手塚治虫の冒険
- サブタイトル
- 戦後マンガの神々
- 編著者名
- 夏目 房之介 著者
- 出版者
- 筑摩書房
- 出版年月
- 1995年(平成7年)6月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 291p
- ISBN
- 4480813802
- NDC(分類)
- 726
- 請求記号
- 726/Te95
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1講 手塚治虫の線とコマ『メトロポリス(大都会)』
講義のはじめに
佐々木マキの時代
マンガの絵とコマ
コマとマンガの時間
『ふしぎな国のプッチャー』から手塚マンガへ
『メトロポリス(大都会)』の心理表現
イタズラ描きとマンガ
『ロスト・ワールド〈前世紀〉』と奥行きのあるコマ
第2講 初期手塚マンガの達成『来るべき世界』
コマの読み方を変える
『来るべき世界』の玉葱構造
登場人物の表情と心理
流線・擬音・汗の効果
コマの展開と物語の幅
第3講 さまざまな実験『罪と罰』
モダン手塚の魅力
『罪と罰』の手法実験
文学・映画・アニメ・演劇の要素
手塚治虫の原風景・宝塚
演劇と手塚マンガ
第4講 手塚マンガのライバルたち『イガグリくん』『忍者武芸帳〈影丸伝〉』
青年・手塚治虫
子どもとマンガ・青年と劇画
『イガグリくん』と手塚マンガ
'50年代の月刊誌と手塚
白土三平と劇画の手法
劇画的ハッタリズム
自己表現と劇画
『忍者武芸帳〈影丸伝〉』と『来るべき世界』
白土三平の描線
動作のリアリティと迫力
白土マンガの死とエロス
白土忍法「リアル」の秘密
風景と「解説」
第5講 '60年代手塚マンガの変容『どろろ』
'60年代と戦後マンガの変容
『どろろ』にみる画風の変容
第6講 手塚マンガの再構築『火の鳥』
『火の鳥』と手塚マンガの危機
「COM」と手塚治虫
『黎明編』のちぐはぐな印象
「ビッグコミック」と手塚マンガ
『未来編』の「らしさ」のレベル
観念の無限性というテーマ
『ヤマト編』から『宇宙編』へ
『鳳凰編』と自己表現
永島慎二・つげ義春・林静一
第7講 大友克洋と手塚治虫『陽だまりの樹』
'70年代のマンガの多様化
アンチ劇画としての大友克洋
手塚治虫と大友克洋
劇画的くささの否定
'60年代と宮谷一彦の風景
大友マンガの風景と人間
「表層的」な人間
再び物語へ
'70年代に変わったもの
『陽だまりの樹』と'80年代の手塚治虫
手塚良仙の死の描写
第8講 最後の手塚治虫『ネオ・ファウスト』
手塚マンガの限界
『ファウスト』と青年・手塚
『百物語』の手塚調と劇画の統合
『ネオ・ファウスト』と未来としての現代史
『グリンゴ』の未完の試み
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