図書イケル シカバネ000016466

生ける屍 2

サブタイトル1~10
ソ連獄窓11年の記録
編著者名
前野 茂 著者
出版者
春秋社
出版年月
1961年(昭和36年)6月
大きさ(縦×横)cm
20×
ページ
317p
ISBN
NDC(分類)
916
請求記号
916/Ma27/2
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第3部 レホルトブスカヤ監獄
モスクワ
ルビヤンカ
レホルトブスカヤ監獄
独房の六ヵ月
罹病と尋問開始
期待はずれのモスクワ尋問
近衛文隆氏との出会い
最終尋問
ソ連における拷問
特別会議の判決言いわたし
その後の二十日間
さらば! モスクワ!

第4部 生きている人間の墓場
ウラジミール政治監獄
ウラジミールの朝
入獄
ウラジミール監獄概観
囚人の生活
退屈にうだる生活
寒さに震え通す囚人
永遠につづく飢餓
差別待遇と煙草の魅力
散歩と苦行
医療設備は整っていたけれど
獄中獄
ロシア語学習ことはじめ
刑罰のおまけ
水鏡
初めの二ヵ年
米ソ戦勃発の期待
貧しい大工の愚痴
八十四歳のウクライナ老爺
ラトビヤ人パルチザン
初めて接した獄内スパイ
入獄初期の戒護風景
長期囚と短期囚の分離
新監房の囚人たち
鉄血監獄長の着任
加藤老中将との別れ―異色の新入者
獄内クリスマスの出来事
日本軍に利用された哀れな白系ロシア人青年
ウクライナ独立運動の首領と大ぜいのドイツ人
続々投ぜられて来る日本人
無気味な病院の秘密主義
冷酷な連座罰の執行
希望に満ちた一九五〇年
朝鮮から来た二人の日本人
移動
朝鮮戦争の勃発―待望の時至る
第三コルプス復帰
災難つづきの五一年
元旦を病床に迎え、氷の散歩場で足を捻挫
頻繁な囚人の出入り―米軍軍曹と仏軍大尉、国際スパイ
詩人アンドレェーフと船員ビクター
トルコ共産主義者と手なしのサーシャ
哀れなドイツ海軍大将
パルチザン首領とハンガリヤ少年
呉越同舟
反共パルチザンとコムミュニスト
三グループの対立
メーデー後の待遇好変
希望の曙光
思いもかけない女囚ゾーナ監房への日独人の集結
取扱い、にわかに寛大となる
新監房のドイツ人とオーストリヤ人
便所で入手した新聞の切れ端
ついに私信許可さる
初めて書く故郷への便り
スターリン死亡前後
新聞欲しさに金冠売却の申請
ギリシャ人の大量入獄
待ちあぐむ家郷の便り
スターリンの死亡―不穏な囚情
クレピコフ事件
新聞を手にしての直感
通信許可の不公平
ベリヤの処刑―鉄血監獄長消える
ラーゲルに暴動頻発
悲喜こもごも
今様俊寛
重なる災難、死の床へ
ああ無情―半身不随
親切なニヤーニヤー、意地悪な美人看守
最初の手紙と小包
雪解け
ワシーリェフを改心させたもの
囚人処遇の大改革
小包をめぐる奇現象
新聞で知った送還
氷室に移されて十日間
初めてのスカンダール
第四回目の入院
病勢再び悪化
氷室のような病監
獄内は大騒ぎ
精神異常者との同居
釈放願書提出に踏み切る
蘇生
一変したカメラ内の空気
殺到する小包
取扱いますます寛大となる
またもや残留の憂き目
スウェスチャーミ
出獄