黄塵万丈

激動の芽生え
私の生い立ち
張作霖の義兄弟
日本軍の奉天進駐
満州乗取りを勧めた法学博士
馮校長の脱出
軍政部長馬占山
張作霖爆殺事件の背景
中村大尉虐殺の真犯人
西南工作
白崇禧への接触
西南派と蒋介石政府
弱腰で失敗した西南工作
張作霖の金塊事件
偽造された田中上奏文
実直すぎた宋哲元
西南工作余話
二○○万ドルを詐取した伊東ハンニ
某神道から工作資金
きめつけられた板垣少将
満州の慰謝料請求
儒将土肥原
長征の意義と中日事変の宿命
芦溝橋事件への序曲
キリスト将軍馮玉祥
各個撃破の蒋介石
黒豆節で善戦した黄旭初
蒋と胡漢民の激突
つぶされかかった二十九軍
胡漢民の大計画
影佐が推した宗哲元の寝返り
中共が糸をひいた西安事件
蒋介石を捕えた孫鳴九
蒋に誤解された何応欽
台湾に軟禁されている張学良
王克敏の失脚
信じなかった宋哲元
七月七日両軍衡突す
憂慮すべき事態
発火点となった芦溝橋
芦溝橋畔一発の銃声
日本旅行中だった張自忠
追放を心配した北京市長
冀察政権の存在
学生三千名を動員した中共
通訳の作意
楊村の爆破未遂
廊坊事件
広安門事件
火消し役偽装の張自忠
電報ついに間に合わず
芦溝橋事件拡大の結論
事件の六原因
張自忠の野心
劉少奇の陰謀
泥濘の和平工作
邸宅を接収されて宿無しに
興中公司と十河信二
東京に飛ぶ
“怪人物”麦煥文
無電登録と暗号乱数表
蘭・松・竹・梅
上海での謀略工作始まる
傀儡政府主席を蹴った唐紹儀
四川路を狙う暗殺団藍衣社
ニセ情報の応酬
唐紹儀の暗殺
板垣陸相の“平和親書”
重慶政府の内幕
和平交渉をめぐる重慶要人
日本側の実権は佐官クラス
宋家の三姉妹と四大家族
秘密結社の親分杜月笙
なめられた藍衣社の少将
戸惑う交渉相手
張季鸞の出馬
軍部を叱った秋山定輔
汪精衛脱出で終った和平
汪政権の樹立
戴笠の芝居“繆斌工作”
張群と対立した欧米派
高宗武の東京工作とゾルゲグループ
汪精衛と低調グループ
汪精衛と四川軍閥
汪精衛のハノイ脱出
汪精衛の本心
外人記者を驚かせた夏情報
汪の脱出成功の秘密
獄中堂々たる汪夫人
銃殺で青くなった繆斌
藍衣社のパトロン呉泰勲
広大な中国を嘆く日本人
汪精衛と梁鴻志
終戦前後太原から北京に
中傷に敗れる
八月十五日の放送
日本降伏後の北京
中共か国民堂か
漢奸狩り
李宗仁との再会
不安な日々
私の逮捕
獄中の川島芳子
出獄と離婚
国民党の乱脈と中共軍の浸透
李宗仁の副総統立候補
古閑二夫のこと
国共分裂と国府の敗退
上海で再び逮捕
日本への道
中国要人と信仰
中国人の運命思想と政治
“風水”の易学
蒋介石と毛沢東の運命
墓を暴かれた国共両代表
墓相から挙兵した陳済棠
中国人の運命観
蒋介石の菩提寺
日本軍が保護した蒋家の墓
墓と宿命
中国人と日本人
私の経験した日本人の短所
憲兵の横暴
ほめことば“チャンコロ”