皇国大日本史

序篇　国史を貫くもの〔総説〕
歴史の使命
国史の推進力
国体本来の姿
第１篇　皇国の建設〔肇国・皇威確立〕
肇国の精神
肇国史を忘るる国史
国土の創建
肇国本紀
肇国の大憲
神武天皇の創業
御東征と大和確保
天基の草創
建国の体制
皇沢洽し
崇神・垂仁・景行三朝の経略
外戦と外交
皇威韓国に及ぶ
第２篇　皇国の発達〔皇威伸張と皇政の恢弘〕
大化改新の胎動
閥族皇威を侵凌す
対鮮関係急迫す
大化改新の先駆
聖徳太子の偉業
太子未完の事業
大化改新の実行
逆臣滅ぶ
改新政治の断行
新政の完成と律令の改修
大化改新と固有勢力
天皇政治の本義
荘園の発生と対策
徹底せる社会政策
皇化東陲南辺に及ぶ
奥羽の拓殖と南島の帰服
平安朝期の蝦夷征定
貴族の僣上・皇威の衰頽
藤原氏帝権を凌ぐ
社会的不安と人民の困苦
院政の創始
後三条天皇の親政
院政の創始とその得失
武家の勃興と源平二氏
隋唐との交渉
崇唐思想起る
国民思想の勃興
政権武門に移る
保元・平治の乱
第３篇　皇威の隆替〔武家の政治〕
源頼朝と鎌倉幕府の創設
守護・地頭の設置
武家政治の経済的基礎
頼朝の尊王と敬神
鎌倉幕府の政権移行
後鳥羽上皇の皇権恢復の御企図
承久の乱
承久の悲劇
承久乱後の鎌倉幕府
幕政の特質及び法制
貞永式目の目ざすところ
元寇の撃攘・国民思想の高揚
文永の役
弘安の役
建武の中興
歴史的発展の中に理想あり
両皇統の迭立
両統迭立の是正
後醍醐天皇の親政
倒幕親政の御企図・隠岐の蒙塵
建武中興の政治
中興政治失敗の原因
南風競はず
足利氏の制覇
尊氏の覇業
足利時代の概観
義満の驕僣非望
将軍義持の非礼
義教の皇室尊崇
恕すべからざる義満の外交
足利氏の滅亡
足利時代の社会思潮
皇室の衰微
人民の困窮と土一揆
新勢力・新機運の勃興
織田信長の覇業
信長の勃興
信長成功の諸因
信長の皇室尊崇と敬神
信長の施政方針
豊臣秀吉の興起
信長の遺業継承
豊臣氏の政治主義
社会再組織政策
全国検地・封建制度の根柢
鉱山の採掘・府庫の充実
征韓役と国民の発展的精神
征韓役の結果
秀吉の薨去と豊臣氏の滅亡
徳川家康の統一事業
江戸に幕府を開く
家康の政治方針
皇室に対する幕府の態度
庶民に対する幕府の政策
本朝の文芸復興
鎖国と耶蘇教の禁止
徳川幕府の衰亡
封建制度の崩壊
諸藩の財政窮乏
自由と平等四民に還る
対外平等の要求
開国宣言
積極的外交政策の樹立
維新の大変革と反動
紛々たる世和
各地に叛乱起る
天皇親政は新興日本の根柢
天皇親政運動
統一日本の建設と御巡幸
立憲政治の確立
立憲政治は国史の発展
維新政府の公議政治
国民参政権の要求
立憲政治に対する叡旨
政党の組織
政党と薩長藩閥
憲法調査に伊藤博文の渡欧
皇室典範及び帝国憲法の発布
条約改正の顛末
条約改正は明治日本政策の根抵
条約改正の沿革と陸奥宗光の成功
皇威北に屈し南に伸ぶ
武士の窮乏と士風の頽廃
封建組織の根柢破壊す
鎖国政策の破綻
尊王論の発達と尊王運動
尊王論の淵源
外国勢力の侵迫と孝明天皇
孝明天皇の三大理想
第４篇　皇政の完成〔世界的日本の躍進〕
明治維新の真諦
維新の本質
維新と明治及び現代
王政復古
王政復古の精神・意義
維新の危機とその救解
封建制度の撤廃
版籍奉還の実現
新興日本の危機
廃藩置県行はる
明治維新と社会的革新
封建的社会問題の解決
現代社会問題の起因
産業革命と社会の変化
産業革命と社会の変化
労働問題の発生
社会政策と社会事業
政治の国民化
憲政擁護運動
政党内閣の出現
普通選挙権獲得運動
世界大戦の参加
世界大戦と日本
対独宣戦
青島攻略と南洋群島の占領
欧洲戦争と我が対策
シベリア出兵
対支外交
ヴェルサイユ会議と帝国
国際聯盟
国際労働会議
講和会議と皇国の躍進
世界大戦の影響
産業の大発展
樺太問題の沿革
明治政府の樺太政策
琉球問題の沿革・廃藩置県の断行
琉球の完全なる併合
朝鮮問題
征韓論の由来
征韓の廟議と両論対立
征韓論の両主張
日清戦役と皇国の躍進
日清戦争前の日韓関係
遂に宣戦の布告
日清戦役の勝利と戦後の日本
日露戦役
露国の東方侵略と我が対策
日英同盟の締結
露国の横暴と国民の激昂
日露の開戦
日露戦役
和議の成立
韓国の合併
統監府の設置
日韓の併合
防共協定の経過
支那事変
満洲国成立後の日支関係
支那事変の勃発
結論　われ等の進むべき道
付図あり
労働運動の勃興
無産階級の政党組織
世界戦後の帝国外交
東洋の禍根たる支那
石井・ランシング協定
ワシントン会議
支那及び太平洋問題
四国条約
石井・ランシング協定の破棄
ロンドン軍縮会議
経済恐慌と革新
国家主義の勃興
血盟団及び五・一五事件
二・二六事件
国際協調主義の破滅
満洲事変と満洲国の成立
満洲事変の基因
満洲国の成立
上海事変
国際聯盟の脱退
海軍条約の破棄