あゝ彼の赤い夕陽
三里橋の駐軍
青天の霹靂、大隊長更迭
悲喜交々
不思議な宿命
橘少佐の第一印象
大隊長となる迄の橘少佐(上)
大隊長となる迄の橘少佐(中)
大隊長となる迄の橘少佐(下)
うん、矢張り偉いな
新隊長の陣中生活
風変りな病魔征伐
満洲名物「雨季」に入る
補充兵のお客様扱ひ
戦機漸く熟す
動員から海城まで
軍曹となるまで
「慷慨軍曹」
動員下令
不合格―再検査
営門に出征の第一歩を印す
『死なねばならぬ』心持
海中を徒渉して敵前上陸
普蘭店の第一戦
朧王廟の夜襲
戦場心理
『アツタ、アタ!』
初めて翳す大隊旗
その「女の写真」は何だ
遼陽を指して
遼陽戦総記
初陣の英姿颯爽
露営主義の隊長
あつけ無かつた鞍山站
主人の後を追ふ馬
明後日は 皇太子殿下の御誕生日
目標は首山堡南方高地
濡れ鼠の半日
突撃の前夜
数行過雁月三更
首山堡の激戦
残月を浴びて両雄悲壮の袂別
馬丁金次郎が心づくしの水筒
突撃
橘大隊の孤軍奮闘
先づ第一塁を奪取
橘中佐と小田原曹長
死屍を積んで掩堡
山頂に翻る第一大隊旗
「肉弾」と「肉堡」の悪戦
彼我両砲兵に猛撃さる
では内田軍曹、頼むよ
此処に戦死は周太が予ての覚悟
大隊長を擁して高地を下る
偉大なる人格の死
敵弾を受け相擁して倒る
風血なまぐさし小樹の蔭
運命美談、水筒美談
此の日最も快心の微笑
今日は 皇太子殿下の御誕生日
聯隊長戦死、軍旗は分解
温める力よりも冷えゆく力
此の一身を内田の手に委す
死線突破(試みて成らず)
一喜一憂
臨終の言
英魂遂に空し
闇に乗じ遺骸を守つて山を下る
楊を削て骨を拾ふ
高梁畑・死骸畑
関兼光、鞘走らんとす
生きて別れ死して相会ふ
伊藤馬丁の述懐
山上挌闘の跡
茶毘の煙
橘の余香
薬莢の山、糧秣の山
遼陽城内一巡
遼陽戦の総決算
赤い夕日を後に
整理事務の困難(上)
整理事務の困難(下)
郷里では葬式騒ぎ
沙河会戦始まる
大沢大隊長の豪勇ぶり
聯隊本部は何処へ往たツ!
顔の真只中を撃たる
起上つた処へ更に第二弾
突撃の喊声を聴いて熱涙下る
鼻孔から飛び出た銃丸
さらば赤い夕日の満洲よ
橘未亡人との会見
余録・付録