日本のレジスタンス
- サブタイトル
- Kawade Paperbacks 67
- 編著者名
- 荒垣 秀雄 編者
- 出版者
- 河出書房新社
- 出版年月
- 1964年(昭和39年)1月
- 大きさ(縦×横)cm
- 19×
- ページ
- 282p
- ISBN
- NDC(分類)
- 210.7
- 請求記号
- 210.7/A62
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 昭和館デジタルアーカイブ
レジスタンスということ(松浪信三郎)
1 学問・思想の自由のためのレジスタンス(塩田庄兵衛)
大学新入生として
戦争とともにあった青春
河合栄治郎教授のファシズム批判
荒木文相の敗北
教授グループの人民戦線事件
矢内原忠雄教授の帝国主義批判
日本資本主義の科学的研究
河上肇博士の求道の旅路
2 民衆のためのレジスタンス(塩田庄兵衛、松尾洋)
友愛会の鈴木文治と松岡駒吉
賀川豊彦の街頭デモ
獄中十八年・徳田球一
「山宣」ひとり孤塁を守る
3 官学・学閥へのレジスタンス(杉村武)
福沢諭吉と慶応義塾
田口卯吉と東京経済雑誌社
大隈重信と早稲田大学
新島襄と同志社大学
牧野富太郎と東京帝国大学
隠楼の巨人南方熊楠
4 軍閥政治へのレジスタンス(秋定鶴造)
五・一五事件
軍民離間の声明
斎藤隆夫「武力主義の宣伝」を排す
陸軍攻勢はじまる
浜田国松、寺内陸相の肚切り問答
宇垣一成登場(憲政かファッショか)
牧野良三、軍閥の独善を衝く
シナ事変の勃発
見放された和平策
斎藤、「聖戦」をコキ下す
軍事予算は即統帥権か(牧野発言)
近衛首相の弁明
翼政会と鳩山一郎
東条英機と中野正剛
東条軍閥、倒る
終戦と鈴木貫太郎
5 戦争賛美を拒否した文学と美術(小田切秀雄)
作家の気骨
困難な抵抗
画家の場合
文学史上でも
6 伝統への反逆(戸板康二)
九代目団十郎の新歴史劇
川上音二郎と新派劇
新劇史の黎明
小山内薫と築地小劇場
歌舞伎の反逆児
7 権力へのレジスタンス(青地晨)
抵抗の限界
朝日新聞と白虹事件
畜生道の地球
憂国の軍部批判
横浜事件をめぐって
『近きより』と『世界文化』
8 学生レジスタンス運動(山下肇)
疾風怒涛からレジスタンスへ
早稲田軍教反対(軍国主義へのレジスタンス)
安保反対闘争(戦後のレジスタンス)
9 女性のレジスタンス(川田泰代)
女傑の出現と新しい女性の誕生(明治から終戦まで)
組織される母と娘(終戦〔八月十五日〕以後)
10 声なき声(高橋〓一)
陛下、一大事
民謡と川柳
クイズとちょぼくれ
徴兵、懲役一字のちがい
ダイナマイトどん
母ちゃんごらんよ
艶歌師のゆくえ
鉄砲が涙で光ってた
ムーラン・ルージュの花・明日待子
ああ一億が驚いた
兵隊の唄
西部戦線異状なし
11 原水爆禁止運動(河合武)
第五福竜丸の悲劇
「死の灰」と科学者
日本原水協の誕生
「ノー・モア・ウォー」に
12 占領軍にたいするレジスタンス(中島昭)
問題の発端
地元反対同盟の結成
心にクイは打たれない
砂川の勝ちどき
13 虐げられた人々(藤井松一)
足尾鉱毒事件
しののめのストライキ
14 文明のなかの孤独(倉光俊夫)
「自己流謫」の高村光太郎
輝ける孤立・堀江謙一
壁の中の孤独・秩父宮
そして人は……
15 自然破壊へのレジスタンス(正木輝日)
「尾瀬沼の発見者」武田久吉博士
「日本野鳥の会」会長中西悟堂
「自然保護協会」を設立した田村剛
16 大人にたいする子どものレジスタンス(無着成恭)
いなかの子どもの抗議
都会の子どもの抗議
交通事故への抗議
試験地獄
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