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軍国日本の興亡

サブタイトル1~10
日清戦争から日中戦争へ 中公新書
編著者名
猪木 正道 著者
出版者
中央公論社
出版年月
1995年(平成7年)3月
大きさ(縦×横)cm
18×
ページ
265p
ISBN
4121012321
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/I56
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第1章 近代化と日清戦争
日本、清国および韓国
近代化と軍国化
日・清・韓三国の比較
帝国主義の時代
日清戦争の発端
日本の完勝
講和条約
三国干渉

第2章 北清事変と日英同盟
義和団
ロシアの南進
日英同盟
日本の指導者群

第3章 日露戦争(1)
ロシア軍の満洲撤兵問題とその背景
日本世論の硬化
軍部の強硬意見
日露交渉の決裂
日本の戦争準備と作戦
金子堅太郎の渡米
開戦後の経緯
鴨緑江会戦
第二軍と第三軍の上陸
旅順口閉塞
第三軍の編成と黄海海戦
遼陽の会戦
旅順攻撃戦
日韓協約
奉天会戦

第4章 日露戦争(2)
平和の模索
日本海海戦
樺太の占領と講和への途
ポーツマス会議
講和条約の成立
日本の世論硬化と焼打ち事件

第5章 韓国の併合
第二回日韓協約書
韓国併合

第6章 日米関係の緊張と軍国化
二通の書翰
満洲問題に関する協議会
軍国化と統帥権
辛亥革命と満蒙独立運動

第7章 明治から大正へ
工業化の進展
立憲制への途
社会運動の発足と急進化
幸徳秋水と赤旗事件
大逆事件
明治天皇の崩御
第一次護憲運動

第8章 第一次世界大戦とロシア革命
世界大戦の勃発
二十一カ条の要求
第一次大戦の影響
ロシア革命
西原借款
石井・ランシング協定
シベリア出兵
ヴェルサイユ会議

第9章 軍縮と大正デモクラシー
ワシントン会議
政党内閣制
幣原外交
川崎・三菱両造船所の争議
全国水平社の発足
関東大震災
日本共産党への弾圧
中国と朝鮮
田中義一大将と軍国主義化
大正天皇の崩御
普通選挙法と治安維持法

第10章 金融恐慌と張作霖爆殺
三月恐慌と四月恐慌
中国革命の進展
東方会議と第一次山東出兵
第二次・第三次山東出兵
張作霖の爆殺
田中首相の食言
不戦条約

第11章 ロンドン会議と“金解禁”
浜口内閣の課題
ロンドン会議
統帥権問題
世界恐慌と日本

第12章 陸軍の発酵
軍人の焦燥
中国民族主義の挑戦
満洲青年連盟の反撃
一夕会
石原構想
石原構想の欠陥
桜会と天剣党
三月事件
十月事件

第13章 満洲事変
陸軍の不穏な動き
柳条湖の爆破
朝鮮軍の越境事変拡大
“満洲国”の建国へ
国際連盟と満洲事変
若槻内閣の崩壊と犬養内閣の成立
上海事変と総選挙およびテロ

第14章 五・一五事件と国際連盟脱退
犬養首相の射殺
被告を賛美する狂った世論
斎藤内閣の成立
満洲国の承認
リットン報告書
国際連盟からの脱退

第15章 ヒトラー政権
ヒトラー内閣の成立
緊急令
軍と突撃隊
連盟脱退と再軍備
人民戦線

第16章 軍国主義化
滝川事件
佐野・鍋山の転向
天皇機関説問題
陸軍の派閥抗争
二・二六事件
軍国主義化の推進
准戦時体制の広田内閣

第17章 広田内閣
広田准戦時内閣
下剋上・幕僚集団
石原計画
日本軍の華北侵入
中国の幣制改革
冀東委員会と冀察委員会
「国防方針・用兵綱領」と「国策の基準」
日独防共協定
内蒙軍の敗退
抗日民族統一戦線

第18章 自爆戦争へ
馬場蔵相の役割
広田の退陣
近衛の登場
盧溝橋事件
最後の関頭
ドイツの和平調停
「国民政府を相手にせず」
遊撃戦と持久戦