近代日本の軌跡　１

１　近代日本の序幕（田中彰）
明治維新の範囲
「開国」と「琉球処分」
倒幕と国家統一
明治天皇制の形成過程
世界史のなかの明治維新
２　東アジアのなかの日本開国（荒野泰典）
「鎖国」と「開国」
「鎖国」と欧米諸国
「鎖国」の受容
日本の「開国」と東アジア
３　開国前後（井上勝生）
開国への道筋
和親条約の意義
通商条約と国内政争の発生
４　朝・幕・藩と尊攘倒幕運動（家近良樹）
尊王攘夷運動の高揚
尊攘派勢力の後退
慶応期の政治状況
５　幕府遣外使節団と留学生（犬塚孝明）
「夷情探索」の精神
夷狄観の転回
新しい国際観の形成
統一国家への模索
６　倒幕と統一国家の形成（松尾正人）
王政復古の実現
新政権の強化
版籍奉還の断行
統一国家の形成
７　岩倉使節団と大久保政権（菅原彬州）
岩倉使節団の成立
米欧を回覧する岩倉使節団
征韓論争と大久保政権の成立
８　維新の三大改革（勝田政治）
近代化政策と留守政府
近代化政策の展開
９　維新変革と宮中儀礼（高木博志）
幕末の宮中年中行事
維新変革
国際社会との互換性
１０　士族反乱と農民一揆（田村貞雄）
士族反乱の原因
暗殺・陰謀・反乱
明治初年の農民一揆
「征韓論」政変
佐賀の乱
最後の士族反乱
１１　開拓使政策と「琉球処分」（我部政男　川畑恵）
開拓使と北方問題
「琉球処分」と血判誓約書
「琉球処分」と渡清行動
１２　フランス革命と明治維新（遅塚忠躬）
近代における変革の二類型
明治維新の歴史的性格
フランス革命のコスト
挿図・挿表・参考文献有