回想の日本海軍
序文内田一臣
第1部 海軍余話
<明治前期-維新・草創期>
国産一号艦「清輝」の訪欧(長栄一)
わが国で建造した最初の軍艦あれこれ(沢島栄次郎)
<明治中期-日清戦争前後>
正戸為太郎翁が語る日清戦争実戦談(安延多計夫)
<明治後期-日露戦争前後>
日露海戦秘話-吉村幹三郎翁談(西川速水)
日露戦争の連合艦隊司令部-飯田久恒談(小柳富次)
百武源吾大将の日露戦争懐旧談(福地誠夫)
宗像神社資料の語る日本海海戦(井上伝平)
<大正期-第一次世界大戦・ワシントン会議前後>
第一次世界大戦における青島戦の思い出(西川速水)
青島攻略戦航空関係の思い出談(和田秀穂)
第二特務艦隊地中海遠征記(坂野常善)
海軍航空界の昔話(八島俊一)
北方警備の思い出(山口捨次)
<昭和初期-ロンドン条約・満州支那事変前後>
加賀・赤城の飛行甲板大改造の経緯(岡田兵一郎)
零戦の誕生(中野忠二郎)
海軍の陸戦(武田勇)
思い出の対潜測的兵器(佃定雄)
<大東亜戦争期>
大東亜戦争当時の上海(本田清治)
ニイハウ島秘話(小長谷睦治)
マダガスカル島における特殊潜航艇の最後(久戸義郎)
K作戦の全貌-二式大艇ハワイを襲う(日辻常雄)
九三式魚雷命中す-第一次ソロモン海戦(大西新蔵)
ドイツ在勤武官の回想(小島秀雄)
私の見たスターリン(山口捨次)
連合艦隊の作戦指導(福留繁)
比島沖海戦における空母「瑞鶴」の最後(石川寿雄)
昭和の白虎隊海軍特年兵(相馬清士)
ラングーン河磁気掃海の思い出(田中房男)
市丸海軍少将の遺書「A Note to Roosevelt」(水交編集部)
空母信濃沈没の原因(沢本倫生)
戦艦大和の沖縄突入作戦について(小林儀作)
<終戦後>
終戦後におけるソ連軍北千島占領の真相(伊藤春樹)
終戦時における海軍兵学校教育参考館の処理(柿崎岩蔵)
戦後の江田島海軍兵学校(富所幸太郎)
第2部 思い出の人々
機関術及び造機・造修の草分け肥田浜五郎(堤健男)
山本権兵衛伯を偲ぶ(山梨勝之進)
山本権兵衛伯と福沢諭吉先生(小泉信三)
海軍の思い出(榎本重治)
加藤友三郎元帥の片鱗(山梨勝之進)
歴代連合艦隊司令長官の横顔(小柳富次)
学習院の山梨院長(岡明)
鈴木貫太郎大将直話(川村久三郎)
終戦と鈴木貫太郎大将(迫水久常)
有馬正文中将と私(西村友晴)
江口夜詩と海軍(江口浩司)
吉川英治先生と海軍(石川健逸)
第3部 技術と海軍
通信史の中の船橋海軍無線電信所(谷恵吉郎)
造艦技術上からみた戦艦大和の概要(松本喜太郎)
海軍における熔接技術(福田烈)
光学兵器工業の回顧(青木小三郎)
日本海軍の電波探信儀(松井宗明)
航空機用磁気探知機開発の経緯(松井宗明)
タービン翼車振動問題(久保田芳雄)
海軍の医学的研究(金井泉)
夢の超特急と航空技術-花島孝一談(広沢真吾)
「夢の超特急」の起源(三木忠直)
第4部 伝統と反省と
大東亜戦争の回顧と反省(中沢佑)
大東亜戦争の歴史的意義について(清瀬一郎)
戦争裁判の跡始末について(豊田隈雄)
記念艦三笠を救った国際人(加藤恭亮)
沖縄に生きている海軍(渡名喜守定)
海軍兵学校における精神教育(大西新蔵)
海軍の後に遺るもの(大西新蔵)
座談会「私の中の海軍」兵科予備学生(一・三・四期)
座談会「私の中の海軍」短期現役主計科土官(一~一二期)