温故知新
序にかえて(保利重三)
1 歩み その一
日本海軍医務衛生史(執筆・編集・猪初男、横堀栄、喜谷市郎右衛門、早速晴雄、監修・保利重三)
2 歩み その二
桜医会略史(高田豊造)
海軍軍医学校第二附属病院、第一海軍療品廠、東京海仁会病院、跡碑建立竣工式
海軍軍医学校跡碑建立海軍兵学寮趾碑移設再建除幕式
館山海軍砲術学校跡碑建立除幕竣工式
多目的病院船シンポジウム
米海軍医務科士官招待の総会懇親会
第六潜水艇八四年祭
3 断想 その一 無心自達の片鱗
国連平和維持活動協力法に想う(小河九一郎)
永続した海軍のクラス会(山崎千里)
硯(大禰一郎)
海軍精神忘れまじ(島田宗之)
戦訓・他人のために燃える(春日正信)
遊歩道散歩により血圧正常化(伊藤繁雄)
二一世紀は?(大島正光)
戸塚の友情今も(近藤隆造)
医師と薬剤師の相互信頼(富永大六)
脳死と心臓移植(海輪博太郎)
本間日臣君の思い出―死からの甦り―(土岐正)
花落猶春(後藤克己)
公衆衛生に生き甲斐(橋本正己)
二一世紀に向かうわれら 海軍時代を振り返りつつ(羽田春兎)
私の海軍時代 本当の人間とは(平松稔夫)
防衛庁は医薬品研究所を作れ(山田俊一)
当世学生気質(内薗耕二)
コンドームの衛生講和とエイズ(安部英)
日本国民健康の将来を憂う(犬塚元輔)
海軍精神を生かしての一人暮し(小島温)
俳句 海外旅吟(五〇句)(小見山茂人)
過去、現在、未来についての雑感(滝一郎)
やはり「五分前」(森一郎)
視野の広いアングロ・サクソン民族(結縁晃祥)
軍艦行進曲成立史(石川晃)
最近の世情を憂う(川井尚文)
「がん」と「忠恕」(久野敬二郎)
平和主義(運動)(小林茂三郎)
句作楽しむ畑仕事(沢田郁夫)
私の人生(手束和之)
医師として五〇年(久金彰)
戦争の正しい反省が必要(三浦穣)
南水海軍墓地の遺骨はどうなるか(湊忠雄)
恩讐を越えての日比友好親善の一助(移川二郎)
ネイビーからの戴きもの(岡益尚)
憲法を改正して軍隊を作るべき(柿本亮賢)
現代に想う 腑抜けの青年になるな(木原藤夫)
企業で役立った次室士官心得―何事も始めが大切(久田原哲夫)
原点よりの出発(新開実)
何かを求めて前向きに驀進(燃える心の青春)(祖父江逸郎)
今も残る海軍の躾(高橋純)
平知盛の幽霊に想う(竹森正義)
海軍軍医学校跡建立によせて(松永嵩)
海軍は人生の糧(三輪哲郎)
老病死(井口善二郎)
巡り来る八月一五日の妄言(大塚義彦)
「アンダーソンとホイラーの顕彰碑」建立の提言と理由(蒲原宏)
海軍と海上自衛隊に勤務して(斎藤博業)
戦死者の心情忘れるな(馬場一雄)
キリストの再来か(林正之)
海軍時代と近況の一齣(藤井清太郎)
楽しいかなわが人生(藤田五郎)
往診老(山田真人)
桜医会総会の米海軍軍医との友交関係を垣間みる(天木一太)
医療功労賞受賞と私の人生(入江品三)
海軍とハイテク医療(梅垣洋一郎)
復員してからのこと(大屋温)
健保改革が必要(織畑秀夫)
私の足跡 錦鯉の道三三年(黒木健夫)
家内の胆石手術雑感(柴田則夫)
医学教育の根源と理念(塚原勇)
わが海軍時代と近況(中井準之助)
ヨーロッパの美に接して(原俊夫)
海軍精神を大切に(平塚哲夫)
4 断想 その二 不朽に消えさらない想い出
一世紀を生きる(杉山峻)
太平洋戦争中の空母飛鷹とともに(武藤経世)
細菌戦終止符の教訓(田中強)
私の遍歴(松島六郎)
嬉野海軍病院副官時代(藤井信雄)
海軍在籍中でのわたしと音楽(小林勝郎)
砲艦二見の苦戦(角田正三)
病院船朝日丸での副官業務(戸田弘一)
戦い傷つきて(森忠夫)
昭和一一年二、二六事件以来の変貌(井手田丸)
松永貞市中将との縁(滝口清一郎)
人事(小林新一郎)
私の戦歴と余生会のこと(肥田慶二郎)
比島ピナッボ山と私(松浦斌)
私の瀟湘八景(和田明二)
潜水艦勤務・銀飯に涙(磯山斐)
酷寒時潜水に関する研究の憶い出(今井二雄)
大平軍医長の心温まる小包(菊地金雄)
戦艦長門の穀象虫掃討作戦(喜谷市郎右衛門)
復員艦鳳翔の記(滝川巌)
懐想・コントラクトブリッジ(林良三)
私の海戦記 スラバヤ沖海戦(横堀栄)
私の海軍時代の主な行動とガ島挺身攻撃隊(吉川真麿)
私のラバウル四年(石田主基男)
戦時行動中の潜水艦内の緊急手術(長村真)
海軍時代が一番良かった(木本信男)
ラエ物語・小薗大佐のことども ラバウル(高久芳衛)
海軍潜水学校衛生研究部(潜衛研)の回顧(辻達彦)
第五駆潜隊旗艦第五寿丸奮戦記(宮入鴻一)
太平洋戦争開戦前後の私(新城之介)
広島原爆救援活動の写真(阿部久二)
真珠湾攻撃と山本五十六大将の思い出(阿部輝明)
キスカ撤収作戦落伍の記(阿武寿人)
伊号第一一潜水艦奮戦記(石田正統)
航空母艦隼鷹戦闘日記(木水園右衛門)
さらば、戦友よ 一期一会の人達(近藤芳朗)
トラック島の想い出と山本長官(佐々木正五)
蛆虫に教えられた南方治療法など(佐藤隆臣)
メナド慰霊紀行余聞(杉山熊男)
昔の恋人「氷川丸」(田中秀美)
空母・翔鶴、瑞鶴 宮尾直哉君と奇しき因縁(渡辺直寛)
拙著「蓬瀛に眠る医師たち」の由来記(伊藤貞男)
北比海道航空隊「ツゲガラオ」基地と共に(伊藤忠雄)
常磐二世の活躍(織田五二七)
フィリピン・ホロ島での闘い(賀来修)
楽しかった戦中の青春(杉森繁)
海軍での青春像(鈴木潔)
ソロモン戦線からの帰宅(永井友二郎)
駆逐艦巻波と大波の非情(中村正信)
南方勤務の想い出(広瀬貞雄)
「じゃんけん」が生死を分けた話(藤岡万雄)
決死のガ島撤収(細田精一)
海軍軍医の戦場(渡辺哲夫)
ロタ島戦闘治療所(池谷亘)
第四海軍通信隊(今井義雄)
第二五特別根拠地隊(旧蘭領ニューギニア)の想い出(大崎完一)
勤務先は志望通り(大村光)
爆沈、轟沈(梶川進)
ベンガル湾の孤島の基地(片山博)
水中爆傷について(国見寿彦)
第二艦隊壊滅の経過(桑ケ谷八郎)
キスカ島奇跡の撤退…四つの奇跡(桜井杲)
我が裡なる海軍(渋江有明)
「同期の桜」が結ぶ男の友情(高藤次夫)
白雲流水、共依々(仲省三)
医師ドクター・コロンのことども(西村宰爾)
鎮海警備府の終焉(芳我孝一)
戦地での医学的研究二つ(細川義一郎)
一航艦一二一空の終焉(本間日臣)
海軍と私 沖縄突入戦直前の「大和」勤務(三橋進)
戦地の思い出から 幻の神薬(皆川清人)
マリアナ沖海戦記補遺(緒橋芳夫)
ああ復員戦(珊瑚会編)(吉田達也)
二代の青島(赤岩彰)
死神につかれた潜水艦軍医官(阿部源三郎)
わが俘虜記(市瀬晴夫)
率先垂範の実践(大原信夫)
自衛隊で接した桜医会会員(緒方弘之)
われ潜水艦にてかく戦えり(梶原貞信)
「タウイタウイ」より「呉」まで(加畑豊)
不沈艦響の栄光(鎌村貞嘉)
空母信濃の沈没(川内拓郎)
タイガーハウスの一夜(高松秀雄)
呉海軍病院・第六〇一海軍航空隊に勤めて(滝原哲一)
薬品誤用ニヨル歯槽膿瘍の一症例(谷幸信)
役立った戦訓と雑訓(玉川鉄雄)
遭難実習まで習う幸運(豊島純三郎)
青島で楽しい外食(豊田勤治)
米軍の魚雷攻撃を逃れた竜鳳(早川武)
船団護衛一〇か月(林敬一郎)
終戦後の巡洋艦妙高(古川元宣)
武蔵沈没(細野清士)
神津会・赤心会(安田史郎)
海防艦での急性虫垂炎手術(山崎康弘)
沼津海軍工廠と九三六空(山下喜代司)
土浦海軍航空隊の最後の日(青木高志)
将兵たちの墓標(赤坂裕三)
第一艦隊附嘱託歯科医只今着任(荒木良三)
戸病で、戦死者続出(狩野晧)
横須賀海軍病院内科系勤務の思い出(清水勇)
戸塚日記より(小松邦彦)
人々に恵れた海軍時代(斉藤篤)
海軍で培われた絆を大切に(沢英一)
島の工場で(下村安)
亡父の七〇年前の渡欧旅行(新沢浩)
野比海軍病院と終戦のことども(杉野正造)
東京港を建設した上野技術大佐との縁(高嶺登)
随想断片(田中稠三)
血肉分けたる仲ではないが(中島忠一)
白石川の鮎の味(中島吉春)
虎軍医長は生命の恩人(平形義人)
文化勲章とカステラ(福田瑞男)
終戦時の別府海軍病院のことども(丸山勇)
入校時戦死者名簿の中の私(溝越将城)
空母加賀の巨大なエレベーター(横田英夫)
「病院船、氷川丸」乗組出航から任地着任まで(吉井博信)
横須賀海軍工作学校のこと(市川博)
横須賀海軍病院(伊藤厚)
野比海岸の伏竜特別攻撃隊(弥政洋太郎)
眼に浮かぶ長門終焉(太田伸一郎)
死さえ焼きつくされた長崎(沖重豊美)
軍艦マーチみたび(小山寛)
戸塚海軍衛生学校、野比海軍病院の想い出(加々美孝)
死神の手(菊池正一)
戸塚二期生は最後の軍医官(清水奎三)
ヒューマンな精神(久木田民三)
学生隊への最後の訓示(窪田種一)
戸塚海軍衛生学校の思い出と後日譚(五島雄一郎)
戸塚、岩国、大竹の思い出(先崎守)
戸塚の思い出(田中正)
私の海軍生活(鶴岡清一)
野比海軍病院(永石保)
終戦で脱力感(中島章)
終戦前夜の試し切り(中田良三)
挙手の礼で別れを惜しむ兵曹のことども(永田静一郎)
高高度飛行実験の学生隊(中野政男)
淋しかった終戦の白旗(名和寛二)
早婚入隊記(畑一郎)
異常な爆風(原岡潔)
ひたむきに生きた戸塚と霧島(藤村密)
被爆者をおもう仏心(山下兵八郎)
潜水艦戦と軍医官(鳥巣建之助)
英国皇族グロースター公殿下御訪日(市来俊夫)
父と私の海軍(川井田勝)
5 遺稿
永き交誼を謝し、後事を託す(宮本明道)
病院船菊丸(高宮篤)
潜水艦勤務のことども(井上章夫)
6 追悼
高田六郎連合艦隊軍医長を偲ぶ(森忠夫)
金井泉先生のご逝去を悼む(石井暢)
在りし日の金井泉先生を偲んで(降旗良知)
小田一昭先生を偲ぶ(林良三)
小田一昭先生を偲んで(松原高賢)
野中弥六軍医大佐を偲ぶ(横倉弘吉)
宮本明道君を偲ぶ(小河九一郎)
宮本明道先生を偲んで(林良三)
海軍同期生安間孝正君を偲ぶ(原憲次)
佐藤孝三先生のご逝去を悼む(馬場一雄)
高宮篤兄を悼んで(林良三)
上海「一病」の恩人二先輩を偲ぶ(河田隆一)
麻田栄先生を偲ぶ(三枝正裕)
海軍軍医、香月秀雄先生(長田浩)
星弘之助軍医大尉と一水兵を偲ぶ(山村善信)
山村雄一君の三周忌を終えて(中村滋)
侍医長 高木顕君を悼む(平尾正治)
同期の戦友(とも)高木顕先生を偲んで『男の生きざま』(早速晴雄)
昭和天皇侍医長高木顕先生を偲ぶ(斎藤篤)
毛利寿夫軍医中尉の死(平尾正治)
「星に七夕」サイパン慰霊行(田口芳治)
慰霊の旅・白き貝殻(山崎智)
名教授輩出した戸塚海軍衛生学校(干治松弥太郎)
鎮魂・東部ニューギニア(滋賀秀二)
松浦家を褒とう 故松浦 弘海軍軍医少佐のご家庭(佐藤俊)
戦艦金剛副長の兄を偲ぶ(吉松修)
回天・烈士の忠節を追想(姫野英雄)
7 便り
昭和一一年海軍短期軍医科士官(二年現役)始末記(原憲次)
昭和一五年桜医会の現況(歌橋一典)
涛光会半世紀の記録(阿部源三郎)
戸塚二期会(田中正)
終戦後の賀茂海軍衛生学校歯科分隊各分隊会の動向(湯浅英)
8 語らい
薬剤官大いに語る
「ロマンと、笑いと、涙と」補遺(林良三)
9 桜医会名簿平成四年版編集始末記
桜医会名簿平成四年版編集始末記(高田豊造)
10 日本海軍医務衛生史編集始末記
「日本海軍医務衛生史」編集始末記(猪初男)
11 図書紹介