図書目録ニホン ノ ワカイ モノ資料番号:000016456
日本の若い者
- サブタイトル
- 編著者名
- ケーリ オティス 著者
- 出版者
- 日比谷出版社
- 出版年月
- 1950年(昭和25年)3月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 306p
- ISBN
- NDC(分類)
- 936
- 請求記号
- 936/C27
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
和書
目次
第1部 戦争
学徒兵(建て直すためには、こわさなければならないと海軍に入つた)
“ヅーヅー湖畔の宿”(はじめて会つた日本の俘虜は、東北弁の若い漁師だつた)
緑の島サイパン(血塗られた戦場にも、美しい人間がたくさんいた)
無国籍者の群(情があつたら殺してくれという。私には殺す権利がなかつた)
蔓草の芽(岩の間に芽生えた蔓草を、最初にみつけたのは若い俘虜だつた)
鉄柵の唄(自分の位牌を拝む“海鷲”。二十日ネズミとホリヨ)
地獄島から来た男(戦友の肉を食うよりも、虜囚のはずかしめをうけよう)
真珠湾のほとり(平穏な生活が“連中”の心身をさいなんだ。“早く戦争を終らせよう!”)
第2部 日本進駐
“マッカーサーに頼め”(混んだ省線にもまれて、“英霊”の手紙を家族に届けに行つた)
大ツきなニコニコ顔(躍り出た政治囚たち。目がさめた子供のような顔)
そうねえエー(高松宮と会談。天皇は、別の形でまだ存在理由がありそうだ)
破れスリッパ(またも“人間天皇”の偶像が出来上りはしないか?)
再び真珠湾軍港(森閑としていた。―でも“連中”はどうしてるだろう)
若者帰る(自分の墓標をひつこ抜き、かついで家へ帰つた)
第3部 日本の若い者
あの道ふたゝび(初年兵の思い出をさぐりに、俘虜と兵営へ行つた)
漫画教育(漫画を描いた黒板をかついで、大学の教室を巡り歩いた)
パリパリ会(生活の濁流に押し流されながら、九州から北海道から、友を呼び合ふ声)
氷割り(日本人の行列に並んで三等車に乗る。汽車の中は私の社会教育だ)
女の「若い者」(絹代さんもゆく此頃の留学熱。“湯川神社”も立とうという日本)
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