図書目録トウキョウ サイバン資料番号:000020306

東京裁判 上

サブタイトル
朝日文庫
編著者名
朝日新聞社 著者
出版者
朝日新聞社
出版年月
1995年(平成7年)7月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
396p
ISBN
4022611065
NDC(分類)
329
請求記号
329/A82/1
保管場所
閉架一般
内容注記
昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次

東京裁判とは何だったのか(粟屋憲太郎)
序章 裁きの、その日
東京・市ケ谷台
ニヤリと笑う東条大将

第1章 敗戦から「裁かれる日」まで
東条自殺未遂は茶番か
杉山夫妻の静かな自決
新たな“戦犯”のあらし
さらに十一人追加
ついに皇族の逮捕
近衛文麿の服毒自殺
敏腕キーナン検事の登場
大きな手がかり・木戸日記
裁判憲章の公布
二十八被告を起訴
A級二十八名の経歴

第2章 市ケ谷の熱い日々
十一カ国の旗のもとに
「罪はあまりに深い」
東条のはげ頭をぴしゃり
被告たちの表情
傍聴席の被告家族たち
荒木大将「無罪!」
清瀬一郎の爆弾動議
「この法廷が違法である」
堂々の論陣
「タイ国との戦争はフィクションだ」
「日本の降伏は無条件だ」
「文明への挑戦」
五十五におよぶ訴因

第3章 銃剣にかこまれた学園
ハンマック検事「戦争宣伝のからくり」
大内東大教授の証言
滝川京大教授の証言
前田戦後文相の証言
新聞、映画、ラジオ、紙芝居も統制

第4章 満州へ侵略のステップ
ダルシー論告
秘話・田中大将と張作霖父子のかけひき
張爆殺の下手人
宇垣陸相の告白
三月事件、軍の変心
青年将校グループ「桜会」の秘密
柳条湖は誰が爆破したか
幣原証言「関東軍はいうことをきかない」
十月事件の目的と真相
濃紺の背広姿で
数奇の運命を淡々と板垣大佐との密談
「私の妻は毒殺された」
「三種の神器」

第5章 戦慄・南京大虐殺
虐殺と麻薬
重要証拠資料「七・七紀実」
幼児にも暴行
残虐の三カ月
生き残った市民の恐怖
大学構内で連日の暴行

第6章 世界制覇への野望
十九被告に責任あり
防共協定の秘部分
三国軍事同盟交渉の経過
複雑な欧州の政情
大島大使の暗躍
ついに三国同盟を結ぶ
松岡・ヒトラーの大バクチ
世界戦場を二つに分担
フランス検事・オネトの陳述
「銃剣外交への屈服」
ゴルンスキー陳述「日露戦争へさかのぼる」

第7章 開戦前夜の対米関係
ヒギンス検事「宣戦布告はなかった」
チャーチルの警告
「計画的だった対米戦争」
御前会議の政策決定
御前会議の甲案と乙案
日米交渉の生き字引・バランタイン口供書
アメリカ側の明快な立証
ブレークニー弁護人の反論「日本は妥協をのぞんだ」
傍受されていた日本の電報
大統領、開戦を察知
「電報傍受は非友好的ではないか」

第8章 真珠湾の秘密
リチャードソン提督の登場
真珠湾攻撃の目的
真珠湾攻撃の計画立案
「ニイタカヤマノボレ」
集結する攻撃部隊
スパイ「キューン」の暗号
「真珠湾」出撃員の航海日誌
真珠湾の華・特殊潜航艇の真相

第9章 暴虐はつづく
「オランダに裁判の資格なし」
ムルダー検事の論陣
射殺、焼殺、殴殺、蹴殺……
聖パウロ大学の惨劇

第10章弁護団、反証に入る
一九四六年の暮れ
元帥永野被告の死
東条調書「天皇に責任はない」
大川周明の審理中止
身がまえる清瀬弁護人
清瀬弁護人の冒頭陳述・被告全員の「無罪」を主張
「日本は事変不拡大を望んだ」
「ソ連こそ協定違反」
「真珠湾はだましうちではない」
「満州の歴史的背景」
本庄司令官の遺書
河辺虎四郎中将の証言
破砕される溥儀証言

第11章 日華事変起こる
中国人民十年の忍苦
ラザラス反論「排日運動の背景」
通州の惨劇
盧溝橋・なぞの射撃事件
上海事変・大山大尉の惨殺
南京事件と松井大将
漢口攻略戦以後
汪政権と影佐機関

第12章 ソ連への抗弁
共産主義に対する自衛
侵略したのはどちらか
犯さず犯されず「関特演」
条約無視のソ連参戦
ディーン証言「米ソ軍事会談の内幕」
「鉄のカーテン」への挑戦
宇垣大将、重光を弁護

第13章 交渉の泥沼
カニンガム陳述の骨格
ドイツ人証人に立つ
「侵略の共同謀議はない」
火薬庫に点火したのは
東条と東郷
幻の近衛・ル大統領会談
急変したハル長官の態度
東条声明に反発

第14章 日米ついに開戦
十二月一日御前会議「開戦決意」
前言をひるがえす証人
消えた天皇あて親電
トレッチャラス・アタック
日本海軍の立場
日本陸軍の立場
捕虜虐待

各章後註・関係年表

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