図書キンダイ ニホン ノ キセキ000019586

近代日本の軌跡 9

サブタイトル1~10
都市と民衆
編著者名
/成田 龍一 編者
出版者
吉川弘文館
出版年月
1993年(平成5年)12月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
293p
ISBN
4642074430
NDC(分類)
210.6
請求記号
210.6/Ki42/9
保管場所
閉架一般
内容注記
参考文献:p289-290
和書
目次

1 近代都市と民衆(成田竜一)
はじめに
都市史としての近代日本史
都市空間の史的分析
近代都市の形成-〈第1期〉
近代都市の類型とネットワーク
均一的な空間と重層的な空間
近代都市空間の展開-〈第2期〉
都市化の進展と都市問題
「生きられた空間」の新段階
戦時の都市-〈第3期〉
軍需産業と都市化
制度化される都市空間
2 江戸から東京へ(北原糸子)
分断から統合へ-封建社会から近代社会へ-
東京府戸籍書法-場と身体の一致へのプログラム-
統一戸籍法への過程-空間と身体の統合化-
3 ヨーロッパの都市/日本の都市(川越修)
近代都市の成立過程
コレラ流行の世界史
コレラ流行・民衆・都市
コレラ流行と都市問題
システムとしての近代都市
4 帝国の都市と「自治」(小路田泰直)
近代都市の誕生
都市の条件「市民社会」の創出
松方デフレと「市民」の喪失
都市問題の発生と都市圏の成立
5 都市民衆の階層と民衆運動(布川弘)
米騒動と社会政策の構造
米騒動
社会政策と階層意識
労働運動の構造と体制の変化
中流志向の労働運動
大争議と体制の変化
6 巨大都市の形成(芝村篤樹)
ミッシング・リンク
大阪市街改良法制定運動
都市計画の流れ
7農村から都市へ(大門正克)
第一次世界大戦と農村の青少年
夜学と講義録の世界
8 重化学工業化と都市の膨張(岡田知弘)
戦間期の都市化
重化学工業化と都市形成
独占化と都市構造
おわりに-国土計画への途-
9 植民地都市(橋谷弘)
植民地都市の形成
都市人口の構成-日本の植民地支配の特徴-
植民地都市の構造-日本的な景観とは何か-
10 戦争と都市(雨宮昭一)
はじめに
戦時都市の研究
都市形成とグライヒシャルトウンク
世界の戦時都市と日本
第一のグライヒシャルトウンク-日立市の形成過程-
第二のグライヒシャルトウンク-日立市における労働者社会の自立性の解体-
現代都市と住民
11 都市日常生活のなかの戦後(中川清)
生活にとっての戦後
出生行動の戦後的変容
マジョリティの経験としての中絶
中絶の社会的文脈とその受け止め
日常生活と中絶-その後の生活変動-
挿図・挿表・参考文献有