わが無名戦士たち

序（引揚援護庁長官・木村忠二郎）
第１部　南溟八島を往く
現地踏査日記（河合朝夫）
埋もれた遺骨をもとめて（日本丸実習生）
第２部　守備隊潰滅の記録
マーカス島戦闘詳報（独立混成第十二連隊他）
ウェーキ島戦闘詳報（独立混成第十三連隊他）
サイパン島戦闘詳報（第四十三師団）
テニヤン島戦闘詳報（歩兵第十五連隊他）
グァム島戦闘詳報（第二十九師団）
アンガウル島戦闘詳報（歩兵第五十九連隊他）
ペリリュー島戦闘詳報（歩兵第二連隊他）
硫黄島戦闘詳報（第一〇九師団）
第３部　将兵・遺族の手記
ペリリュー島最後の無電（元陸軍軍曹・伊東敬人）
アンガウルの遺書（故陸軍中尉・佐藤善太郎）
村井部隊後日譚（遺族・藤田清）
三児還らず（遺族・渡辺喜代乃）
誰も一度は死ぬ（遺族・砂押はる）
本箱に手もつけず（遺族・斎藤ひさじ）
パラワン島の遺骨も（遺族・中山六左衛門）
人為でなされた惨劇（遺族・吉野理太郎）
思いを十年前に（遺族・隈坂亀吉）
奇蹟にもなどと（遺族・赤津はる）
夫亡きあと（遺族・黒沢とく子）
満知子も六年生（遺族・山口滋子）
ペリリューへの哀愁（遺族・百瀬あや子）
新宿に消えた後姿（遺族・小林八重子）
全戦歿者の遺骨を（遺族・大谷広明）
付録あり