本土決戦準備　１

第１章　国防方針の変遷
日露戦争までの守勢防御
国軍の創設と軍制の整備
対露軍備から対支軍備への転換
要塞の建設
日清戦争とその後の軍備、日露戦争
日露戦争後の帝国国防方針
国防方針を守勢から攻勢に転換
第一次世界大戦と国防
ワシントン会議と国防方針と改訂
本土防空問題の発生
満洲事変前後の国防と国策
中国と動乱とわが国策
満洲事変と国際連盟からの脱退
満洲事変後の大陸国防
支那事変の発展と軍備の充実
北支事変の勃発と国内警備
支那事変と軍備の充実
第二次世界大戦の勃発と対南方準備
欧洲戦争の勃発に伴う国策
時局処理要綱の具体的施策
第２章　大東亜戦争開戦に伴う本土防衛
独ソ開戦と南北両方面に対する作戦準備
独ソ開戦と「関特演」
内地各軍司令部の新設
防衛総司令部の設置
戦争決意に伴う本土防衛処置
南部仏印進駐と北方作戦の企図中止
要塞戦備の下令
海軍の警備態勢強化の概要
国土防衛計画訓令と防衛総司令官の措置
防空態勢の強化
開戦初期の国土防衛
開戦決定に伴う防衛強化
開戦と内地各軍の防衛下令等
米軍機の本土初空襲と防空強化
米機動部隊の活動と対日空襲判断
米軍機の本土初空襲
空襲後の応急的防空強化
防空組織の本格的強化と防衛召集制度の誕生
北方強化と沿岸防備の強化
北方軍の創設
沿岸防備の強化
第３章　連合軍の反攻開始と戦局の重大化
連合軍の反攻と陸軍航空の南東派遣
陸軍航空の南東派遣とガダルカナル島撤収
中部太平洋方面の重大化に伴う陸軍派遣
海軍の新作戦方針と陸軍の派遣
米機動部隊の中部太平洋方面来襲
米軍のアッツ島来攻と北方戦備の強化
アッツ島守備部隊の玉砕とキスカ島撤収
北方戦備の強化と陸軍航空の船団護衛援助
昭和十八年中期における国内兵備の充実
留守師団等の改編
特設警備部隊の編成と運用
国内防衛に関する陸海軍任務分担協定の改正
絶対国防圏の設定
新作戦方針の決定
新作戦方針に基づく陸軍の兵備方針
内地防空飛行隊の南方転用と在満飛行部隊の臨機本土防空使用
在支米空軍の台湾来襲
国内態勢の整備
行政機構改革の必要
地方行政協議会発足と東京都制施行
諸動員計画と国内態勢強化方策
国民動員の徹底
防空対策の強化
中部太平洋の情勢急変と本土防衛の強化
マーシャル失陥と後方要線の防備強化
マーシャル失陥とトラック空襲
中部太平洋方面および小笠原の防備強化
マリアナ空襲に伴う第三十一軍の急速設置と本土防空の強化
マリアナ空襲と第三十一軍の設置
中部太平洋の戦況悪化に伴う
北東、沖縄、台湾の強化と南方軍の新態勢
第五方面軍と第二十七軍の新設
第三十二軍の創設と台湾軍の戦闘序列令
南方軍の新態勢
南西諸島、台湾、伊豆諸島方面作戦に関する陸海軍中央協定
本土兵団の抽出と留守師団の改編
本土防衛に関する統帥機構の強化
防衛総司令部および各軍司令部の動員
防衛総司令官に対する新任務の付与
防衛総司令官、軍司令官等会同
皇土防衛作戦要綱
マリアナ失陥と捷号作戦準備
サイパンの失陥と各方面の防衛強化
連合軍のサイパン来攻と東条内閣の辞職
南西諸島および台湾の強化
伊豆諸島方面の強化
内地師団の動員と戦備の強化
内地師団の動員と訓練
第三十六軍の編成
本土沿岸築城実施要綱
内地航空兵力の充実と陸海軍航空の統一運用
捷号作戦準備
捷号作戦計画の下令
教導航空軍の作戦準備
海上機動反撃準備
島嶼守備要領と陸防御教令（案）
捷三号作戦（本土方面作戦）準備
捷三号作戦準備要綱
本土作戦準備の進捗度
東部軍の捷号作戦準備
近衛第三師団の捷号作戦準備
国内防衛態勢の強化施策
内地および朝鮮に戦時警備下令と総動員警備要綱
帝国在郷軍人会防衛隊
レイテ決戦の生起と第三十六軍の防衛総司令官隷下編入
レイテ決戦の生起と内地航空部隊の転用
第三十六軍の防衛総司令官隷下編入と作戦準備
Ｂ－２９の本土来襲と防空作戦（十九年六月～二十年二年中旬）
Ｂ－２９の九州方面来襲
Ｂ－２９のサイパン進出とわが航空部隊のサイパン攻撃
マリアナ基地からの本土空襲
高射第一師団および第六航空軍の創設
第６章　帝国陸海軍作戦計画大綱と本土決戦準備
作戦計画大綱の策定と関係各軍の任務
帝国陸海軍作戦計画大綱の策定
新作戦計画大綱に基づく関係各軍の任務
内地防衛軍の作戦準備と硫黄島作戦
方面軍司令部、軍管区司令部の設置
内地防衛軍の組織
留守師団司令部を師管区司令部と改称
軍管区表の改正と防衛担任地域の一部変更
防衛総司令官、方面軍司令官等の会同
防衛総司令官の命令下達
硫黄島作戦の生起
対上陸作戦の統帥参考書と国土築城実施要綱
対上陸作戦に関する統帥の参考書
国土築城実施要綱と軍事特別措置法
本土の新兵備と満洲からの兵団転用
本土方面の兵備計画と応急兵備
第一次兵備
砲兵、工兵部隊の編成
師管区部隊等の臨時動員
満洲等からの兵団転用
第二次兵備
独立戦車旅団、戦車連隊の臨時動員
高射第二～第四師団等の編成
第三次兵備
国内憲兵の編制改正、地区司令部及び地区特設警備隊の編成、国民戦闘組織
国内憲兵の編制改正
地区司令部、地区特設警備隊の臨時編成および国民戦闘組織の趣旨
地区司令部、連隊区司令部（陸軍兵事部）の臨時編成
地区特設警備隊の編成
第十一、第十二、第十三方面軍の作戦準備
第十一方面軍（東北軍管区）の作戦準備
第十二方面軍（東部軍管区）の作戦準備
第十三方面軍（東海軍管区）の作戦準備
第７章　決号作戦準備の基礎
米軍の沖縄来攻と天号航空作戦
天号航空作戦の計画概要
第六航空軍の天号航空作戦準備概要
海軍の天号作戦準備と米機動部隊の九州方面来襲
米軍の沖縄来攻
第一、第二総軍、航空総軍の創設
総軍司令部、新軍司令部の編成
第一、第二総軍および航空総軍の戦闘序列下令と任務付与
決号作戦準備要綱
決号作戦準備要綱の示達
決号作戦における兵力運用
決号作戦ににおける大本営の兵站計画
決号作戦における陸海軍の指揮および協同
指揮関係
航空基地使用の協定
決戦訓と国土決戦教令
決戦訓
国土決戦教令
第８章　第一総軍の作戦準備
第一総軍作戦準備の梗概
第一総軍の統帥発動と任務付与
第一総軍の統帥発動
第一総軍と連合艦隊間の現地協定と海軍航空基地の防衛
第一総軍の方面軍参謀長会同
作戦準備の基礎として留意すべき要綱
方面軍の任務更改と総軍作戦要綱
第一総軍の情報勤務、通信計画
第一総軍の兵站、交通計画
東部および東海軍管区の防衛地域の変更
第一総軍の防空部署
第９章　昭和二十年六月中旬ころまでの第十一～第十三方面軍の作戦準備
第十二方面軍の作戦準備
第十二方面軍の新戦闘序列と各軍への任務付与
第十二方面軍司令部演習
第十二方面軍の兵力増加と作戦準備の促進
第五十一軍の作戦準備
第五十二軍の作戦準備
第五十三軍の作戦準備
第三十六軍の作戦準備
東京湾守備兵団の作戦準備
第十二方面軍（東京軍管区）の後方作戦準備
作戦資材の整備、補給
沿岸配備兵団用作戦資材の第一次交付
第十二方面軍の作戦用予備資材の集積
軍需品の収容施設と部隊装備の充足
兵器整備の促進と小型機雷の交付
沿岸配備兵団用資材の第二次交付
後方諸作業の実施
部隊の現地自活、援農など
第十一、第十三方面軍の作戦準備
第十一方面軍の作戦準備
第十三方面軍の作戦準備
第１０章　本土決戦根本義の徹底とこれに即応する各兵団の作戦準備
大本営陸軍部の決戦思想と第一総軍の作戦計画
大本営の本土決戦思想
決号作戦における対戦車戦闘要綱
第一総軍の本土決戦思想と作戦計画
九州優先と関東作戦準備の遅れ
沿岸砲撃に対する警備強化
航空総軍司令官の航空部隊をもってする本土防空の一元化
第十二方面軍等の戦闘序列更改と作戦準備
第十二方面軍等の新戦闘序列
新戦闘序列に基づく第十二方面軍の軍隊区分
第十二方面軍の水際陣地推進指導
第十二方面軍の作戦計画
東京防衛軍の編成と作戦準備
第五十一軍の作戦準備
第五十二軍の作戦準備
第五十三軍の作戦準備
東京湾兵団の作戦準備
第三百二十一師団の編成と作戦準備
独立混成第六十六旅団（新島）の作戦準備
独立混成第六十七旅団（八丈島）の作戦準備
第十一方面軍の作戦準備
第五十軍の新設と作戦準備
第十一方面軍の作戦計画
第十三方面軍の作戦準備
第五十四軍の新設と兵力増強
第十三方面軍の作戦計画と各兵団の作戦準備
国民義勇戦闘隊
国民義勇隊の編成
義勇兵役法と国民義勇戦闘隊統率令
地方総監府と地方海軍部の設置
地方総監府の設置
地方海軍部の設置と陸軍管区表の一部変更
第１１章　終戦
ポツダム宣言とソ連の参戦
ポツダム宣言と原爆投下
ソ連の参戦
ポツダム宣言受諾の経緯概要
終戦に伴う事件の発生
宮城占拠事件
水戸教導航空通信師団の事件ほか
軍の終戦指導
軍の作戦中止
復員
米軍の上陸計画大綱
参考、付録・付図・付表あり