図書カイグン イツワシュウ000016359

海軍逸話集 第1輯

サブタイトル1~10
編著者名
有終会 著者
出版者
有終会
出版年月
1930年(昭和5年)7月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
186p
ISBN
NDC(分類)
397
請求記号
397/Y99/1
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

(1) 井上元帥談
上海に於ける礼砲のこと
上海入港の時失敗のこと
厦門に於ける水先料未払のこと
台湾征討のこと
江華島事件の真相
伊東祐麿厳格のこと
米国飛脚船に於ける行儀のこと
日本海軍食糧洋化のこと
函館戦争のときの事
明治十一年軍艦清輝にて欧洲渡航の事

(2) 東郷元帥談
宮古港血戦
よもやと思ふ所へも敵は来る
油断大敵
日本魂は又文明兵器の魂なり
国際法研究の必要
自ら信ずる所深ければ敢行易々たり

(3) 東郷元帥逸事
鉄拳を挙げて愚弄せる英人をへこます
号令は違式なりとて上官が発すれば命令なり
強情と直情にて同僚を呆れさす
礼砲数の不足を打直さずして単に不足数丈追射す
清国艦隊は焼身の名刀の如きのみ
敵の軍港前面を去る時は常に敵砲台の方に旋回す
任務遂行が第一
丁汝昌は感心に死しロゼストウェンスキーは遺憾にも戦死せず
吉野坐礁の際当局者たる艦長に対し一言も容喙せす
敵将マカロフ戦術論を研究して彼の裏をかく
露国軍艦は本分を軽視し運送船代用をなす
アレキセイフ総督問ふに落ちずして語るに落つ
海戦余談
善意に解して自己の教訓に資すべし
教訓談片
実戦に関する二教訓

(4) 上村大将逸事
郷に入つては郷に従へ
奇に因りて勝を制す
身知らずの口叩き
大巧は拙なるが如し
道理より温情
部下の不埒は上長の責任
同情的見舞にて部下の病苦を軽くす
誠意から出た虚言は方便

(5) 加藤(定吉)大将逸事
統帥者の模範
部下愛撫心
紹介状の効力
徳望と外交的手腕
公文は平易に、通信は神速に
小心大胆の模範
熊さん熊さん

(6) 野間口大将談
良薬口に苦し

(7) 坂本(一)中将談
巧妙は経験より来る
下水を浴びて汽艇沈没す
離洲は必ずしも高潮の時とは限らぬ
クレーンなしで二十一糎砲の陸揚
剣を抜いて兵員の暴挙を鎮む
霧中思切つて大変針
入渠せずに船底の海藻を取る
風呂桶を利用して三百人分の飯を炊く
岩を爆破して坐礁艦を救ふ
旅順の露艦引揚顛末
海図に潮流の方向を書くのは謬り
陸上に打ち揚げられた駆逐艦の曳卸し
張作霖との初会見
人事の取扱は最も慎重なれ

(8) 上泉中将談
日露戦争前後の思出で

(9) 東郷(吉太郎)中将談
開戦前敵艦隊中に捨てられたる我等共の事
開戦

(10) 秋山中将逸事
秋山真之君の指導振り
秋山真之君の青年将校時代