新兵の生涯
兵役の義務
兵制の種類
国家と一家
亡国の末路
軍隊と天皇
天皇と国民
兵制の沿革
軍人の名誉
新兵の入営心得
歩兵大尉裏辻斧麿氏の談
入営の当日
懐しき着物
落つれば同じ滝川の水
壮厳なる入隊式
山海の珍味
営内の一周
大小便の仕方
初冬の夕景色
終夜の万感
余が半生涯
空想時代
千秋の恨事
第二の故郷
途上の奇遇
忘れ難き故郷の情
篠崎練兵場
上等兵と新兵
上等兵の地位
何故に上等兵は威張るか
如何にせば其信任を得るか
新兵と学科
宛然たる幼稚園
上等兵の口上振
上官の官姓名
津田先生
新兵教育に関する意見
敬礼
軍人の花
注目と秋波
新兵と古兵
引率外出
篭の鳥
不愉快なる外出
上等兵の迷惑
厳冬の練兵
小田原評議
武装で整列
雪はチラチラ向嵐
将来の戦場
梅花も厳冬を凌ぎてこそ
飯桶の味
臭気芬々
初めは一粒づゝ
飢ゑたる時の粗食なし
今は是れなる哉
銃器の授与式
軍人の生命
活きたる教訓
銃の姓名
戦友
在営中の兄弟
新兵時代は未だ知らず
戦友と協同一致
野外演習
郊外の風光
空砲の第一発
雪の朝桜花の辺り
中原
独歩外出
出でゝ嬉しや篭の鳥
独歩外出の要件
一喜一憂
敬礼演習
野外演習と汽車
慕郷の念
此汽車に乗れば
泊行軍
浴後の一杯
酔後の一睡
余が初行軍
他郷の夕景色
鵜の目鷹の目
畳恋ひしや一夜の夢
舎内当番
当番の任務
雑布の争奪
夜襲の失敗
火取
炊事場の光景
寒い明方星踏み分けて
兵営の楽
書面と面会
門前の老婆
一箇の疑問
貴重品の監視
盗難に罹り安き物品
盗まれて罪あり
予防策
兵営日誌
日誌と歴史
一種の回顧録
余が日誌
不寝番の一時間
三更の夢
眠いは一時
班内の巡視
不寝番と週番士官
不時点呼
外出の晩
時ならぬ一声の喇叭
七転八倒
上等兵と志願兵
犬猿の関係
階級と学力の衝突
何れに責あるか
上等兵の志願兵論
営倉
十三中隊
営倉の区別
厳冬の倉内
同情すべき軽営倉
酒保
兵卒の倶楽部
勿驚四銭のお客
酒保本位
日曜日
千古の名言
土曜日の晩
明日の一般方略
外出する者は整列
服装検査
命の洗濯
聯隊旗
軍隊の生命
軍旗の沿革
軍旗と国民
厳罰
厳罰と国際法
軍隊に於ける厳罰
厳罰の利害
軍人の品位
軍人は国家の雇人にあらず
四銭の手当
名誉と廉恥
固有の性格
余が二恩人
寺平大尉と裏辻大尉
浜寺海浜の一夜
涙ある上等兵
寒中の水汲
国家のため
某上等兵
二大禁制と二大要件
遅疑と不為
行軍力と射撃
軍人の綱領
余が軍隊観