郡山戦災史
題字 鴫原弥作
発刊のことば(郡山戦災を記録する会会長・鴫原弥作)
発刊によせて(郡山市長・秀瀬日吉)
市と市民のための永遠の書(郡山市史編集専門委員・橘輝政)
第1章 序説
郡山市の沿革
災害の歴史
第2章 戦争への道
満州事変以後
大東亜戦争と市民生活
第3章 防空体制の強化と警防団の活動
防護団の結成
防空体制の強化
警防団の活動
第4章 市民の手記・体験記(五十音順)
細沼町の被爆(芦名近磨)
小原田小学校の被爆―生々しい十二発の爆撃のあと―(阿部義雄)
忘れ得ぬ空襲(石幡弘)
空襲と救護活動(石田ハツエ)
保土谷工場の空襲(伊藤栄一)
勤労動員中、空襲に遭遇して(岩城圭一)
郡山に疎開して(大越アサ)
郡山大空襲に考える(沖坂ヨシ)
空襲で夫をなくした(大槻マキ)
四月十二日の思い出(加藤源志)
怖ろしかったあの日(兼子千恵子)
空襲で片腕を失う(日下ミチ)
空襲下の助産(熊田ヨシ)
夫は空襲で死んだ・叔父の死(小幡マサ)
初空襲の日(小針裕)
私の思い出―四月十二日の空襲―(西条丈延)
郡山空襲の記録(佐々木由見)
東橋附近の空襲(佐藤豊年)
高瀬小学校から―四月十二日の空襲―(関根参)
郡山市伝染病院爆撃をうける(全田文治)
四月十二日の日記(高田清助)
あの日の郡山で爆死と負傷した人々にこの一文を捧ぐ(丹治盛重)
横塚・鶴の巣戦災火災当時を復元しながら(橋本春美)
時限爆弾におびえる(松下のえ)
郡山の空襲(松本理)
保土谷工場の空襲(松山雄)
五三〇余の御霊に捧ぐ(水芳枝)
保土谷の爆撃(宮田フミ)
芳賀小学校の被爆(古川澄雄)
空襲下の助産の思い出(古川さつき)
好意の手紙にこたえて(柳沢久子)
『平和の代償』と白女生の座談会(山崎義人)
空襲下に御真影をまもる(山田慶治)
空襲と桃見台小学校(八幡良三)
空襲と郡山倉庫会社(湯浅広平)
救援部隊の立場から(吉田元吉)
悽惨な大空襲(渡辺春也)
空襲を語る座談会(郡山文化協会)
一瞬にして灰燼
勤労学徒の死(三浦和子)
保土谷工場爆撃の日(白河女子高等学校)
郡山に設置されていた第一一一部隊の活動(須藤俊幸)
不発弾の処理(佐藤常太郎)
恐怖のその日(佐藤三郎)
空襲の悲しい思い出(渡辺健治)
九死に一生(中沢松雄)
富久山工場附近
日東紡績富久山工場被爆調査の思い出(高梨幸平太)
富久山町空襲―四月十二日の記録―(中村孝平)
富久山工場の大爆撃―福利施設を避けて一六三発―(日東紡績富久山工場)
八山田の空襲(伊藤喜左衛門)
本木の空襲―渡辺ナツの話―
福原陣場の被害―佐々木伝二の話―
鉄道附近、駅構内の空襲
郡山の空襲について(一)、(二)(佐藤嘉江)
郡山機関区勤務中の空襲(鈴木守康)
生と死の間―生き埋め体験記―(鹿野正男)
奇跡の九時三十分(佐藤文治)
空襲の恐怖(今泉八郎)
郡山駅構内の空襲被害(福島鉄道物語)
郡山駅の空襲(東北線ものがたり)
聞書より
保土谷工場の被爆状況―諏佐公平の体験談―
横塚地内の空襲
直撃をうけ一家五人爆死―安達一家の悲劇―
駅前の空襲―浜田スイの話―
空襲下の工場経営―浜津里美の話―
金屋部落の空襲について―浜津成治の話―
金屋部落の空襲―吉田清嗣の話―
東橋附近の被爆情況
駅前の空襲―菊池甲子郎の話―
私は九死に一生を得た―山口三蔵の空襲体験記―
二十年八月十日の旧御館村中津川部落の空襲被害
第5章 空襲下の警防団の活動
郡山空襲の概況(熊田義春)
警防団幹部の活動
警防団員の手記
各分団幹部の活動
第6章 戦争の傷あと
終戦時の郡山
空襲の惨禍
福島県内の空襲の被害
従軍者と戦没者
戦後の郡山
アメリカ軍隊の進駐
苦しい市民生活
住宅難時代
第7章 復興した郡山
はじめての選挙と天皇の行幸
戦災復興事業と都市再建
郡山駅前の復興事業
戦後の改革と市民運動
戦後の歩みと未来の郡山
編集・執筆を終えて(郡山戦災を記録する会事務局長・山崎義人)
資料編あり