零戦の運命
第1章 零戦の奥義
B26、五機撃墜
七・七ミリ連続発射
第二次攻撃ノ要アリ
体験者に賭ける
操縦練習生
三式初歩練習機
「溺れる者藁をもつかむ」
航空増加食
手探りの教授法
「これから離陸する!」
「貴様、上出来だぞ!」
専攻機種の決定
兵隊の住と衣
非能率的な日常生活
ハンモック
まかり通った不合理
「釣床下ろせ!」
失速
錐もみ
錐もみ脱出操縦法
零戦の失速
離陸直後のエンスト
ぶっつけ本番
右エンジン不調
甲子園球場に紫電改の列線
パイロットと水平線
三機で一機と考えよ
阿吽の呼吸
一進一退の練度
「この感覚はなんだ」
九機編隊宙返り
「危ない、失速だ!」
寸分の狂いもなく
空中射撃訓練
七・七ミリ故障続出
機銃の権威
単座戦闘機の射法
六色の弾痕
士官搭乗員の沽券
単機空戦の訓練
零戦を自在に操って
独特の操縦法
手品の種あかし
極め技
ロール戦法
態勢挽回の手法
捻り込みの技
高雄海軍航空隊へ
第2章 真剣勝負
珊瑚海海戦
定着は着艦の基本
パスに乗る
約二十数秒の勝負
着艦講習
着艦準備よし!
地獄のかまの蓋
ただちに再発艦
降下高度と母艦
ワイヤーの調整
母艦飛行隊の訓練
全機発艦準備よし!
もっとも危険な時間
急速収容
第3章 愛すべき人たち
高高度飛行訓練
飛行軍規違反
悪事露見
飛行禁止空域
禁令を破って銃撃
「おい、あの雲の高さを見てこい」
馬の首をなでた九四艦爆
戦艦霧島
名人芸
海軍伝統の技術
「明日から私の従兵になれ!」
「お前に私室を与える」
少年兵の酒盛り
二等水兵に従兵がつく
有難迷惑な先生
登山散歩
ステッキ作り
入湯上陸
軍艦と補助艦艇
上陸札
ねずみ上陸
疾病検査
素人の荒療治
喜ばれない手土産
本田兵曹の「バナナの叩き売り」
海兵出士官専用
コックリさん
「あなたは、死なない!」
玉泉さんという人の話
航法の達人
半世紀におよぶ出張
第4章 憤怒
蔑視の日々
どっこい特准は生きている
士官の怠慢
二人の中尉
飛行学生と練習生
航空戦に対応できず
実戦に通用しない実力
絶対の戦力
上げ底編制表
お伺い書
形式主義と実戦派
二機の一式陸攻
生涯の屈辱
決死の建議書
カナカタバコ
反抗
幻のアイスクリーム
たった一泊のために
捕虜に関する一考察
上官の命令
死をば軽しと心せよ
神風特別攻撃隊
散華
捨て石に捨て駒
必死必中
終戦特使沖縄へ
第5章 大空の勝者
スラバヤの空中戦
またたく間の撃墜
編隊空戦
撃墜の確認
グレートエース
三段跳びで三機撃墜
赤松貞明中尉と武藤金義少尉
異色のエース
訓練と実戦
飛行機乗りに待ったなし!
味方潜水艦を銃撃
竜巻を突っ切る
エースに共通するもの
スランプ
エースの条件
一撃で二機同時撃墜
エースとして伸びるやつ
日頃の力が出せるか
常に戦場にあり
零戦にも出来不出来がある
劣悪な無線電話機
九機の零戦に連絡不能
降ってきたグラマン
真珠湾演説
五十三年目の真実
第6章 敵を知り己を知らば
ミッドウェー海戦
タダチニ攻撃隊発進ノ要アリ
玄人と素人の差
急降下!
別動ヨークタウン
飛竜奮闘
燃える四空母
付近ニ敵機動部隊ナシ
信じたくない話
暗号解読
数々の落とし穴
栄光にはじまり、悲劇に終わった道