特命検閲諮問問題答申

第１　主要方策樹立ノ理拠
当廠ノ使命ヲ特ニ重大化スル諸要素ノ考察
我海軍航空技術界ノ一般情勢
我海軍航空技術ノ現状ト出師準備トノ関係概観
試作機ノ失敗行詰及重要航空事故等ノ与ヘタル一般的教訓
当廠ノ設備増加及定員充実ハ急務中ノ急務ナリ
当廠主要目標ノ撰択
第２　現在実施シツツアル諸方策
部下指導ニ関スル件
実験研究促進ニ関スル一般方針ノ件
航空廠技術研究会設置ノ件
試作飛行機計画要求書並ニ計画書ノ検討審査ニ関スル件
航空事故防止ニ関スル主要事項ノ件
航空機用搭載兵器ノ改善並ニ之ガ確実性向上ノ件
定員不足問題緩和ニ資スル非常対策等ノ件
建築費節約（単価低下）並ニ仮設物礼讃ノ件
予算要求関係事務重視ノ件
航空用材料技術改善向上ノ件
造修作業ト関聯セル一般方針等ノ件
科学部ト関聯スル件
飛行機部ト関聯スル件
発動機部ト関聯スル件
兵器部ト関聯スル件（当部ノ規模ハ過小ナリ）
飛行実験部ト関聯スル件
医務部ト関聯スル件
中央就中航本技術部トノ連繋ノ件
海軍部外方面トノ連絡ノ件
欧米技術移入ノ件
熟練従業員ノ増員方策等ノ件
部外工場指導ニ関スル要諦ノ件
第３　今後採ラントスル方策（大体ニ於テハ今後引続キ前項ノ諸方策ニ拠ラントス）
第４所見
十一年度予算要求ニ就テ
中央トノ連絡関係ニ就テ
我海軍ニ於テハ今一歩『技術重視』ノ要ナキヤニ就テ
別紙・別表あり