東條軍閥暴政録

霧の中の顔
風楼に満つ
嬲り打たば擲て
一撃、鼻頭が痛いか
西森は、こゝに居る
訊問の奥義
葺原将軍が嗤ふぞ
軍閥ばやし
牢名主は俺か
坂本竜馬は国賊
『清盛』の法衣も暑からう
心臓は鉄かサボテンか
役者が一枚上だよ
ロープと青竹が慾しいか
十万億土の道連れに
一点の薄雲も
李君こゝは『鬼ケ島』
詐欺師か闇屋か
倒閣運動は君一人で
妻よ子よ暫し忍べ
昭和の寺田屋
夢は正夢
存分撲らして貰ふ
自信なき戦ひ
猿芝居
東条暴政立役者
国民は愚味なものだ
東条の家政婦
文才赤松秘書
竹槍では戦争に勝てぬ
生立ちの記
花ひとへら
政治家のたまご
それで興亜院の役人か
驕る東条久しからず
一人四役
深夜の悲鳴
『王代』問答
王代と王代
いよいよ初まるか
山崎検事の登場
巣鴨拘置所
こゝは高級アパート
模範囚は飯盛り
山崎検事の温情
太田弁護人との面会
旋風の法廷
起ちあがる太田弁護人
終戦の大詔降る
愕驚仰天の憲兵隊本部