捷号陸軍作戦 2
第1章 ルソン決戦準備
自主、三大拠点準備着手
十二月十四日までの概況
作戦転換の具申と応急措置
自主、三大拠点準備に着手(十五日)
呂宋島作戦指導要綱
上司の了解成る-振武集団編成
大本営の了解と南方軍命令
中、南比作戦指導とミンドロ作戦
方面軍焦慮、イポに移動
振武集団の編成とクラーク拠点準備
方面軍、「振武」の指揮権発動を指導
早くも来攻-一挙リンガエン
山下大将バギオへ、敵呂宋戦開始
一挙リンガエンの判断-航空軍の説得成らず
マニラ方面混乱-クラーク方面昏迷
第2章 米軍の上陸
艦砲射撃
大船団を発見-わが態勢
艦砲射撃-虎、旭兵団、重見戦車団の配備と運用の変更
兵站監部のバギオ移転成らず
航空作戦と海上挺進作戦
岡山、津田連隊と撃、勤兵団の転用
米軍上陸-建武集団編成
敵上陸開始-撃兵団をタユグに変更
山下大将制止
撃兵団をルパオとす、建武集団を編成す
苦闘-キャンプ・ワン隘路口の憂慮
山下大将の一部攻勢決心-マ元帥の方針変更
撃兵団の混乱-鉄兵団問題、カガヤン河谷
十五日の混乱-方面軍命令と朝枝電挺進攻撃決行
三大拠点の孤立
「尚武」爾後の作戦指導要領
航空軍司令部離比
バンバン派遣班の思想の統一
旭主陣地の崩壊と後退
小沼副長をサンホセ方面に派遣
三大拠点連接の努力
三大拠点分断さる
敵サンアントニオ、ナスグブに上陸-マニラに侵入
第3章 クラーク地区、マニラ市、同湾域の喪失
クラーク地区の喪失
敵タルラック進入時の概況
全飛行場と第一線陣地の喪失
マニラ方面の作戦
マニラに敵侵入の報
当時までの振武集団の経過概要
当時の軍隊区分の概要
当時までの「マ海防」の変貌
当時までの「振武」と小林兵団の決戦意識の高潮
わが前域部隊の行動と米軍のマニラ侵入
「振武」の反撃決定までの概況
「振武」の斬り込み-岩淵少将の後退と反転
反撃の決定
反撃
マニラ部隊撤退と反撃打切の両命令
岩淵少将の死守報告と「振武」の指導
反撃作戦の終末、マニラ、ハゴノイ部隊の玉砕
マニラ湾外域の戦闘
永吉支隊(バタァン)の戦闘
マニラ湾口諸島部隊の戦闘
テルナテ(多田)部隊の戦闘
第4章 バギオ失陥
方面軍の二月上旬の統帥と撃兵団の戦力喪失
バギオの地位と二月上旬の状況
二月上旬、方面軍の作戦指導
撃兵団の撤収と撃兵団の戦力喪失
キャンプ・ワンープンカンの強化
方面軍の二月中旬の統師-プンカン確保の努力とバギオ方面の配備変更
「鉄」前線の強化と敵情判断
鉄、撃兵団に新命令
「勤」の不安、「翼」の戦力化着手、「駿」の陽動
「旭、盟」の配備変更
「旭、盟」の戦力喪失、再編と感状
「尚武」の方針、「虎」北進の命令
プンカン、パンタバンガン方面の戦闘開始
津田支隊、林地区隊の反撃
方面軍の三月上旬の統帥-サラクサク峠の危急と鈴鹿峠の憂慮
複郭準備と補給路整備
後方、航空、船舶、海軍部隊の戦力化
サラクサク-鈴鹿危急
方面軍の三月中旬の統帥-「撃、鉄」-正面増兵継続、「旭、虎」正面不安
三月十日の状況安否交錯
小沼副長「鉄、撃」正面に増兵継続
「旭、虎」苦境-ポントック中枢断念
方面軍の三月下旬の統師-「撃、鉄反撃、「旭」戦況重大化
派遣班と「撃、鉄」
丸尾大隊のウグ山急派
「旭、虎」苦境小沼副長バギオへ
バギオの失陥
「撃、」快報「建武、振武、尚」苦境
「旭」右翼の危機を感得せず
四月初、「尚武」と派遣班
沖縄決戦の報、諸兵団反撃
サブラン失陥、「尚武」バンバンへ
イリサン保持の努力
派遣班と「旭」の転進指導
第5章 バレテ、サラクサク
方面軍の四月~六月上旬の統帥
交通路と陸海両最高司令部位置
四月中旬の戦況と荒木兵団の撤収
カガヤン河谷の全将兵の戦力化
バレテ、サラクサクの憂慮と「駿」の転用決定
「駿」の転進発起「虎」のタクボ本攻発起
作戦指導要領の更改と臨編の続行
五月五日~八日、「尚武」の命令と訓示
バレテ急変十一日~十三日の尚武命令
「尚武」キャンガンへ
バガバッグ付近作戦計画水泡に帰す
サラクサク峠の激闘と失陥
サラクサク第二峠の喪失
サラクサク第一峠の喪失
イムガンの失陥
戦果と損害
バレテ方面の激闘と失陥
デグデグ中隊の撤収
ミヌリ部隊の玉砕
津田、金谷、根本隊の戦闘開始
カシ、キリ失陥-禿山、青山地区反撃
妙高山の失陥と第二次反撃
司令部要山に東移-峠喪失、金剛山失陥
天王山地区の失陥と奪回努力
広義バレテ峠の失陥
第6章 カガヤン河谷道、カヤパ道、タクボの喪失
カガヤン河谷の喪失
バレテ-アリタオ間、「鉄」の阻止成らず
撃兵団の疑問と「撃」の転進開始
バンバン-バガバッグの失陥
オリオン峠の失陥
エチアゲ-ツゲガラオの喪失
ツゲガラオ-アパリの喪失
タクボの喪失
五月中旬、虎兵団の状況
タクボの喪失
21粁地点とカヤパ全道の喪失
盟兵団の21粁地点喪失
旭兵団の中、西部カヤパ道喪失
撃兵団の東部カヤパ道放棄
第7章 「尚武」複郭戦
バガバッグ-ボントック道の喪失
「尚武」の作戦指導
勤兵団の作戦と撃兵団の到着
ボントック-バガバッグ道の断念と荒木兵団
ボントック-21粁道の喪失
虎兵団の作戦
盟兵団の国道放棄
終戦
「尚武」、「旭」の現況を意外とす
「翼」の位置を知るも処置なし-「翼、駿、鉄」
虎兵団苦戦、意見具申
却下-当時までの「撃、勤」、荒木兵団
荒木兵団長の意見、終戦の報
第8章 振武集団のその後の作戦
二月下旬~三月上旬、振武主陣地の戦闘
二月下旬来攻-最初破摧
小林兵団左地区に敵楔入
第二次反撃命令
第二次反撃の挫折と振武左翼の後退
激闘、反撃挫折、黒宮支隊玉砕
小林兵団左翼と野口兵団の後退
湖北平地、五訓、礼義喪失-第三次反撃
マル八の反撃-湖北平地、五訓、礼義の喪失
異変-第三次反撃命令
河島兵団-イポ方面失陥
五月初までの概況
遭遇戦となる-空巣に侵入さる
瓦壊敗退-イポダム敵手に帰す
第三次反撃の終末-ワワダムの失陥
第三次反撃の終末
ワワダム西方の激闘と失陥
戦線の緊縮、持久、終戦
木暮支隊、海軍古瀬部隊
野口兵団
集団司令部と直属部隊
小林兵団
河島兵団
バタンガス州方面藤兵団の作戦
ビコール方面の作戦
第9章 建武集団その後の作戦
集団主力
永吉支隊
第10章 中、南比、離島部隊の終戦
全般
一月中旬の概況
一月下旬~二月中旬の概況
二月下旬~三月下旬の概況
四月上旬~六月上旬の概況
中南比とバタン、バブヤン
ビサヤ中、西部
パラワン島
パナイ島
ルバング-カモテス間七島
セブ島
ネグロス島、ボホール島
ザンボアンガ、ホロ
ザンボアンガ方面の失陥
ホロ島失陥
東、中部ミンダナオ
軍司令官戦死時までの概況
コタバト来攻、軍参謀長着、「鷲」転進
拠兵団の作戦
豹兵団その他の作戦
付録、別冊・付図付表あり