神奈川県史 通史編 3
総説-幕藩体制の変革と崩壊-
第1章 近世中期の幕政と藩政
綱吉政治の展開と南関東
大久保氏の藩政の構造と展開
大久保氏と家臣団
藩政の展開と城下町小田原
元禄期の小田原領農村
富士山の噴火と藩政・村々の変質
元禄大地震と宝永噴火
小田原領の再編成
伊奈藩左衛門と被災地の村々
享保~延享期の村と町の変化
第2章社会の変動
新田開発
全国的概観-関東を中心に-
主要な政策と開発技術
県内の概観
前期の新田開発
享保前後の新田開発
後期の新田開発と荒地の再開発
郷帳と風土記稿に見る新田村
近世中期の村
村の変貌
名主刈谷亦八の世界
「分散帳」・「闕所帳」に見る農民生活
鷹場と鉄砲場
享保期の農政と農村
享保期と享保改革
定免制と年貢増徴
治水・水利と普請
殖産政策の展開
明和前後の社会状況
社会変質の徴候
強訴・徒党の頻発
明和七年の強訴・徒党禁止高札
天明飢饉とその影響
天明以前の飢饉
天明飢饉
幕府の対応
天明飢饉の影響
諸産業と商品流通
漁業
漁場争論
生鮮魚介の流通
東浦賀干鰯問屋
諸産業-林業・石材業・その他-
旗本領の支配と農民
旗本領の支配
旗本領の年貢と財政
一揆と打ちこわし
百姓一揆のない国
幕領や旗本領での年貢減免運動
村役人と村民の争い
農村商人の登場と市場をめぐる争い
天明の飢饉と土平治騒動
農業生産の発展を守る運動
天保の飢饉と打ちこわしの激発
第3章 幕府統治の改革
近世後期の村
地主と小作
畑作経営の諸相
村の商人と職人
村の金融
村の女性
寛政改革と農村
寛政改革
寛政期農政の特質
夫職貸付と郷倉の設置
出役と寄場組合
村方の風儀よろしからず
関東取締出役
組合村の設定
天保~安政期の政情と世相
化政期の残影
天保飢饉
天保改革と相武の村々
地震・風災・コロリ
江川代官所と江川英竜
村の文化
報徳と性学の人々
文人・画人・医者
村の芝居と俳諧
村の教育機能
江戸との交流と情報
第4章 藩政の推移
小田原藩政の展開と財政窮乏
藩領の構造
家臣団の構造
在地支配の形態
藩財政の窮乏
農村構造の変質
藩主の老中就任と天保改革
大久保忠真の藩政
忠真の文教政策と人材登用
後期の農民生活
宿場町小田原の構造
小田原藩における天保改革
二宮尊徳の実践と思想
二宮金次郎の出発
小田原仕法
尊徳の思想
近世文化の展開
近世初期の文化
小田原の産業と文化
小田原地方における近世文化
諸藩の成立と支配の進展
武蔵国六浦藩
下野国烏山藩
相模国萩野山中藩
第5章 交通の発達
陸上運輸の制度の整備
正徳・享保の宿駅制度改正
助郷の改定
宿と助郷の争論
宿駅制度の破綻
幕府の取締り令
宿・助郷の疲弊
宿駅制の終末
海運と河川交通
浦賀番所
湊と施設
航路と輸送
河川交通の発達
第6章 海防と開国
海上警備の強化
松平定信の海防計画
江戸湾警備の実現
江戸湾警備の後退
無二念打払令下の警衛
薪水給与令の復活
江戸湾警備の強化
ペリー来航
安政以後の海防
黒船渡来と神奈川条約の締結
欧米列強と東アジア
ペリーの来航と神奈川の人々
神奈川条約の締結
通商条約の締結と横浜開港
開港への胎動と社会不安の増大
日米修好通商条約の締結
横浜開港と貿易の進展
港都横浜の出現
開港当初の横浜と神奈川奉行の設置
居留地の決定と貿易の発展
横浜の発展と周辺農村の変ぼう
幕府倒壊
横浜鎖港論
神奈川府の成立
執筆分担一覧・年表・付表有り