図書ショウワ カイグン ヒシ000015270

昭和海軍秘史

サブタイトル1~10
編著者名
中村 菊男 編者
出版者
番町書房
出版年月
1969年(昭和44年)2月
大きさ(縦×横)cm
19×
ページ
315p
ISBN
NDC(分類)
397.21
請求記号
397.21/N37
保管場所
閉架一般
内容注記
和書
目次

海軍軍縮から日米戦争へ-太平洋戦争と海軍-
1 太平洋戦争前夜
第一次大戦後のドイツへ
艦隊用に資した潜水艦
ドイツの苦境とアジア
第二次世界大戦の遠因
末次次長の強硬論
驚いた本間雅晴部長
秘められた岩崎翁の尽力
和平工作の失敗と三国条約の締結
ドイツ視察団長として
電撃作戦成功のドイツ
空軍の欠陥あらわる
独ソ不可侵条約の崩壊
ソ連を敵側に追い込む
真珠湾奇襲は夢にも考えず
ベルリンで奇襲を知る
軍事面からみた三国同盟
イタリアの命とり
有力な米機動艦隊
学徒動員の経緯
驚いたゲーリング
レーダー兵器と悲運
陸軍式の東条内閣
ことわった米内さん
スイスでの和平工作
2 太平洋戦争に突入
「無敵海軍」という言葉
機会失した艦隊決戦
作戦計画盗まる
真珠湾と山本構想
肩すかし、マーシャル決戦
不運かさなるミッドウェー
三年以後目算なし
クーデターのおそれ
考えなかったトータル・ウォー
小沢次長と終戦構想
沖縄戦にかける
黙殺したポツダム宣言
終戦と割り切れぬ心情
苦心の作の終戦理論
角田提督の偉さ
陸海のカット・ツー
3対米交渉の内幕
“対米戦争”の想定
海軍を恐れた東条首相
陛下によばれた両総長
保証のなかった交渉
運命的な政局の動き
座長のいない連絡会議
松岡外相の独断
上海事変と菊の花
戦争指導と甲部員
4 戦争回避への努力
満州事変とアメリカ
一九三六年の危機
「大和」出生の由来
支那はラッキョウだ
副官という仕事
北部仏印進駐で対立
海上封鎖の限界
米海軍の避戦論
日米諒解案をつくる
ドイツを恐れた松岡外相
アメリカの謀略か
研究した終戦の条件
厚木進駐を阻止
「最後のご奉公」
5 戦争と資源と技術
大正七年から石油貯蔵
陸・海同時作戦を回避
補給不足が敗因
大きかった満鉄の協力
松根油の役割
呂号薬の秋水
ミッドウェーの痛手
苦心の作実らず
技術で優れ量産で劣る
軍事と技術
6 立ちおくれた技術開発
早くから着目された電探
優秀な光学兵器
無線操縦開発す
技術開発の隘路
数すくない電波専門家
スパイされた設計図
昭和十一年に原爆講義
7 海軍と陸軍との確執
満州事変には消極的
早期解決を望む
比率ノイローゼ
ロンドン条約の犠牲
米内-山本のコンビ
終戦工作と重臣
爆発寸前の海軍
8 真珠湾攻撃決定前後
誤まりの多い戦史
九月六日の御前会議
一存で話す
ハワイ攻撃はこうしてきまった
濠州はとる考えがなかった
勝てるのは二年の間
不足した総力戦態勢
9 日華事変から太平洋戦争へ(一)
揚子江開放問題
ダンケルク敗退
欧州の風雲急
平和進駐に不満
参謀総長の白紙委任状
命令はみないことにした
参謀総長が引責
悲劇、海上権の衝突
10 日華事変から太平洋戦争へ(二)
年俸一万円の最高顧問
激化した排日運動
西安事件以後の問題
パネー号事件にあう
困難だった重慶爆撃
仏印進駐で手間どる
陸軍部隊を援助
汪兆銘と周仏海
人徳のあった汪兆銘
我に飛行機なし
不発に終わった剣・烈特攻作戦
11 海軍教育
海軍大学
独得の入学試験
出題に苦労した教官
クラス重視の原因
喧嘩のあと始末まで
軍政の勉強
12 ヒューゲッセン事件・パネー号事件他
ヒューゲッセン事件
たじたじのイギリス
支那の飛行機かも知れぬ
砲艦と遭遇した大発艇
すべてを報告した柴山課長
日米戦争と制度改正
熱海で研究に取組む
内務科の案
13 太平洋戦争の教訓
第二次上海事変
うまくいった居留氏引揚げ
手間どった南京攻略
泥沼の日華事変
太平洋戦争の教訓
真の勇者の姿
提督の横顔
軍事参議官の仕事
日米諒解案と松岡外相
真珠湾攻撃に職をかける
想定されていた決戦場