図書オンナ ト センソウ000019750

女と戦争 第13巻

サブタイトル1~10
近代女性文献資料叢書 13 神に祀られた日本女性
編著者名
/矢沢 高佳 著者
出版者
大空社
出版年月
1992年(平成4年)12月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
291p
ISBN
4872367448
NDC(分類)
367.21
請求記号
367.21/O66/13
保管場所
開架一般
内容注記
監修:中嶌邦 モナス昭和13年刊の複製
和書
目次

刊行によせて(中島邦)
神に祀られた日本女性
囚屋の尽忠念願、血書の般若波羅密多心経(野村望東尼)
維新の黎明に散つた十四名の志士の妻子
烈々たる維新志士の妻、春風寒し吉田ケ原(人見延)
哀れ一滴の水も与へられず獄死した志士の妻(田原多加)
明日死すとも今日の修業獄舎に訓ふ論語の素読(藤田幾)
一筋のまごころ果敢なし栗崎村の納屋(石原多免)
紅焔の薩摩屋敷に雄々しくも散つた大和撫子(落合ナハ)
維新棚倉の戦女丈夫の糧食輸送(角田ヒデ)
霜夜冷く烈婦の屍に蝦夷の悲風(川内美岐)
弾雨の中に壮烈な最後をとげた百姓女(山城美与)
歯をくひしばつて一語も発せず戦死した(川瀬幸)
日清戦争に於ける日本赤十字社看護婦最初の犠牲者(平山きく)
悲壮なる無言の死をとげた白衣天使の亀鑑(岩崎ゆき)
日露戦争に於て強き祖国への愛と責任感を胸に昇天した(加藤ふじ)
私の忠義の心が足りなかつたと云ひつゞけて亡くなつた(田中スズ)
看護の末病魔に斃れた村長の娘(前田むら)
「日本は勝ちます勝ちます万歳」の一語を発して歿した(国井とし)
「まだ死ぬ筈がない、働けます」と最後まで頑張り通した白衣の華(知野やす)
「殺してはいけない、救はなければ……」の一語を口すさんで斃れた(大塚虎子)
勤務先で死ねなかつたのは残念と叙勲の御沙汰に恐懼して昇天した(若山ミト)
命にかけで旅順陥落を祈願した(大熊よし)
戦況を案じつゝ病魔に斃れた(大貫ツメ)
滅私奉公の念願に喜んで逝つた(河崎延子)
シベリヤ出兵に於ける看護の華(岸たま)
日露戦役の国難に殉じた白衣の天使達
どんな事があつても停戦までと頑張り乍ら奮死した(堀江トヨ)
お母さん私も満州の土になりますと静に瞑目した(郡山シヅ)
二十八発のモーゼル拳銃をうち尽し身に八弾をうけ最後まで奮戦した(川添シマ)
通州事件の三女性(照井みつ、浜口文子、秀島はまゑ)