図書ジヘンカ ノ ブンガク000016777

事変下の文学

サブタイトル1~10
編著者名
板垣 直子 著者
出版者
第一書房
出版年月
1941年(昭和16年)5月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
392p
ISBN
NDC(分類)
910
請求記号
910/I86
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
和書
目次

第1章 戦争、文学
序 近代の戦争文学と記録的文体
外国の戦争文学
支那事変による戦争文学(ルポルタージュから小説への過程)
火野葦平の作品
第2章 農民文学
外国の農民文学
農民文学の擡頭
自然主義の農民文学
初期農民文学の運動について
新興芸術派の農民文学
改造期の農民文学
左翼農民文学
転向作家の農民文学
戦時下農民文学興隆の事情
群小農民作家
和田伝、伊藤永之介の農民文学
大陸への分村を扱つた作品
新東亜政策と農民文学
第3章 大陸文学
大陸文学の意味の限定
大陸文学の発生と種類
大陸の環境を描写した作品
開拓文学
島木健作氏の「満洲紀行」
第4章 生産文学
生産文学の発生
生産文学に属する作品
第5章 海洋文学
第6章 癩文学
第7章 植民地文学
第8章 移民文学
第9章 労務社会を描いた文学(再出発後の徳永直氏)
徳永文学のユニークな地位
貧困とはたらく人々を描く作家
第10章 歴史文学
作家と歴史的対象
通俗時代もの、及び自己逃避としての純文学派作家による歴史もの
新興歴史文学
第11章 都会文学
都会文学の意味
都会文学の先行作品について
女給文学
ルンペン文学
市井事文学
丹羽文雄氏の都会文学
高見順氏のデカダンもの
一群の青年作家達
都会文学の建設的新傾向
第12章 知性派の作家
知性文学の意味
知性主義文学の時代的な役割
岸田国士氏の芸術活動について
阿部知二氏の芸術活動
島木健作氏の文学的探求
芹沢光治良氏の文学
横光利一氏のその後の活動
第13章 現代に於ける私小説
私小説の意味
私小説と日本の文学
私小説作家の悲劇
若き私小説作家達
消えぬ私小説の灯火
第14章 浪曼主義文芸
第15章 現代の女性作家
女性作家の顕著な文壇への進出、水準の向上、再度の後退
新旧の女性作家
第16章 真船豊氏の戯曲文学(文学戯曲の創造と新劇界への決定的な貢献)
真船豊氏の新劇における地位
戯曲創作の過程
農民ものによる出発
インテリものへの発展
雑の部(世相もの)
ラヂオ・ドラマ
その戯曲の理想形態(文学的独自性の問題とその提唱)
第17章 一開拓者への回顧(室生犀星氏の仕事)
室生氏の積極的文芸思潮における意義
悲壮な出発
復讐の文学
第18章 若干の中堅作家
第19章 総論(事変の発生から「新体制」までの文学界における動向と推進、一九三七年―四〇年)
事変発生当時の文学界
小説界の動向
「新体制」下の文芸界