海空軍之至宝間瀬航空特務少尉

１　至宝の荒鷲遂に還らず
２　幼少時代―栴檀は双葉より香し
３　立志―此の親にして此の子あり
４　忠臣は孝子の門に出づ
５　姉妹思ひの彼
６　寸陰を惜しむ精力家
７　冒険と奇抜を好む彼
８　ヴエルダン戦跡視察記
９　報恩感謝の念が厚かつた
１０　友愛
１１　一年主義
１２　講演者としての彼
１３　海軍々人としての生ひ立ち
１４　潜水学校時代―佐久間艇長の感化
１５　海のドン亀遂に鳥人となる
１６　大礼大観艦式参加途中発動機故障不時着
１７　白沙島不時着
１７　最も華やかだつた横須賀海軍航空隊時代
１９　懐しの郷土訪問飛行
２０　片車論にて海中に不時着
２１　片翼機を操縦して見事着陸
２２　飛ばぬ間瀬機ドレー機を征服す
２３　方向柁破損して無事帰還す
２４　感のよい飛行家
２５　滅私奉公父子の生別―勇躍征途に上る
２６　皇道精神の発露
２７　地上十米支那兵の度胆を抜く
２８　敵機を手取りにす
２９　奇蹟！自爆を思ひ止まる
３０　遂に最後の日来る
３１　殉国決死のこの赤心
３２　噫！壮烈鬼神の奮戦
３３　健気な遺族の覚悟
３４　英霊永へに故山に眠る
３５　霊夢霊感によつて戒名成る