高射戦史

第１章　第一次大戦以降終戦までの戦争概史
大東亜戦争以前の概況
第一次世界大戦
日華事変
張鼓峰事件
ノモンハン事件
大東亜戦争の概況
開戦当初の状況
絶対国防圏の確保
捷号作戦（本土防衛強化）
本土決戦
防空に関する記録
本土防空における高射砲数
米軍の東京防空見積
日本に対する高々度精密爆撃状況
日本に対する焼夷弾攻撃実施状況
Ｂ２９（マリアナ基地から）の戦闘損耗
第２章　防空思想の変遷
防空の歴史（主として民防空）
第一期（第一次世界大戦頃から昭和十二年防空法制定まで
第二期（一二年防空法制定から一六年国土防空強化に関する閣議決定まで）
第三期（一六年一月国土防空強化に関する件の決定以降終戦まで）
防空用兵思想
ヨーロッパの防空思想
わが国の防空思想
わが国防空用兵思想の変遷
軍防空と民防空
軍防空と民防空の関連
民防空施策の変遷
航空部隊の防空の概要
運用の概要
運用の年譜
第３章　航空機の発展と高射兵器の開発
米、英、中航空機の発展
第一次大戦間における航空機開発の概要
第一次大戦終了から一九三七年前後
第二次大戦直前から第二次大戦間
代表的航空機主要諸元
日華事変以降わが国と交戦を行った航空機
航空機の写真
高射兵器の開発
高射部隊の拡張
航空機と高射砲の関係
その他の高射兵器について
第４章　法と諸制度
防空法
防空関係法令の体系
防空法の内容
防空法関係法令
防空法施行令（勅令五四九号一二年四月）
官公庁防空令（勅令五五〇号一二年九月二八日）
防空委員会令（勅令五九八号一二年一月二二日）
防空監視隊令（勅令一一三六号一六年一二月一六日）
その他の関連法令
軍制機構の変遷
概要
高射砲兵関係軍制機構の変遷
高射砲兵の補充ならびに補充教育機構の変遷
幹部の技術向上に関する教育制度の変遷
兵器行政機構の変遷
第５章　編制装備組織
編制装備の変遷
概要
各特代における編制装備の状況
編成制備の主要例
防空組織の変遷
概要
各特代における防空組織の変遷
対空戦闘組織
警戒、監視、情報、通信組織の変遷
概要
各時代における警戒情報組織の変遷
防空通信器材
第６章　兵器器材
高射砲と機関砲
高射砲
高射機関砲
高射弾薬
観測器材
小観測器具
照空用観測具
高射砲（機関砲）用射撃諸元算定用具
電波兵器の研究開発
電波兵器の必要性と開発の段階
電波警戒機の開発装備
電波標定機の開発準備
各種電波兵器の研究試作
兵器の補給整備
補給
整備及び検査
高射兵器の諸元（電波兵器は本文中に記載）
高射砲
機関砲
照空
高射照準具及び算定具
第７章　運用原則、戦法
運用の原則
野戦防空
要地防空
要塞防空
船舶防空
旧軍砲兵操典（第三部）に見る高射砲兵の運用
戦法、戦技の一般原則
通説
軍隊区分
高射砲兵の任務
戦闘実行計画
陣地偵察及び展開
情報及び気象
射撃及び照空指揮
各種任務における戦法
戦法の変遷
野戦防空の戦法、戦技
要地防空の戦法、戦技
要塞防空の戦法、戦技
上陸防御の防空
船舶防空
戦法、戦技に関する教育
概説
軍隊教育令と戦法、戦技の教育
第８章　高射部隊の兵力部署
本土防空（要地）における兵力部署
本土防空の起源とその発展
開戦及び進攻作戦期の兵力部署（一六、六～一七、八）
占領要域防衛期（一七、八～一九、六）
絶対国防圏の設定（一八・九～一九・二）
捷号作戦時期（一九、七～二〇、二）
本土決戦準備期（二〇、一～八）
野戦における兵力部署
北東方面（北海道、樺太、千島）
終戦時戦闘序列部隊
満州、朝鮮方面
中国大陸方面
フィリピン方面
南西方面
豪北方面
南東方面
中部太平洋方面
船舶高射砲兵の部署の概要
大東亜戦争開始まで
大東亜戦争開始後
要塞高射砲の部署
要塞の発展の概要
各要塞兵備の変遷（主として高射兵備について）
要塞高射砲兵の配備
気球部隊の部署
教育訓練
教育機構とその変遷
教育機構
各兵監の任務
教育機構制度の変遷
高射学校とその教育
沿革
編成
教育体系
研究体系
赤穂陸軍高射教育隊
補充学校における教育
防空兵士官教育の開始
甲種幹部候補生の教育
特別甲種幹部候生の教育
下士官候補者の教育
少年兵の教育
軍司令官の管轄する教育隊
教育実施の根拠
軍司令官の管轄した教育隊
高射砲兵の訓練
訓練体系及び根拠
訓練実施内容
高射砲の砲術
砲術
照空隊の戦闘要領
照射戦闘
聴測射撃戦闘
第１０章　海軍の防空の概要
地上防空に関する陸海軍協定
本土防空について
野戦防空について
軍港、要港の防空
海軍の内地防衛組織
開戦直後の海軍内地防空部隊の配置
海軍防空戦備
第１１章　戦例・戦（教）訓
本土における戦例戦訓
ドウリットル初空襲時の戦闘
成都発進のＢ２９との戦闘
捷号作戦期の防空戦闘
本土決戦準備期の防空戦闘
戦例
野戦防空における戦例戦訓
北東方面
沖縄、台湾方面
満州、朝鮮方面
中国方面
フィリピン方面
南西方面
豪北方面
南東方面
中部太平洋、硫黄島
沖縄における第二一野戦高射砲隊の戦闘
その他の戦例
日向丸船舶砲隊の戦闘
参考・付録あり