東京焼尽
- サブタイトル
- 編著者名
- 内田 百間 著者
- 出版者
- 大日本雄弁会講談社
- 出版年月
- 1965年(昭和40年)4月
- 大きさ(縦×横)cm
- 20×
- ページ
- 261p
- ISBN
- NDC(分類)
- 916
- 請求記号
- 916/U14
- 保管場所
- 閉架一般
- 内容注記
- 内田百間著作目録:p255~261
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1章 一機の空襲警報
第2章 空襲の皮切り
第3章 神田日本橋の空襲
第4章 東海の激震
第5章 深夜の警報頻り也
第6章 用水桶の厚氷
第7章 大晦日の夜空に響く待避信号の半鐘
第8章 鹿が食ふ様な物でお正月
第9章 残月と焼夷弾
第10章 サーチライトの光芒三十幾条
第11章 ラヂオ取附
第12章 銀座の爆弾攻撃
第13章 立春の翌零下七度
第14章 丸ノ内精密爆撃の流言
第15章 艦載機の初襲来
第16章春雪降り積もる
第17章 雪天の大空襲
目と鼻の近所へ爆弾落下す
第18章 雀
第19章 神田は已に無し
春空に高射砲の白煙団団
第20章 無事の幾日
第21章 荻窪の友人の家吹飛ぶ
第22章 何年振りのキヤラメル
第23章 三月十日の大空襲
第24章 主治医邸の焼け跡
第25章 戦戦兢兢の蜚語
月桂冠の夢
第26章 お粥腹の戦時浮腫
上方名古屋の空襲にてこちらは安泰
第27章 三年坂名残りの枝垂桜
刺戟に生きる明け暮れ
第28章 めんこの地雷火の様に爆弾炸裂す
第29章 又空襲繁し
最初の照明弾と時限爆弾
恐ろしかつた四月四日の未明
第30章 春光の大空をおほふ敵機の大群
第31章 道もせに散りしく近火の火の子
燃えながら空に浮かんで流れる庇
四谷牛込の大半灰燼に帰す
第32章 息もつがずに又大空襲
品川大森一帯の火の海
女囚の如き勤労奉仕
第33章 風声鶴唳
硫黄島のP51大挙来襲す
ベネヂクチンのドオム酒
第34章 独逸最後の日
半年振りのお風呂
ラヂオで苦労する
第35章 「陽気の所為で神も気違ひになる」
国民生活の崩壊目ざましき許り也
第36章 小型機の来襲頻り也
借り米嵩む
四谷駅の燕の巣
大政翼賛会消滅す
第37章 暫らく静かだつた後の大空襲
火達磨になつた敵機飛び廻る
その前夜
第38章 その晩
土手のしののめ
第39章 小屋暮らしの始まり
横浜大空襲の煙塵
第40章 廃墟の東京駅
小屋の安住の三条件
第41章小屋の明け暮れ
洗ひ流しの御飯を食べる
第42章 大内山の森に沈む金色の夕日
家内の無熱丹毒
お金が有り余りて使ひ途無し
第43章 夢心地の警報は甘い音に聞こえる
雨夜の空襲警報
日本海へ機雷投下に行く敵機
第44章 栄養不足の執拗な下痢
「出なほし遣りなほし新規まきなほし」
大阪名古屋に大型中型の爆弾投下
第45章 珍らしや普通の火事の火の手
もともと無かつた物を焼失せり
腐つた芋を食ひて家内発熱す
第46章缶詰を盗んだとの濡れ衣
雷鳴か敵襲か
きたない灰色の夜明け
第47章 敵機動部隊の艦上機頻りに来襲す
地方の諸都市次ぎ次ぎに焼亡す
第48章 運命とはB29である
木ノ葉便所
お米は昨日限りもう一粒もなし
第49章 八重洲口に落ちた爆弾の爆風
B29も記憶の中の古里を焼く事は出来ない
古い岡山の思ひ出
第50章 その晩の回想
十九年十一月以前の警戒警報の意味
蚤に喰はれ団子ばかり食ふ
気候甚だ不順也
第51章仰願寺蝋燭の残り少し
澱粉米
二ケ月振りに電灯ともる
江戸川アパートへ移りたい
第52章 天竜川河口の艦砲射撃
艦上機の攻撃繁く一日頻回の空襲警報
鶴見の爆弾攻撃
八王子立川水戸及び長岡富山の焼夷弾攻撃
総数
六百機の来襲也
八王子立川の夜空の赤い入道雲
第53章 配給所に米無し
前橋高崎渋川の焼夷弾攻撃
痩せた相撲取り
第54章 田無荻窪の工場地帯の爆撃
二ケ月半の垢を洗ふ行水
広島の原子爆弾の後なればこはい
B29一機の侵入に空襲警報鳴る
露西亜宣戦す
第55章 敵潜水艦下田を攻撃す
大本営の中で書類を焼き捨てる火の手
なほ各地の焼夷弾攻撃続く
第56章 戦争終結の詔勅
八月すでにこほろぎ鳴く
もうお仕舞かと思ふのにまだ防空警報鳴る
八月十八日がその最後か
灯火管制の廃止
準備管制も撤廃
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