図書ジュウグン イアンジョ ウミ ノ イエ ノ デンゴン000020533
従軍慰安所「海乃家」の伝言
サブタイトル1~10
海軍特別陸戦隊指定の慰安婦たち
編著者名
華 公平 著者
出版者
日本機関紙出版センター
出版年月
1992年(平成4年)8月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
146p
ISBN
488900243X
NDC(分類)
916
請求記号
916/H27
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次
第1章 従軍慰安婦5人と汽車で上海に
昭和19年7月、上海日本工業学校に転校
慰安婦5人と神戸駅を出発
行けども行けども車窓に高粱畑…
着いたわが家は従軍慰安所
第一印象は瀕死の慰安婦の“足”だった
死体も食事も海軍がトラックで
試験は軍人勅諭の五カ条だけ
興味は上海第二女学校の女子学生に
[海乃家]本館は14~15部屋
第2章 そのとき[海乃家]の従軍慰安婦たちは
従軍慰安婦「さくら」さん回想
従軍慰安婦「いさむ」さん回想
従軍慰安婦「一二三」さん回想
従軍慰安婦「小鈴」、「すみれ」さんの爆死
空襲下、陸軍大隊長ら呑めや歌えの…
「清香」さんらと、軍属証明書の交付
来客あふれ、ピーク期の店内
第3章 海軍の関与と[海乃家]回想
経営は委嘱、海軍軍属の身分証明書もつ
上海に君臨する海軍特別陸戦隊
父はもと戦艦「浅間」の乗組員
満員つづきで「別館」を新開店
一花五円-の花代
水揚げの配分は、子方4割だった
朝鮮女性多い軍人専用・横浜橋従軍慰安所
下士官・兵用とは別に士官用・慰安所も
兵器主任がくれたピストル2挺と国府軍
第4章 敗戦前後の[海乃家]と海軍と
うちの二階に李香蘭がいる-と水越君
青天白日旗8月13日に各所にあがる
一時慰労金だせ、と慰安婦押しかける
慰安所の部屋すべてに引揚者が住む
海軍の放出物資でくいつなぐ毎日
父は55大隊長、豊栄丸で鹿児島上陸
第5章 父、母と上海イメージ
父は和歌山出身、12歳で働きはじめ
誘われて、上海虹口市場「煮豆屋」大繁盛
母は大反対だった従軍慰安所経営
第6章 上海再訪感傷旅行
学校友だちと思い出のカケ足旅行
通学時代の揚樹浦と、きれいな上海の街
公平路公平里425号-本館の面影
人殺しに正義はない、といましめたい