南海の日章旗

序文（海軍大将・竹下勇）
英商船臨検
軍医長の毒味
十人の臨検隊
海の武士道
海陸呼応攻略戦
浮流機雷の終焉
司令長官の訓示
久木田一水の鉄兜
燃えあがる砲戦
珍戎克出現
海からの殱滅戦
陸戦今や酣
強敵は密林の山蛭
見惚れるやうな大型戎克
戎克の中は女ばかり
泰山鳴動女十匹
竜巻襲来
大平洋に秋死なむ
天地晦冥竜巻迫る
密集戎克の焼討
陸上部隊救援
海峡の星月夜
海峡の空、雲行速し
手拭は粋な豆絞り
針山三水の純情
今度こそ斬死か
大いに笑ふ
密輸船奇襲
新兵乗艦
情報来る
『事業灯用意！』
怪し、無灯の漁船群
記念日前後
艦中閉日月
蜂は食ひたし
記念日の訓示
海上団楽
仏軍艦救助
颱風来？
至急出港準備
颱風中の訪問使
決死の救助作業
艦上の珍劇
ゴリラ問題
密書現はる
嘘発見器
捕虜の告白
戎克の暗殺団
艦上の鱶釣り
心臓の在処
脱走戎克
大魚を逸す
艦上の演芸会
蘇東坡の詩情
艦上の演芸大会
南海の日章旗
挿絵（津村敏行）