戦時下アメリカに呼吸する
戦争の前夜
魔天楼の送別会
アレイ君の告白
米国の対日戦備
空の要塞続々極東へ
街頭の煽動演説
日米遂ひに戦ふの日
故国へ急ぐ船上の夢
日曜の朝
母の手紙
真珠湾爆撃の第一報
日本人は自宅で待機せよ
まるで映画の捕物
Gメンを待つ六日間
稲本君逮捕さる
ホワイト・ハウスの狼狽振り
真珠湾空襲の詳報ホワイト・ハウス発表
検察当局へ自首
日独伊人二千三百名逮捕
紐育の混乱
Gメン乱入す
FBI本部へ連行さる
矢のやうな訊問
エリス・アイランドへ
収容所開闢以来
二百五十名の日本人
我軍勝利の報に歓喜
ノツクスの面が見たい
看守も驚く日本人の団結心
エリス島を洗濯する
意気軒昂たる囚人
朝風呂の愛国者
朝の国民体操
スターリン君のブラツク・アイ
Gメンを驚かした水杯
四宮和尚の拳銃
傍で見る程楽ぢやない
井戸端会議
迷作戦部長
戦時下アメリカ風景
真珠湾を銘記せよ
見当違ひの敵愾心
米国艦隊何処にありや
戦前対日進攻計劃曝露
幻に脅えて高射砲乱射
ノツクス長官ハワイに飛ぶ
敗戦の報に国民愕然
ロバート査問委員会
ワシントンに会議は踊る
英米の軋轢、敗戦責任なすり合ひ
米国民生活の変貌
戦時下アメリカ映画界
運命の岐れる日
敵国人審判委員会
馬鹿げた訊問
スパイ恐怖症
見せかけの為めの審判
真夜中の審判廷
いと厳重な軟禁
シンガポール陥落の日
陸軍兵営に戦争中抑留
外交団と合流
山間の僻地に外界と隔絶
野村・来棲両大使の日常
思ひはエリス島へ
アメリカの言論界
『タイム誌』主幹の声明
珊瑚海々戦の発表
名目なき戦ひ
軍事評論家ボールドウヰンの皮肉
米国を侮るべからず
夢のやうな交換の話
夢の実現
友人知巳に再会
ニユーヨーク出港
だんだん日本が遠くなる旅
救命胴衣を離さぬ『第一警戒』
機雷原突破
驚くべき邦人虐待の全貌
キヤムプ生活の体験談
人道の国の仮面を剥いだアメリカ
侮辱を極めた身体検査
雨の漏る天幕
乱暴な歯医者
私有品掠奪
尽きない労苦の数々
アフリカに仰ぐ感激の日章旗
ニユースに袂れた一ケ月間
リオ・デ・ジヤネイロ寄港
妖艶なセニヨリータが日本万歳
南十字星に送られて
南半球七月の冬
日章旗を迎へて万雷の歓呼
歴史的交換無事終了