図書アイ ノ ホマレ000019111

藍のほまれ

サブタイトル1~10
旧満洲第7000部隊将兵の記録
編著者名
全国7000会 編者
出版者
全国7000会編集委員会
出版年月
1982年(昭和57年)6月
大きさ(縦×横)cm
22×
ページ
1145p
ISBN
NDC(分類)
396.7
請求記号
396.7/Z3
保管場所
閉架一般
内容注記
旧満洲第7000部隊、折り込図1枚 限定版 第二次世界大戦関係年表:p1051~1065
和書
目次

序文(猪股光雄)
序文(小林五一)

第1部 運命の行動経路
訓示(陸軍大佐・辛島来)
大塚本部
緊張高まる中、部隊長に(小林五一)
大隊本部副官拝命(山田邦隆)
帰国梯団長となる(浮池正基)
馬徴発に出張(南鉄雄)
「ノモハン」事件にも出動(平田正七)
長期服務者として帰還(武田豊治)
「囚人の墓場」に抑留(鈴木英夫)
転属また転属(大仲良佳)
空襲下の撤退(新川善盛)
ハワイより復員(喜屋武有栄)
占領物資の積荷作業(森玉夫)
敦化よりアルタイへ(内田忠雄)
軍司令部に編入さる(吉本操)
騙されて伐採作業(二村琢磨)
高まる洗脳運動(嫩初喜)
十日余も行軍(杉田常次)
本部行動年表(南鉄雄)
第一中隊
中隊長として着任(井口卓二)
作戦道路を構築(永野司)
内地兵備要員で転属(則元京)
「チタ」で病院開設(吉田誠)
「桜参動」により転属(太田千秋)
「桜参動」で内地帰還(南谷伝)
○○機密で転属(松下田弘充)
伍長任官後復員(徳田忠男)
平陽より転属(桑島稔)
道路作業中帰還命令(与那覇朝英)
拉古よりソ連領へ(島袋宗助)
行軍でグロデコに入る(久留秀徳)
航空隊で終戦(戸高徳重)
奉天で武装解除(成瀬芳秀)
特種技能曹長に(池宮城秀勤)
陣地構築(石川盛松)
苦力を徴用(宮城定盛)
道路作業のみ(吉野勲)
長期服務で帰る(親泊源助)
軍務を解かれる(島袋五郎)
ソ連軍の襲撃(仲嶺真補)
北満の道路作業(鉢嶺清則)
伐採作業(伊敷光太郎)
逃亡兵の捜索(仲本亀助)
停戦で捕虜(粟国重昌)
四年間も抑留(与那嶺新蔵)
選挙で人事係曹長に(屋良朝章)
戦車の急襲(宮里嘉仁)
ムーリンに転属(島袋英次)
瓦斯兵教育へ(津覇実信)
シベリア鉄道建設(上江州孝基)
善行賞を授与さる(安里昌正)
ついに日ソ開戦(宮城良英)
ソ連参戦(与那嶺盛昌)
武装を解かれる(又吉仁宇)
両眼を病む(高江洲朝仁)
三年間伐採(米須清祐)
再び「球」部隊へ(知念永徳)
重労働三ヶ年(堀川正男)
反動分子と目されて(鬼塚広次)
抑留生活三ヶ年(白木菊雄)
ソ連病院に入院(桜井通)
チグロワヤで伐採(原啓一)
食塩注射で蘇生する(荒木芳記)
ハバロフスクで伐採(平島実雄)
掖河の戦斗で負傷(藤本貞記)
衛生業務を担当(山本繁夫)
医務室勤務も束の間(池上義弘)
揃って無事復員(岩下春一)
揃って無事復員(小柳馨)
揃って無事復員(黒川忠弘)
揃って無事復員(道永喜蔵)
揃って無事復員(本田正行)
内地帰還の途次開戦(水上二雄)
中隊行動年表(本田正行)
第二中隊
大隊副官として応召(大町正三)
楠根道路を完成(楠根宗生)
一躍軍医中尉に昇進(橋田孝人)
水害復旧で演習止め(野口謙治)
酷寒のウラルへ(坪山放生)
教育隊の教官(寺脇信夫)
終戦の日に転属(大久保正利)
遠く「タイセット」に抑留(永田甚之助)
精勤章に輝く星(大平己年)
四度も応召(川畑三太郎)
二年目に曹長職(小山学)
復員後再び召集(田畑知治)
三階級特進(瀬戸口重雄)
軍用材の伐採(上田忠三)
長期服務で帰還(清篤盛)
特別作業隊に(樋渡農)
草刈り中に「ダモイ」の知らせ(前之園武志)
道路の補修(相良三郎)
軍用道路構築(日高正男)
酷寒の夜の重労働(山崎実治)
陣地を構築する(淵上則次)
国境で木材伐採(玉井国吉)
新京へ馬輸送(下原善二)
馬徴発に出張(湖城進仁)
白衣のまま戦火脱出(楚南盛功)
初年兵教育班長(照屋松一)
交戦せず停戦(我如古盛昌)
沖縄で防衛召集(新垣安盛)
二階級特進(金城武一)
歩兵部隊に転属(翁長盛全)
丸腰の敗残兵(仲里三郎)
蘭崗に収容される(前田松次)
再び戦場へ(宮城正昌)
あやしい「ダモイ」(宮里政識)
「イルクーック」に抑留(長浜真牛)
海林で空襲(金城喬松)
雪の原生林で(与座三郎)
中支へ転属(池宮秀松)
無抵抗の武装解除(宮里亀太郎)
転属兵増える(石川清廉)
抑留三年間(当間加那吉)
無茶な労働大隊(親泊元栄)
酷寒の「コムソモリスク」で(森松長因)
運命の岐路「鎮南浦」(吉浜真芳)
記憶もうすれて(市丸正也)
一年足らずで召集解除(浅野公男)
横道河子で停戦命令(蔵前静夫)
残酷な抑留生活(徳地侃)
若葉萌ゆころ復員(山下時光)
病院より抑留される(成合袈裟義)
分隊を指揮する(有薗敷男)
夜襲は中止する(河野正士)
夜暗に乗じて輸送(中迫武雄)
転属後に停戦(村上道則)
兵舎に戦車砲(岩本正則)
酷寒の中で伐採(西田金鵄)
執拗な敵機空襲(松野正好)
深夜の貨車積み(坂下光繁)
病院船第一号で復員(清水重蔵)
月給五十ルーブル(村井正儀)
高砂丸で帰還(古川義夫)
早朝の敵襲(白井国夫)
突如、ソ連戦車出現(中山清徳)
行軍で満ソ国境へ(原口福吉)
中島軍曹の戦死(工藤京市)
苦難の貨車積み(荒木剛)
行軍で国境へ(八条直路)
牡丹江を突如撤退(清田員規)
深夜の重労働(迫田猛)
戦友は野末の石の下(坂本徳次)
きつかった夜の貨車積み(永野信武)
雪中伐採を強いられる(船津末吉)
酷い惨めな重労働(寺園秀一)
栄養失調症でたおれる(沼田杉雄)
仙洞の弾薬輸送(是永圭司)
官舎の当番兵勤務(坂井兵一)
小さな村の山奥深く(杉村義盛)
盲腸炎で入院(竹牟礼福市)
市丸軍曹と石炭積み(愛甲雄一郎)
幹候生に任命される(田中等)
ルーチキ草原に伏す(古城敬人)
セメント積み中負傷(藤本正純)
過酷な「ノルマ」制度(城尾進)
特攻射撃班に参加(宮城武司)
中隊行動年表(野口謙治)
第三中隊
沖縄出身兵を慰安激励(吉沢専一)
陸亜機密により転属(町田光夫)
長期服務で召集解除(元田永次)
二年目に召集解除(高村健蔵)
善行賞授与される(坪内時義)
「ザフトラ・ダモイ」に騙される(松田祐一)
なぜ武装解除されたか(喜納英三)
掖河に後退(前原朝健)
警備を強化(比嘉識亀)
警備と輸送業務(新垣次郎)
極寒の「ウランウデ」に(渡嘉敷直勇)
国境警備(喜屋武久正)
辛うじて掖河へ(比嘉栄松)
暗夜の中を転進(桃原次郎)
極寒の密林(国吉真栄)
綏芬河よりソ連へ(通事安知)
司令部を警備(大嶺保清)
満期除隊(平安名常安)
ソ連軍の越境(花城盛保)
軍命令で後退(渡名喜庸三)
転進中に終戦(知花賢豊)
弾薬輸送(新垣世栄)
恒山で道路作業(大田昌勝)
早かった召集解除(浜川恵徳)
作業中に負傷(高良京明)
戦車と遭遇(呉屋善昌)
作戦命令は変更(新垣正吉)
痛恨の極み(金城宏安)
ソ連領へ日夜行軍(比嘉幸吉)
飢えと寒さと疲労に耐えて(新田宗保)
河南作戦の行李班(富山嘉信)
伍長任官後開戦(横井戸吉)
戦友の遺骨を持参(江藤秀信)
中隊の被服係(馬原正雄)
代馬溝で日ソ開戦を知る(松田進)
抑留中も衛生担当(森忠雄)
炭坑で重労働(加藤孝一)
ソフホーズで労働(岡泉)
教育隊の指揮に当る(御手洗万吉)
代馬溝より急きょ本隊へ(岡本正一)
食糧難で苦労(弓削菊次郎)
スパイの嫌疑で連行される(黒木実)
他部隊に転属(前田進)
転属後抑留された(島田武功)
爆死直前に移動命令(花崎利雄)
満人に炭焼き指導(永田日吉)
外出中にソ連軍参戦(桝田隆)
赤痢で苦しむ(長山健一)
戦友の墓掘り(吉田慶太郎)
病馬廠跡に移駐(浜田久次郎)
代馬溝で知る、ソ連侵攻(古閑時春)
二ヶ大隊も戦病死(日野直喜)
掖河特攻隊に参加(山本鳴実)
船舶修理業につく(津房貫道)
抑留生活三ヶ年(瀬口信夫)
幹候教育隊へ(酒井金市)
横道河子で停戦(新名五左エ門)
ソ連軍少佐の当番につく(篠田一英)
はからずも戦車と遭遇(平島秋範)
行軍でソ連領へ(沢田一夫)
敵をごまかす作戦(早田幸義)
初年兵日記(高洲安則)
早駆け行軍で撤退(吉北末次)
中隊行動年表(松田祐一)
第四中隊
師団経理を担当(田村隆正)
第十二大隊へ(祝迫栄造)
三度、精勤章(牧本千蔵)
飛行大隊で停戦(大窪貞夫)
高砂丸で復員(松成敏方)
再び召集される(川口重志)
三年目に召集解除(今村正雄)
病馬廠に勤務(甲斐法信)
毎日死と戦う(島袋亀康)
現地除隊(宮城取亀)
蒋介石軍と交戦(与儀謙次郎)
憲兵隊に転属(桑江良則)
南昌に集結(大田保吉)
舞鶴に復員した(高浜幸就、米岡唯義)
琉球音楽で慰問(宮里春行)
病院に移る(大山文造)
東北軍管区に転属(山城栄正)
満期除隊(親川亀助)
九月に召集解除(嘉数次郎)
長期服務で除隊(町田宗前)
三年も重労働(大工廻朝真)
下士官教育に(当間三郎)
二重の鉄条網(伊保政吉)
「ウラジオ」から帰る?(叶惟宜男)
抑留三ヶ年(宮良善伴)
通信隊に転属(大浜孫米)
戦車に斬りこめ(多宇豊吉)
兵役を免除(奥原宗一)
敵機の急襲(目取真興昌)
悪夢のような伐採(宮城親秀)
兵舎出発後間もなく(親川太蒲)
満期で沖縄へ(屋良朝信)
中隊別に撤退(呉屋真能)
予期しなかった終戦(上原官得)
戦わずして捕虜(幸喜執吉)
遂に三ヶ年も抑留(当間保吉)
舞鶴に復員(玉那覇亀助)
監視つき重労働(仲座明徳)
掖河を目指して疾走(長嶺英輝)
麻山で築城(仲本盛章)
忘れえない辛島峠(安次嶺宗助)
激しい機銃掃射(中村末人)
兵器廠を爆破(後藤要)
再び精勤章(渡部豊記)
辛苦の末、入室(金田恒夫)
夜襲は中止だ(柏原庄次郎)
ビタミンが欠乏(佐藤清)
決死の捜索隊(黒木福男)
下士官教育は中止(前田光雄)
南京へ出張(手石方実)
夢暖まる暇もなく早朝伐採(寺崎一治)
早々と召集解除(守田秀司)
戦車を夜襲せよ(山室登代喜)
鉄道敷設工事(岩間昇)
八路軍の厩当番(川口太助)
石炭を発掘(坂本松記)
八〇二部隊に転属(佐藤滝雄)
伐採に従事(梅田篤)
横道河子に後退(田中藤吉郎)
伐採と道路作業(黒木恒雄)
チグロワヤに抑留(本木下利夫)
帰国命令が飛んできた(松田守義)
四級と診断(富田友久)
「アカハタ」の歌をうたえ(南威)
抑留、三年(酒井国良)
野戦建築部隊へ(城間吉次郎)
保護兵で召集解除(比屋根方永)
中隊行動年表(宮里春行)
第五中隊
大隊副官を拝命(東邦男)
小隊長を命ぜられる(木庭久雄)
早かった満期除隊(崎山喜順)
補充兵を教育(日高恒造)
銃をかまえたソ連兵(原国政雄)
不安の始まる日(中村政徳)
牛小屋当番(石嶺伝春)
サナトリゥムの水道工事(玉城清吉)
日夜兵器を製造(外間清正)
南昌で終戦(高良憲信)
中支へ転戦(仲里源太郎)
原隊に復帰(浜川智朗)
三度も戦線へ(又吉永広)
戦車を爆破せよ(久高朝光)
転属先きで終戦(安里安吉)
歩兵連隊に転属(新川秀徳)
蒋介石軍と交戦(玉城亀五郎)
北支戦線を征く(山城長助)
保護兵で帰還(大城亀松)
疲労も極限に達し(富川盛智)
初年兵の教育班長(蔵下吉雄)
貧弱な医療施設(田本流一)
早くも満期除隊(松川栄昌)
「バム鉄道」を敷設(知念達正)
深夜の貨車積み(大城亀市)
積雪の中で伐採(金城克己)
朝鮮まで行け(宮城喜一)
重労働三ヶ年(稲福次郎)
さながら原始人の住居(当真荘平)
夜更けまで伐採(宮里竹次郎)
生きている戦友愛(与那城真吉)
二ヶ年目に下士官(小野田正一)
支那戦線へ(津留久良男)
コルホーズの雑役(江崎忠人)
建築工事に(松本富雄)
三年待った「ダモイ」(上田政武)
シベリア鉄道を敷設(藤田秀夫)
酷寒の密林地帯で(麻生義則)
ラーゲルを転々(武田良守)
勲七等瑞宝章授与さる(藤内山雄)
突如、作戦変更(麻生歳雄)
伐採で苦難(中馬巧)
掖河に撤退(三ツ木量)
「タシケント」に抑留(森一)
戦友の遺髪を安置(荒金重雄)
草刈りと伐採(伊藤時夫)
伐採を強いられる(荒金高義)
行軍で入ソ(梯正光)
煉瓦作り(上野次芳)
中隊行動年表(木庭久雄、押福秀)
第六中隊
国境作業隊勤務(永田辰夫)
人事係曹長の任を完う(村山清盛)
長期服務で召集解除(宮城喜一)
軍用木材の伐採(山崎兼次)
獣医官補佐として勤務(又吉栄長)
逃亡兵を追って(金城盛昌)
突如、教育隊解散(小波津達雄)
戦斗配置も空し(大城広栄)
長期服務で帰る(松田季侑)
執拗なソ連機(宮城能倫)
枕木の輸送(玉城栄助)
満期除隊(名嘉山盛蒲)
軍属宿舎にかくれる(屋比久松)
鈴木部隊に転属(上前泊金次郎)
鞍山の部隊へ(崎原盛昌)
「バム鉄道」を建設(瑞慶覧長樽)
中支の極部隊へ(本原正延)
ラーゲルを転々(田村寅次)
密林を伐る(上地完録)
他部隊に転属(比嘉安行)
満期除隊(照屋三郎)
ソ連の囚人小屋(宇地原松善)
乾草刈り(儀間清栄)
煉瓦作り(宮城真安)
二十三日目に(伊佐盛祐)
第七労働大隊に(真栄城守光)
モンゴル人民共和国へ(友寄隆禄)
「タイセット」で鉄道敷設(兼次甚次郎)
鏡泊湖で陣地構築(長嶺春良)
シビル高原に抑留(大城和幸)
ソ連でも弾薬輸送(高安盛登)
初年兵教育助教任ぜられる(安部政雄)
停戦命令を伝達(高榎園太郎)
獣医軍曹で除隊(佐藤捨三)
四ヶ年も重労働(原口一栄)
伐採作業中負傷(西田尚志)
輜重車を飛ばして(西田光義)
「タイセット」地区で鉄道建設(甲斐猪作)
「ルーチキ」で干草刈り(宮川光男)
退院と同時に抑留(外村数雄)
採炭業を強いられる(下西重雄)
海軍病院で左官業(向原睦男)
戦車に砲撃される(相良富男)
酷寒地帯に抑留(工藤知男)
本部付の兵長(田崎丸彦)
中隊行動年表(深川昌行)

第2部 思い出の証言
満州篇
大隊本部
行く手に敵の信号弾(小林五一)
間違っていた関東軍命令、ほか二篇(山田邦隆)
真夏の凍死者(大仲良佳)
恨みは深し辛島峠、ほか一篇(南鉄雄)
憲兵と間違えられて(平田正七)
幹候教育班の思い出(内田忠雄)
靴底に金ピカピカ(嫩初喜)
第一中隊
関特演の勇士とともに、ほか三篇(永野司)
誰か知らないか、オンドルの火傷(則元京)
銃剣術で歩兵部隊に勝つ(松下田弘充)
道路構築に功績残す(太田千秋)
初年兵と冷水(島袋宗助)
応召から復員まで、ほか二篇(戸高徳重)
満洲懐古(村田勝)
高梁畑の中で夜を明かす(堀川正男)
遺骨箱に目印しの焼印(桜井通)
平陽の虹、ほか五篇(本田正行)
第二中隊
悪夢のような出来事、ほか七篇(大町正三)
熊と兵隊(野口謙治)
わが青春―海城から鶏寧へ(坪山放生)
温情あふるる新垣軍曹(上田忠三)
ソ連参戦(楚南盛功)
良い鉄は釘にしない(湖城進仁)
忘れえぬ同僚の死(前田松次)
甲斐伍長に感涙(森松長因)
心ゆさぶる悲喜交々(宮城正昌)
本朝未明、日ソ開戦(清田員規)
戦火の中の輸送(佐々木国夫)
戦局は北から南へ(田畑知治)
頭髪も逆立つ戦斗、ほか五篇(宮城武司)
第三中隊
「牡丹江を死守せよ」の軍命令(吉沢専一)
三名も凍死(喜納英三)
君は下士官になれるぞ(桝田隆)
命を絶つ時が迫ってくる(岡本正一)
無言で最後の酒を汲む(日高春松)
カニの足は落された(御手洗万吉)
台風の中の小鳥(馬原正雄)
部隊長の乗馬「海王」ほか一篇(伊舎堂太郎)
鉢巻特攻隊(松田進)
空襲下の大酒宴(高洲安則)
第四中隊
小切手「百万円」をきる、ほか二篇(田村隆正)
船待ちの住居だ(松田守義)
満月下の戦場で酒盛り(山室登代喜)
弟の霊に護られる、ほか一篇(大山文造)
終身刑を宣告された顔(宮城親秀)
捕虜の歴史は消えない(川口重志)
仮病で戦友を護る(松成敏方)
敵戦車に法える(酒井国良)
戦友の握飯(後藤要)
目前に敵戦車(南威)
第五中隊
満洲糞尿譚(東邦男)
成果上る寝馬調教、ほか二篇(木庭久雄)
不発弾だった関特演、ほか四篇(当真荘平)
永遠の恩師(与那城真吉)
天から降ってきた軍需物資(小野田正一)
軍靴で病室に(森一)
入隊時の思い出、ほか二篇(麻生義則)
丸腰の兵隊と乱髪の若い母(武田良守)
第六中隊
原隊に復帰せよ(小波津達雄)
酒瓶ごろごろ(安部政雄)
満人部落が流失(高榎園太郎)
シベリア篇
大隊本部
最後の部隊長、ほか三篇(浮池正基)
脳みそで薬をつくる、ほか二篇(鈴木英夫)
恐るべき反軍斗争(新川善盛)
凍死体の山盛り、ほか一篇(嫩初喜)
第一中隊
「忍」の想い出(井口卓二)
汽車は東に向っている、ほか五篇(永野司)
思いやり教育の成果、ほか一篇(屋良朝章)
生地獄に耐えて(堀川正男)
春、夏、秋、冬(白木菊雄)
芋三個で銃殺(山本繁夫)
来春の配船まで待て(菊清作)
じっと耐えて夕食を待つ(岩下春一)
チグロワヤの冬、ほか一篇(本田正行)
第二中隊
隊長営倉入り、ほか三篇(照屋松一)
働らかざる者食うべからず(宮里政識)
心に残る戦友、ほか三篇(与座三郎)
豚操縦法の極意(吉浜真芳)
蛋白源を釣る(工藤京市)
胆を潰した話(岩本正則)
屍を解剖するソ連兵(中村始)
「共産主義」芽をふく(古城敬人)
危うく銃殺刑(村井正儀)
遺恨、地獄の声(荒木剛)
待れる遺骨蒐集(古川義夫)
心臓も凍る寒さ(河野正士)
伐採は生き地獄(中迫武雄)
命の恩人たち(寺園秀一)
タバコ(マホルカ)(八条直路)
銃殺直前救われる、ほか五篇(宮城武司)
第三中隊
異国追想(吉沢専一)
死の重労働(松田祐一)
報恩のスープ(渡嘉敷直勇)
ノルマのシベリア労働(喜納英三)
シベリア出兵の恨みか(岡本正一)
いたましい西伍長の死(伊舎堂太郎)
戦友三十名も埋葬、ほか一篇(日野直喜)
ソ連兵になぐられ死亡(加藤孝一)
流浪の日々、ほか二篇(高洲安則)
第四中隊
慚愧に堪えぬ、ほか二篇(田村隆正)
「ダモイ」夢ではないか(松田守義)
洗脳で残される(祝迫栄造)
解かれない武装解除、ほか二十五篇(宮里春行)
慟哭の四年間(宮城親秀)
心も凍る吊し上げ(川口重志)
「おーい、ダモイだぞ」(千石方実)
遺恨、大晦日の貨車積み(田中藤吉郎)
ラーゲルで鍛治屋開業(中村末人)
月下に屍を掘る(後藤要)
シーシカ(松の実)(南威)
左足関節炎で入院(本木下利夫)
冷酷非道な銃剣(梅田篤)
第五中隊
抑留生活始まる、ほか四篇(木庭久雄)
多数の凍死者(伊瀬知徳助)
鋸を手に息絶える(押福秀)
お供え物を盗る、ほか四篇(原国政雄)
死の鐘が鳴る(中村政徳)
肌を刺す寒さ、ほか二篇(与那城真吉)
ソ連参戦、ほか九篇(当真荘平)
ソ連兵に農技を伝授(中馬巧、井上信、武田良守)
ヤポンスキーは同志、ほか一篇(武田良守)
ルーチキの墓標百柱(行武二人)
薬草で命つなぐ(三ツ木量)
第六中隊
蝿一匹で射殺(大城和幸)
忘れえぬシベリアの悪夢(宮里正)
シベリア悲歌(安部政雄)
米一粒は血の一滴(高榎園太郎)
第二次世界大戦関係年表(当真荘平)

第3部 友愛日本一の七〇〇〇会
第十一回全国大会スナップ
よみがえる顔・顔
すこやかに歩み続ける七〇〇〇会
全国七〇〇〇会のあゆみ(本田正行)
熊本七〇〇〇会のあゆみ(本田正行)
鹿児島七〇〇〇会のあゆみ(野口謙治)
大分七〇〇〇会のあゆみ(高榎園太郎)
宮崎七〇〇〇会のあゆみ(黒木実、武田良守)
東京七〇〇〇会のあゆみ(愛甲雄一郎)
沖縄七〇〇〇会のあゆみ(宮里春行)
地図・写真あり