図書目録ブキョウ ノ ニホン資料番号:000013092

武侠の日本

サブタイトル
英雄小説
編著者名
押川 春浪 著者
出版者
文武堂
出版年月
1902年(明治35年)12月
大きさ(縦×横)cm
15×
ページ
470p
ISBN
NDC(分類)
913
請求記号
913/O76
保管場所
地下書庫和図書
内容注記
発売:博文館,東京堂 装丁:和装
昭和館デジタルアーカイブ
和書 史料調査会旧蔵資料
目次

第一回 新造軍艦の沈没
ホンコン発電
日本領事館
英船の報告
樺島海軍大臣
東洋大波瀾の発端
潜水夫
波間の檣頭
布設水雷?

第二回 東洋波瀾の発端
海底戦闘艇の行方不明
櫻木海軍大佐
海上権力問題
軍艦「畝傍」の前例
支那海の捜索
外字新聞の記事

第三回 海底軍艦の物語
世界漫遊家
ネーブルス港
印度洋の航海
朝日島
電光艇
空中飛行
大海戦

第四回 日本豪傑の気風
英雄と麒麟児との再開
来賓接待室
柔弱なる西洋風
薔薇と橙の花
この坊主が日出雄少年
武村兵曹の帰艇

第五回 シンガポール港
シンガポール港の碇泊
英、仏、独、伊、墺、土、米等各国士官の来訪
一大の梟雄
英艦のヨーク大佐
ウルフコツフ海軍中将

第六回 東方侵略艦隊
露国軍艦「ネロー」号
これ旗艦なり
露西亜の軍備拡張
無法なる要求
隠見砲台
陰険なる面魂

第七回 両雄の睥睨(へいげい)
形式的の握手
双を交へし如し
再開の場所は何処ぞ
敵の「ネロー」号
ドウエル少佐の発電
ガルレイ中佐の出発

第八回 櫻木海軍大佐
支那海の航路
海底に碇泊せる電光艇
マラツカ海峡
観外搭上の二人
全速力の航海
セント、ゼームス岬

第九回 暗中の水雷母艦
数年以前の兇変
濱島夫妻の船室
航路信号の汽笛
サイゴン沖の方面から
何の応答も無し
探海電灯の光芒

第十回 露国の猛将
ガルレイ中佐
英国のマーブル号か仏国のカユール号か
否々露国の水雷母艦エルトン号なり
大事変の前兆

第十一回 日本建国の精神
武侠男児ありや
春枝夫人の回想
古武士の魂
暗中の甲板
露国の侵略主義を諭す
将来の大戦争
妖星の如き一点の光

第十二回 春枝夫人
鬼気身に迫る甲板
臆病風を吹かす勿れ
濱島武文の大笑
怪光は憐火なるか
恰も水雷艇の青色電灯に似たり

第十三回 艦上の剣舞
轟海軍大尉の詩吟
儁秀なる前原少尉
備前長船の名刀
星斗爛々たり
英雄古今児戯多し
万雷の如き響

第十四回 水雷艇の悪戦
新造軍艦「日の出」の最後
四十七ミリ速射砲
十六台の蒸気ポンプ
沈没間際の軍楽隊
自殺の覚悟
櫻木海軍大佐の出現

第十五回 R.L.VI.魚形水雷
武村兵曹と電光艇
何物の襲来ぞ
稀世の英雄
凹型の痕跡を印せしのみ
全て何事も分つた
憤怒百倍

第十六回 日露間の大問題
電光艇の戦闘準備
十年後の露国の戦闘力
三尖衝角
生命知らずの荒武者
塵殺するも可なり
能ふくんば生捕れ

第十七回 柏原一等水兵
剣を抜いて叱咤した
波上を巧く逃げて行く
ガルレイ中佐の生捕
中には日出雄少年も居る
信号橋に縛付けた
兎に角凱歌を奏す

第十八回 自殺か復讐か
櫻木海軍大佐の雄姿
春枝夫人の熱涙
無限の汚辱と遺恨
復讐は武侠男児の生命なり
静かに刀を収めて屹度頭を上げた

第十九回 探海電灯(サーチライト)
はじめて暗涙を浮べた
死より艱き生
艦長の任務
無言に大佐の顔を眺めた
既にスヰンキング、ブームの辺まで沈みたり

第二十回 司令塔の艦長
帝国軍艦旗の撤回
機密書類を焚く
余には余の覚悟あり
一二艘の端艇
艦長の自縛
其まヽ死んではなりませんぞ

第二十一回 海底の松島大佐
ズンヽヽと波底に沈む
抜刀して自縛を断つ
士官端艇「有明」号
物凄き名残
真に無念です
二百余人声もなし

第二十二回 沈没事件の真相
支那海上の漂蕩
前後策
隠すべき姿
指揮官室
海図を指しつヽ
大活劇の原因
如何にして第復讐の目的を達せん

第二十三回 日出雄少年
海上の誓約
自由を束縛せず
二百三十余人の武魂
百六十海里以南
大復讐の本城は何処ぞ
再び朝日島
男たしき奇麗な顔

第二十四回 電光艇の捕虜
ガルレイ中佐の糾問
リバープール港の昔話
東亜問題の激論
大胆不敵なる命令
小復讐と大復讐
櫻木大佐の安危

第二十五回 ガルレイ中佐の憤死
無礼者
大佐は神色自若たり
敵軍勇士の水葬
悪人に斬られし創傷
卑劣漢の白状
沙魚死体を争ふ

第二十六回 鉄槍の歌
支那海の端艇行
二十海里乃至二十五海里
無限の感慨
大佐曰く勇気を沮喪する勿れ
険山剣の如く巌石魔形を為す

第二十七回 露米密約の風聞
西班牙(スペイン)と比律賓(フィリピン)
米国遠征軍隊
黒幕の老英雄
国家的利欲主義
ワシントンの子孫
白色人種対黄色人種の戦争
耶蘇教国か偽善国か

第二十八回 比律賓独立国
アギナルド将軍如何
紅顔将軍の戦死
私の書寝
前原少尉等の出獵
春枝夫人の料理
マゼラン大巌窟
千五百二十一年の発見

第三十回 大巌窟の密謀
自然の伝書鳩
第一、第二、第三、第四の復讐
電光艇の偵察
濱島の一行はネーブル港へ
松島大佐の一行はシンガポール港へ

第三十一回 老英雄の頭字
T.Sと彫られてあつた
E.Aはアギナルド将軍なり
濱島武文の懐談
マドリツド府の袂別
武侠の旗風

第三十二回 東亜新報
シンガポールの偵察
侵略艦隊の集中
マーブル旅館の四人
秘密なる且つ不思議なる荷物
マニラ市陥落の悲報
米艦ヒユーラス号

第三十三回 マーブル旅館(ホテル)
非常に驚く可き人に出会した
危い処であった
一條武雄と空中軍艦
大西郷の遺訓
躍上つて歓ぶべき事
彼は私の実兄なり

第三十四回 空中軍艦の出現
武雄の住家はセイヌ河畔
自由党の首頭カルキール氏
花の如き美人
彼は悪魔にあらず天使なり
私はどうしても彼を説かねばならぬ

第三十五回 中将と少佐
彗星かと思はれた
自由号万歳
私は地団太を踏んだ
其服から火が出そうだ
眺望台の怪物
二人の国事探偵

第三十六回 米国巡洋艦
大巌窟の一夜
当番士官の驚愕
比律賓の小蒸気船
惨憺たる甲板の光景
橋上の美少年
英風颯々たる大将軍

第三十七回 日星の輝く軍旗
十二隻の端艇止まれ止まれ
轟大尉の勇躍
天に代つて汝を誅す
独立軍の軍旗を借し玉へ
艦上艦下猛火焔々
痛快痛快

第三十八回 濱島武文の驚愕
陸から万歳の声
武村兵曹は索を梯投げる
エンヤエンヤと端艇を漕ぎ出す
清麗月の如き美少年
驚愕の声は忽ち歓喜の色となつた

第三十九回 アギナルド将軍
十三勇士と一美人
英雄と英雄
満面の喜色
自由の神
武侠の神
瓜二ツの容貌
コルロス大佐

第四十回 大西郷の生死
バイアン山の麓に風月を友として
祖先の墓に菫の花咲く独立国
講和談判の詐謀
今や露国の捕虜たり
一同腕を扼して起つ

第四十一回 巴里行の役目
一人の大勇士とは誰れぞ
余の命ずる者に余の言を伝へよ
老英雄の手書
私は目を円くした
之れ天の命令なり

第四十二回 一條武雄とは誰ぞ
暗澹たる東洋の天地
一大希望の光
正義なる人類の為め
飛立つおもひ
彼は侠勇男児なり
私も将軍と友に巴里へ

第四十三回 蛮勇侠客
武侠修業者段原剣東次
今張飛の名
ダンベル将軍と号す
伏魔殿に獅子を追込む
性急が悪い病
私が行きます行きます

第四十四回 十三勇士と一美人
リオネル少尉とホーセ嬢
大飛躍の準備
武侠帝国の大総督は誰れならん
自発銀の如く燗眼人を射る人
武村兵曹と柏原一等水兵の腕押

第四十五回 活劇の三舞台
五舞台になる十舞台になるか分らぬ
柏原一等水兵と伝書鳩
マルコニー氏の無線電話
万歳万歳の声
オサラバ、サラバ

第四十六回 巨万の財産
ネープルスの取引銀行に
乞食の行列か大名の行列か
微かな声で言つた
三ヶ月以内
十二端艇を微塵に砕く
仏国マルセーユ港に上陸す

第四十七回 旅画師と探偵
露西亜形の鼻
ケルーゲル氏の訪問
セイヌ河畔一條武雄の城郭
西洋鬼ヶ島事件
大樹の梢に何者か居る
将軍と武雄との会見

第四十八回 鼻の赤き刺客
ランデー少年
薔薇婦人
カルキール氏の邸宅
三人無名氏の來書
見覚えある国事探偵
オヽ、あの声、あの声
空中軍艦の昇騰

第四十九回 雲煙万里空中行
東経七十六度、南緯十六度
印度洋中の汽船爆発
白頭の火薬商人
珈琲茶碗と黄色劇薬
財布がフツ飛んだ
本当に困った奴だ

第五十回 武侠帝国の牙城
現はれ出たる露西亜人
サーモヒレーの決戦に似たり
汝と共に微塵とならん
空中軍艦と海底戦闘艇
朝日島
武侠開基古帝国

図書目録のお問い合わせ

資料の利用については4階 図書室のご利用にあたってをご覧ください。

担当:
図書情報部 図書係
電話番号:
03-3222-2573
FAX:
03-3222-2626