捩り翼
離着陸時の安定性
七・七ミリと二〇ミリ
米国製無線帰投方位測定器
坂井式零戦用航法計算尺
重宝な武器
確かな航法技術
帰巣本能
第3章 戦闘以前の問題
連続七発殴打
新兵のトイレと食事
地獄の霧島五分隊
新兵の朝
不潔極まれる
軍艦の洗濯
連合艦隊の冬
おろかな鍛え方
震源地は下士官
「夜の巡検」後
海軍精神注入棒
敬礼、敬礼また敬礼
市内で鉄拳制裁
海軍砲術学校へ
朝香宮接待役
万事海軍流で
大空への夢
ザラメ一俵行方不明
この男、正気か!
威張って怒鳴って
飛行機便と河船
一週間の墓掘り作業
漢口から二〇日の旅
貴族と隷属者
第4章 海軍戦闘機隊の悲劇
アメリカ人の疑問
三八式歩兵銃
素性による格差
知らしむべからず
敵機焼討ち
快挙の横取り
甲飛の参入
一日ちがいで南海の藻屑
米軍の実力鬼軍曹の処遇
第一線基地の実態
新参の士官パイロット
肝要なのは実力
敵は味方にもいる
戦艦霧島での教訓
士官食と兵食
航空弁当
俺の二番機をよくも
鉱油でキスの天ぷら
小園副長へ抗議
副長機敏な対応
有能な指揮官像
素晴らしい幹部たち
飛行数え歌
中島飛行隊長の卜伝論
落日の硫黄島
私のおやじ斎藤司令
ヒロポン注射
第5章 軍隊の要は戦闘にあり
真剣勝負
勝者の勝ちパターン
精神と知識と技を盗む
弱い奴から叩く
初心者の初撃墜
真剣勝負の興奮
冷汗の射撃訓練
敵機撃墜の定義
機上の演歌
機上のたばこ
秘話・小便袋
補助操縦桿
迎撃戦は不利
迎撃戦に多い過大な戦果報告
難しい戦果の確認
戦後知り得た戦果の事実
戦果確認の重要性
進攻作戦の一例
一路、目標空域へ
高々度空戦での酸素吸入
空戦中に失神
パイロットの六割頭
単機空戦から編隊空戦へ
日本海軍の編隊空戦
先手必勝
勝負の開始点
編隊空戦の理想の型
宮本武蔵に学ぶ
双眼鏡も及ばぬ視力
サッチ戦法、防御の型
日本人と欧米人の勝負観
私の空戦指導書
第6章 零戦、運命の日
戦闘機無用論
戦闘機削減
ロスした貴重な時間
開戦当日の編成
南方第一期作戦
搭乗員の命の価値
アメリカのパイロット養成
命令された自爆
生きて生きぬけ
自爆を強要
海軍の機密漏洩
機密をもらした長官
ミッドウェー海戦
横須賀線での情報
監視されていた攻撃隊
航空主兵論は亜流
援護の零戦六機の中身
ダッチハーバー攻撃
北方への過剰警戒
零戦の不時着
米軍、ゼロを発見
実験報告の概要
米軍の実験への所見
戦闘機の特殊飛行
零戦への対応
運命の日