武侠艦隊
- サブタイトル
- 戦時英雄小説
- 編著者名
- 押川 春浪 著者
- 出版者
- 博文館
- 出版年月
- 1909年(明治42年)10月
- 大きさ(縦×横)cm
- 15×
- ページ
- 306p
- ISBN
- NDC(分類)
- 913
- 請求記号
- 913/O76
- 保管場所
- 地下書庫和図書
- 内容注記
- 共同刊行:東京堂 折り込図1枚 文武堂蔵版
- 昭和館デジタルアーカイブ
第1回 海底戦闘艇
東洋の大戦争
英国汽船ノルマンデー号
印度洋中不思議の現象
伊太利より乗組みし日本美人
海蛇か巨鯨か
露国潜航艇か?
第2回 従軍記者
船中の欧米諸国人
露国キザ男
秘密の発明
例の恫喝手段
列国の競争
世界裏面の英雄桜木大佐
日本の潜航艇
第3回 春枝夫人
前原海軍少尉
武侠団体の使命
浜島武文
日出雄少年
皆無事朝日島
空中軍艦
無線電信
セント、エリミヤ島の昨今
第4回 無上の愉快
シンガポール東亜新報
日本陸軍大勝利
一枚五十仙
好意謝します
支那人の万歳連呼
仏蘭西ハイカラ男
第5回露国売国奴
本国の敗北を笑ふ
痩犬に劣れる奴
前原少尉の憤慨と熱罵
露国浦監艦隊の如く卑怯な真似
最う止せ!卑劣漢!
第6回 日本武侠男子
不忠不義を悪むこと蛇蝎の如し
露国魂と日本魂との相違
ケナンスク露国亡滅の運命
諂諛を受くるは武侠男児の事にあらず
第7回 火光信号
ナツナ諸島
波間の赤き光
右に動き左に動き
高く上り低く下る観外塔上に武村兵曹も居るならん
「うねび」と月島丸
其物とは何?
第8回 平面レンズ檣灯
紀念軍艦「日の出」の昔ばなし
桃井男爵と竜子夫人
三百ヤード
水雷艇形装甲巡洋艦
短角二声の汽笛
売国奴の逃亡
第9回 将来の大戦争
仏蘭西東洋艦隊
独逸東洋艦隊
三国干渉事件
黄人禍論
秦皇島の怪事
新攘夷主義
東洋民族と西洋民族
第10回 第二十世紀スパルタ国
亜弗利加東岸の海光国
Uの頭字
逆巻く波に朝日の輝く旗
絶域の強力艦隊
武勇絶倫の大頭領
その人は日本人なりとの噂
第11回 冒険奇傑
稲村巌太郎
新造軍艦
天意と神力
竜子と竜子
紋蔵
文明国の梁山泊
日本海方面
探偵の如く其跡を追ふた
第12回 伯爵と秘密
三たび目の不思議
約束の時約束の場所
樺島伯爵と云ふ人
一通の密書
驚嘆と歓喜
最大事件中の最大事件
第13回 車中の奇遇
意外の場所で意外の人
長髪の偉丈夫と洋装の日本美人
顔は薄絹に
貴女も妾も秘密の境遇
一団の壮漢
汽車は南方へ走つて行つた
第14回 無人海岸
人不知の浜
城壁に似たる怪巒奇峰
巨人洞とも云ふべき巌〓あり
水烟の間に奇麗な石壁が見える
陸よりも海よりも近づく事の出来ぬ海岸
第15回 奇妙な鉄柱
何者が此海岸に来りしか
日本海の変事
怪巒奇峰に二個の人影
桜木大佐の眼識
不思議の間道
愕然として地上を指した
第16回 碧眼朱髯
靴の足跡
油断はなりません
少尉の偵察
夫人の隠れ場所
仏蘭西式
血走る眼の露西亜人
卑むべき露探通弁
第17回 露艦ポカチール
日本政府の探偵だな
浦潮艦隊中最速力の巡洋艦
今日は此沖合に来る筈
黙れ毒虫
外奴七人門作通弁合せて八人
スラリと長剣引抜いた
第18回 露探を斬る
電光石火
売国奴の血汐
見る間に五人を斬倒す
残る二人
春枝夫人の姿
仏蘭西鼻の最後
答ふるものは波涛の音ばかり
第19回 少尉の石投げ
一挺の拳銃
美人を担いで逃げ行く姿が見える
魔地に等しき此の場所
機転の早業
石はブーンと唸つて
ハツシと脛に当つた
第20回 約束の時約束の場所
衣袋に隠せる短剣
眼より高く差上げた
露国一流の悲鳴
許せ許せ屠所の羊同然
正に午後六時三十分!
第21回 湾頭の紅旗
湖水に似たる小湾
春枝夫人のハンカチーフ
長剣の尖端に着けた
海底戦闘艇の出現
八百メートル
観外塔上より立昇る黄烟信号
第22回 桜木海軍大佐
電気端艇
静波液
海鳥の泳ぐが如く湾内に入る
威風凛々武村兵曹
満身胆の快男児
帝国海軍々人の服装
第23回 愉快なる再会
武侠団体の大方針
日露戦争は千歳一遇の好時機
裏面の敵とは何?
春枝夫人の報告
少々変つた事
先づ岬上の光景を御覧下さい
第24回 武村兵曹
ヤア斬つた斬つた
惨澹たる光景
岬上に残る六個の死骸
ヨシ!私が引張つて来ませう
スラリと軍刀引抜いた
悪漢は慄ひ上つた
第25回 敵の軍事探偵
秘密を吐出せ
海光丸の後談
極東総督アレキシエフを見よ
露国人の卑劣は皆此通り
鉄拳で頭を打割つて仕舞ひませうか
第26回 死ぬ迄で捕虜
陰謀の巣
尽く海中に投込んで仕舞へ
悽愴極まり無し
露探通弁の死骸
汝も日本人
兵曹は両眼に涙を浮べた
第27回 巨人洞
石の浮橋
黒色旗なる三字
曚気の中を行く様である
消えんとする灯火
暗中の捕虜
真黒な鉄の函
第28回 義勇艦隊の噂
数ケ月を出でずしてバルチツク艦隊は来らん
黒海艦隊も来らん
一天忽ち暗く奇怪の探偵
長槍賊の巨魁李進の事
黒竜江沿岸に向つて
第29回 覆面王李進
長槍賊の巨魁
満洲馬賊の黒幕
水滸伝的豪傑は支那の名物
露国の佞人ベゾプラゾフ
清国裏面に烈士多し
帰れ帰れ
第30回 長槍賊と馬賊
西比利亜を蹂躙する準備
支那船に乗つて此沖を過ぎん
偵察者
李進一行を危険より救はんとする春枝夫人と前原少尉
黒海沿岸セパストポールー
第31回 牛の様な唸声
夜の九時頃になつた
空腹空腹
穴庫から出て来た品々
露探の食物
遠慮なく頂載致さう
旨い旨い
第32回 兵曹の憤慨
一理がある
人面獣心の徒に食物などは入らぬ
洞中の滑稽
忠勇なる出征軍人の遺族を見よ
泥亀の首を伸ばせしに似たり
第33回 奇怪の哨艦
檻の中の猿同類
白熱電灯の照すパノラマに似たり
沖合に動く黒い物四本烟筒が立つて居る様だ
十五分間海底戦闘艇を自由にさせて下さい
第34回 「うねび」島
哨艦ポカチールは消え去つた
その後の事である
浦潮艦隊が暴行せしは
奇麗な景色ですこと
伊太利子ープルス港外に似て居ます
地図の表面に黒き星
第35回 怪島の怪事
桜木大佐の物語
天然の一大要害
不思議の海路を発見す
白色の絶壁
巌を刳りし窓の如きものあり
火の光ホンノリと
第36回 「海底軍艦」と「武侠の日本」
怪光と堅塁を探検せんか
支那海に於ける日本海軍第一の根拠地!
海賊艦隊
朝日島の話
日露戦争と武侠団体の活動
第37回 一大秘密艦隊
此の地球上に存して居るのは
実に驚いたんです
白熱瓦斯の光に似たり
怒涛に朝日の輝く模様
世界の秘密国
艦尾の艦名は?
第38回 第一より第十三
すべて艦尾には同名
十数年以前行衛不明になりし非凡の雄才
暗中飛躍
日本の為に慶賀すべし
有明海軍大佐
機会は近き将来に来らん
第39回 帝国の北方
桃井男爵と稲村浜雄
千島列島の一なる沙子古丹島
二人の冒険家
敵は本能寺にあり
日本将来の大計
月すでに傾く
無人海岸
第40回 日本大雄飛の時機
機械の陸揚げ
閃光作用による通信
何処に感応するのだらう
海底戦闘艇無人海岸を去る
今、今、今、驚天動地の大活劇
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