過ぎ去ろうとしない過去
訳者の序(三島憲一)
(エルンスト・ノルテ)
歴史伝説と修正主義のはざま?(徳永恂訳)
一九八〇年の視角から見た第三帝国
(ミヒャエル・シュテュルマー)
歴史なき国における歴史(三島憲一訳)
(エルンスト・ノルテ)
過ぎ去ろうとしない過去(清水多吉・小野島康雄訳)
書かれはしたが、行われなかった講演
(ユルゲン・ハーバーマス)
一種の損害補償(辰巳伸知訳)
ドイツにおける現代史記述の弁護論的傾向
(ミヒャ・ブルームリク)
東部戦線という新しい国家神話(細見和之訳)
ドイツ連邦共和国の歴史学における最新の展開
(クラウス・ヒルデブラント)
専制的支配者の時代(辰巳伸知訳)
歴史と政治:啓蒙の管理人、学問の危機と世界観の保全ハーバーマスへの反論
(ヨアヒム・フェスト)
負債としての記憶(清水多吉・小野島康雄訳)
ナチズムの集団犯罪の比較不可能性に関する論争によせて
(エーバーハルト・イェッケル)
想定家たちの不毛なやり口(細見和之訳)
ナチスによる犯罪の唯一性は否定しえない
(ユンゲル・コッカ)
ヒトラーの記憶は、スターリンとポル・ポトを持ち出すことで抑圧・排除されてはならない(細見和之訳)
ナチスの犯罪の激烈さを相対化しようとするドイツの歴史家たちの試みについて
(ハンス・モムゼン)
新しい歴史意識とナチズムの相対化(清水多吉・小野島康雄訳)
(マルティン・ブロシャート)
各人の立場はどこで分かれるのか(細見和之訳)
国民宗教の代用として歴史を持ち出しても無駄である
(ルドルフ・アウグシュタイン)
アウシュヴィッツをめぐる新たな嘘(三島憲一訳)
(エルンスト・ノルテ)
問題をひっくりかえしている(三島憲一訳)
歴史考察における否定的ナショナリズムに抗して
(アンドレアス・ヒルグルーバー)
研究には禁じられた問いはないはずである(三島憲一訳)
(ユルゲン・ハーバーマス)
歴史の公的使用について(三島憲一訳)
ドイツ連邦共和国の公式の自己理解が壊れつつある
(クルト・ゾントハイマー)
メーキャップ師たちが新たなアイデンティティーに化粧を施す(辰巳伸知訳)
歴史家論争をふりかえって
ユルゲン・ハーバーマス(細見和之訳)
エルンスト・ノルテ(辰巳伸知訳)
ヨアヒム・フェスト(辰巳伸知訳)
ミヒャエル・シュテュルマー(清水多吉・小野島康雄訳)
アンドレアス・ヒルグルーバー(辰巳伸知訳)
(エルンスト・ピーパー)
ピーパー社の見解(英語版後書き)(辰巳伸知訳)
解説-ドイツ歴史家論争の背景(三島憲一)