図書カイジョウ ノ イリョク000016287

海上の威力

サブタイトル1~10
編著者名
木村 小舟 著者
出版者
嵩山房
出版年月
1914年(大正3年)11月
大きさ(縦×横)cm
23×
ページ
258p 図版2枚
ISBN
NDC(分類)
397
請求記号
397/Ki39
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

第1節 海上の愉快
千古不変
海底の宝
強勢なる海軍
海上生活
海員の愉快
漁灯明滅
燐光去来
荒天の海
日東神州
遣唐使
鎖国主義
米艦渡来
国家の進運
海は久恋の楽土
海上の趣味
第2節 出港の朝
横須賀軍港
陸上の春
定期艇
艇上の眺望
先任衛兵伍長
士官次室
帝国海軍の一員
出港用意
海の第一歩
原速八節
女神の行啓
八重の潮路
天空快濶
鴎の白羽
洋上の芙蓉峰
第3節 海洋の水
大瀛の水
冷汗三斗
絶大の教訓
海の面積
地球の面積
海洋の領地
武蔵平野と相模洋
深浅の度
百七十哩の円球
世新界
海幸彦
無数の財宝
乾燥無味の光景
千条の巨川
四万年の星霜
精力旺盛
地上の河流
燦然たる余波
第4節 海洋の色彩
陸地の色彩
紫紺の畳
観察眼の浅薄
男性的色彩
無色透明の水
日没の美観
五彩の雲
千万条の金線
明星
興味と霊感
舷側の怒号
男児の意気
夜の海
紀文
江戸湾の白帆
第5節 吊床の一夜
寝所の有様
下甲板の一部分
不健康地
仮寝の夢
海軍毛布
揺籃の幼児
大洋の威力
航路の平安
暁方の冷気
洗面所
第6節富士の暁色
天色玲瓏
軽微なる動揺
気宇濶大
東海の仙寰
科戸の神
万条の金線
富岳の秀霊
海上の芙蓉峰
岳神の威光
碧瑠璃の天
千古の白雪
八朶の紅芙蓉
千歳不滅の白雪
朝の食卓
第7節 軍艦旗掲揚
当直将梭
時鐘番兵
国歌の吹奏
大軍艦旗
刹那の霊感
艦内閲寂
真金の海城
高根颪
第8節 羽衣の曲
三保の松原
清見潟
翼なき鳥
天人の五衰
迦陵頻伽
青松白砂
富士の裾野
蓬莱
微妙の天楽
羽衣の松
世界の楽園
第9節 海水の鹹味
鹹味と苦味
河水の力
海水中の鉱物質
食塩の含有量
鹵汁の含有量
百八十尺の塩山
一大事変
地球の創造時代
瓦斯体の一熱団
天文学地質学
数千万年後の海洋
河水に鹹味ありや
河水の塩類
永劫の歳月
海の流出口
洪水の惨害
海水の蒸発
将来の海水
好個の鑑戒
第10節 顕微鏡下の海水
海水と太陽光線
原生動物
一掬水
グロビゲリナ
顕微鏡的の小殻
原形質
新陳交代
地質時代
白堊層
太古海洋の底
山上の鯨骨
第11節 遠洋の夜色
東宮の御詩
伊勢の海
大白星
玄海洋
風伯竜神
春江花月夜
長江の流水
上弦の月
神功皇后
ガンルーム
第12節 士官次室
青年士官の団体
無上の安息所
副直将校
兵員の行状
初夜巡検
禁喫煙
スイトホーム
汪洋万里の海
春風習々
娑婆の人
名利の巷
超人間
精神の陶冶
第13節 海水の運動
溌刺たる生気
細菌類の繁殖
心神腐敗
潮汐の現象
海流の主因
貿易風
海水の温度
紅海ペルシヤ湾
北氷洋の海水
海水の精力
低所に向ふ
漁夫の利得
北の海の幸
遠洋漁業
第14節 陸地の発見
海上旅行
未知の新陸地
秦徐福
不老長生の術
東方の楽土
蓬莱山
田道間守
南洋諸島
日本の島影
常世の国
渺たる一孤島
雲か山か
エデンの園
橘の実
往復十年
宝閣の主
帝陵の夜
第15節 溺者の救助
外舷作業
救命袗
海中の火山
救命浮標
人命尊重
十余のオール
流汗淋漓
浮標の白煙
無事の成功
入港用意
第16節 日本海々戦(一)
旅順口
東洋艦隊
東に東に
対馬海峡
無線電信
信濃丸
報国の時期
出動命令
旗艦三笠
駆逐艦と水雷艇
敵艦隊来る
瞬間の袂別
作戦計画
津軽海峡
クニヤージスワロフ
戦闘開始
海竜王
第17節 日本海々戦(二)
オスラビヤ
装甲巡洋艦隊
幾座の火山
索敵行動
戦勝艦隊
ゼムチユグ
大檣
スラブの忠魂
中空一抹の雲
ウラル
鉄火の洗礼
対敵行動
火薬庫
敗残艦隊
四面皆楚歌
夜襲の時期
水雷艇隊
特務艦
第18節 日本海々戦(三)
三浦湾
探照灯
暗黒の日本海
恐怖と戦慄
呻吟の声
戦敗の悲惨
展望数里
領海清掃
東西の捜索列
一網打尽
追撃準備
自爆か降伏か
提督ネボカトフ
丈夫の涙
ウシヤーコフ
漣と陽炎
ベドヴイ
残艦の処分
有史以来の大海戦
トラハルガルのネルソン
協力一致
第19節 荒天の海
天候急変
荒天の趣味
艦隊の保安
ライフライン
可動物固縛
荒天の海
生物界混沌
優美の姿容
云ふべからざる不快
那落の底
トツプ檣
酔歩蹣跚
釜中の小天地
天上の大魔王
海上の撹乱
断雲去来
平安の黙示
第20節 波上の燐光
連鎖さるば
海水の光彩
不知火
熱帯の海洋面
金竜銀蛇
璃瑠光如来
ヘリゴランド島
黄金の海
帝王の権威
火炎の海
変幻奇態
第21節 軍艦と通気
新鮮なる海気
皮想的観察
理想の楽天地
構造複雑
三笠型
空気中の炭酸量
換気法
気流
艦内の居室
雁首風取
身体の抵抗
海軍々人の素質
自然通風
強迫通風
機関兵
石炭の粉塵
黒色の肺
呼吸体操
第22節 水雷の進歩
魚形水雷
海戦史
口径四十五珊米
ホ式水雷
水雷の速力
水線下防護法
軍艦と水雷
オリオンとライオン
超ド級艦
夜襲戦
日露戦争
ドレツドノート
第23節 上陸の規定
緑の大刷毛
蜀望の感
左舷々門
生糧品積載
右舷直と左舷直
軍事点検
サイドパイプ
軍艦礼式
准士官
紫雲の垂帳
幸運の子
第24節 軍艦の飲食物
夕食用意
食慾増進
現品給与
嗜好食
ホイト氏
分量制度
保健食料
滋養品
氷室の装置
昔時の航海者
喜望岬
航海日数
壊血病患者
第25節 軍事点検
甲板掃除
戦闘部署
敵の煤煙
前艦橋に報ず
百物整頓
日没五分前
安息の境地
エンサイン
竜神の命
賑かなる歓楽
燦然たる電光
第26節 巨船の沈没
親族朋友
不時の変災
陸地の危険
タイタニツク
人心衝動
四万五千噸の巨船
巨船の設備
海の巨人の英姿
〓達婆城
電灯燦然
文明の精華
安泰なる海路
平和の夢
無線電信
歓楽の巷
生物界に雄視す
厳粛なる態度
沈みゆく船の悲しみ
夜魔の天界
永遠の死
霜夜の虫
第27節 海の殉難者
犠牲的精神
世道人心
沈勇剛毅
潜水艇長
神色自若
浮揚の見込絶ゆ
司令塔
今生の値遇
平素の鑑誡
多良間島
風雨狂暴
巨涛襲来
必死の行動
重要なる測量図
珊瑚礁
壮烈なる最後
国民の師表
第28節 世界の楽園
辞冷巧妙
天下無双の仙区
点々たる小島
支那東海
欧洲航路
洋上の無聊
西人の言
石炭糧食
穏戸の瀬戸
海潮急激
平清盛
兵庫の築島
無数の青螺
光彩陸離
英雄の心
海の動と静
第29節 海上の合唱
総員軍歌
軍人の精神
軍艦マーチ
天外無心の星辰
コーラス
天地再び寂寞
孤灯明滅
バス当番
第30節 浴室の感想
浴槽の装置
石鹸の効力
被服の整頓
無念無想
衷心の微笑
無上の安息境
定期汽艇の出入
板子一枚下
造船術
自然の偉力
海上旅行の危虞
低回顧望
第31節 有明湾の風光
豊後水道
小さき変動
心にもなき不覚
触目の天地
火崎と都井岬
檳榔島
蓬莱か高砂か
一幅の大活画
火山の噴出物
自然の斧鉞
毒蛇害虫
一鳥飛はず
風蘭の花
暖流の衝路
垂涎三尺
黒潮の音づれ
千仭の那落
第32節 黄海々戦(上)
ヂアノの副長
旅順港外
哨艦
最高速力
合戦準備
単縦陣
山容水態
再挙を図らむ
日本軍の活動開始
ポピエダ
一万碼の大射程
命中弾
追撃戦
射程減縮
背面防禦
惨状甚し
第33節 黄海々戦(下)
跳弾の結果
精神的損害
左舷回頭
十二吋砲弾
レトビザン
司令長官の旗艦
絶望的旗信
ウイツトゲフト中将
ウクトムスキー少将
レイゼンステイン少将
当然の措置
平時の艦隊運動
旅順に帰還す
第34節 ノヴイツクの行方
巡洋艦ノヴイツク
ヱツセン大佐
八月十日の海戦
掃海艇の護衛
後の祭
バーヤン
軍の中堅
十二節の緩速力
木製の偽砲
戦闘員の胸中
三十隻の駆逐艦
戦闘正に酣也
旗艦の損害
戦艦の密集団高艦橋の欄干
旧草芦の人
反対の命令
石炭積込の作業
悲惨なる運命
死せる巨鯨
経済消費量
一縷の煙
千島群島
海底電線
第35節 錦江の波瀾
薩摩富士
文久の役
勤王攘夷
公武合体
生麦の変
賠償金十五万元
阿修羅の巷
防禦準備
旗艦ユリアラス
大砲八十余門
代理公使ニヰール
川上但馬
我国古来の法規
重富沖
ホーラス大佐
薩藩の汽船を捕獲す
盗賊艦隊
第36節 恥辱の錨
天賜の御剣
水火相競ふ
弾道線
裸体の突撃
司令塔破壊
単縦列
錨鎖切断
五十人の決死隊
風雨狂暴
世界の大勢
和議成立
薩藩の厚義
第37節 海底の財宝
千歳の恨
ナイル海戦
大東号
戦艦ルーテーヌ
前後七ケ年の作業
ロイド氏
黄金の光輝
捜索費二十五万円
二百人の捕虜
美術品と古器物
泰西の記録
海底の墳墓
第38節 吾等が前途
佐世保の港
鶏声狗吠
浄光明寺
大隅半島
意義ある月日
恐るべき魔界
海の趣味
付録・挿画目次あり